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Google Apps Education Edition の導入事例: 日本大学

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2007年4月2日 - 日本大学は、Google Apps Education Edition (Google のホスティング型電子メール、IM (チャット)、カレンダーソリューション) を同校学生100,000人に適用することを決めた。しかも、本決断から稼動までの期間は、同校既存セキュリティシステムや学生基本情報システムとのインテグレーション作業を含めても 2.5 ヶ月程度で実現した。今後は、My Start Page を学生マイポータルとして利用していくことを視野にいれ検討していくことになっている。

日本大学 総合学術情報センター 事務局長 新家 勇氏
『日本大学は、Google Apps Education Edition によって、たぐいまれなテクノロジー環境を満足するシステム内容と運用コストで短期間に学生へ提供できた。今後、Google は教育機関全体に対して、大きな役割を担う会社だと思う。』

問題点

最近まで、日本大学総合学術情報センターの事務局長新家勇氏は、『日本大学は14学部を初め短期大学部や多くの研究機関を所持しながら、その数だけメールシステムを運用してきている。統合することにより、システム運用のためのサポート費用等を削減できるのではないか?また、学部間の学生サービスにおける情報格差の拡大を是正できないだろうか?』という課題を抱えていた。

そこで、日本大学は、学生向けEメールシステムの見直しを図ることを決め、協議を重ねた。教育機関として学生に最先端環境を提供することは一つのミッションであるが、インターネットで一般向けにも多く提供されているEメールの分野は技術革新がとても早く、同校運用でのシステムが実際の技術革新のペースについていくことは極めて難しいからと考えたからである。また、運用コストの面からも、Eメールシステムは、ストレージなどのハードウェアの拡張、メールサーバのソフトウェアのアップグレード、更にスパムやウィルス対策などのEメールシステムに付随するソフトウェアにも多くのコストがかかっていたからである。日本大学全体では同校の学生向けEメールシステムの運用コストは年額2億円程度かかっていた。しかも、そのシステムは、学部間によって機能格差が大きかった。

『Google の統合されたコミュニケーションサービスは、私が知っている製品、サービスの中で間違いなくリーディング Web ソリューションだと思う。ブラウザー内で、これほど使いやすい Web コミュニケーションツールは他にはないような気がする。学生には満足して利用していただけると思う。』
決断

日本大学は、既存の学生向けEメールシステムで利用している、ハードウェア、ソフトウェア、システム設定などを細かく見直し、既存のものに替わるハードウェア、ソフトウェア、サービスを徹底的に調査、検討した。結果、日本大学は、Google Apps Education Edition の導入を決定した。Google Apps Education Edition は、Google のホスティング型電子メール、IM (チャット)、カレンダーが統合されたアプリケーションサービスである。Google Apps Education Edition の導入決定の理由は下記の通りである。

1. 学生は既に使っていた
日本大学は、学生が Gmail を初めとした Web 上のフリーメールを利用し、大学のメールは就職時にしか利用されていないことが、ヒアリング調査でわかった。これは使い勝手等によるものが大きく、これにより、日本大学総合学術情報センターの今回の決断は、学生達にスムースに受け入れられることを確信した。学生達は、既に使い方もよく知っている。これにより、マニュアル作成や学内ヘルプデスクの負担も下がることにつながると予想した。

日本大学 芸術学部 3年 齋藤 哲也さん
『Gmail は、メール内の検索はとても早いし、アカウントで所有するスペースも大きいから、重い添付メールの送受信がたくさんあっても問題ない。これが学内メールでも使えるのなら、普段からよく使っていているのでレイアウトやインタフェースも見慣れているし、スパムフィルターもついていてとてもよいと思います。とくに、携帯電話メールアドレスにフィルター後の転送は非常に便利ですね。』

2. 説得力のある長期ビジョンを兼ね備えた実績のあるベストな製品
日本大学の主な学部は、学生向けにEメールしかサービスとして提供していなかった。しかし、Google の IM (チャット)やカレンダーと、Eメールの統合は、より簡単にコラボ作業を学生達が行うことができ、学生間や学生と教員、もしくは他スタッフ間のコミュニケーションの活性化につながる。日本大学は、Google のEメールを中心とした統合コミュニケーションハブの考え方に共感した。

日本大学総合学術情報センター システム管理課 課長補佐 小野 浩樹氏
『Google の統合されたコミュニケーションサービスは、私が知っている製品、サービスの中で間違いなくリーディング Web ソリューションだと思う。』
『ブラウザー内で、これほど使いやすい Web コミュニケーションツールは他にはないような気がする。学生には満足して利用していただけると思う。』

3. 継続的な技術革新
日本大学は、Google Apps に含まれるEメール、カレンダー、IM (チャット)は、現在、最先端というだけではなく、継続的に進化していくことを期待している。日本大学総合学術情報センターの事務長 吉野 英治氏は、『様々なサービスをインターネット上で提供している Google のユニークな実績のある技術革新のプロセスは目をみはるものである。そのプロセスで開発された技術が詰まった製品やサービスをリリースと同時にそのまま本校内システムに適用できること。更に、その際、ユーザに迷惑を全くかけることなく導入できることは大きなメリットだと思う。』

導入

日本大学は、Google Apps Education Edition の導入を決定してから稼動まで約 2.5 ヶ月で実現した。要求仕様として個人情報保護の観点から必要以上の情報を Google 社に提供しないという機密性、そしてアカウント情報を学内各種情報システムと連携という利便性、機密性と利便性というありがちではあるものの相反する要求を実現する必要があったが Google 社が提供する Provisioning API と SAML ベースの Single Sign-On (SSO) API の利用によって実現への確証を得た。Provisioning API を用いると Google Apps のシンプルな管理機能を大学組織に合致した運用形態に作り替えることができる。SSO を用いればキャンパス内の全ての IT サービスへの展開をも可能とする。いっけん Google 社の既製品をそのまま使っただけのように思われがちだが Web 2.0 時代のオープンな API を用いることで日大色の Google Apps Education Edition に仕立てた。

日本大学総合学術情報センター システム管理課 相川 成周氏
『Google の API が容易であるだけでなく洗練され充実していたおかげで短期間での開発が実現できた。サポートチームの対応の早さ・質の面でも満足している。この場を借りて感謝したい。今後も引き続き刺激的なAPI 公開に期待している。』

今後

日本大学は、当初7学部約3万人の学生を対象にして、最終的には全学部の学生に適用する予定。また、My Start Page を学生マイポータルとして利用し、既存システムとの連携を図ることになっている。更に、同校卒業生を含めた約 50 万人へのサービスとして Google Apps の適用を計画していき、学内のみならず卒業生コミュニテイでのコミュニケーションの活性化にもつとめていく。

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