モバイル端末の普及で進むマルチスクリーン化、注目すべき 2 つのユーザー行動とは?

2015年7月22日

日本のモバイル端末の普及率は、2014 年時点でスマートフォンが 46%、タブレットが 13% にまで成長し、ユーザーが情報に接する時の行動にも劇的な変化を生み出しています。ユーザーの行動を適切に理解することは、マーケティング コミュニケーションを最適化する上で重要です。本記事では、モバイル端末の普及によって変化した 2 つのユーザー行動について、Google の独自調査結果とともにご紹介します。

「ながら視聴」でデバイスを利用するユーザーが増加

「ながら視聴」でデバイスを利用するユーザーの割合まず、リビングなどでテレビを見ながらスマートフォンやタブレットを利用する「ながら視聴」が増えたことが挙げられます。Google の調査によると、テレビ視聴時に他のデバイスを利用しているユーザーは 69% にものぼります。一方で、「ながら視聴」をするユーザーの多くは、異なる目的でデバイスを利用します。たとえば、テレビ視聴時にスマートフォンを利用するユーザーの 83% は、異なる目的で利用します。

また、複数のデバイスを同時利用する際の目的で最も多いのは「ウェブサイト閲覧」の 60% で、次に「メール」の 51% となりました。

複数のデバイス間での「引き継ぎ利用」が増加

「引き継ぎ利用」をしたことのあるユーザーの割合2 つめの変化は、1 つのデバイスで行った行動の続きを他のデバイスで行う「引き継ぎ利用」が増えたことです。

たとえば、ウェブサイトの閲覧で「引き継ぎ利用」をしたことのあるユーザーは 67% にのぼり、そのうち 72% がスマートフォンから他のデバイスへ引き継いだという結果がでています。また、オンライン ショッピングの「引き継ぎ利用」経験者は 60% となり、そのうちスマートフォンから他のデバイスへの引き継ぎは 71% と、こちらも非常に高い割合となっています。

これらの結果から、多くのユーザーがスマートフォンを起点に「引き継ぎ利用」をしていることが分かります。なお、引き継ぎの方法では、79% のユーザーが「同じキーワードで検索した」と回答していることから、デバイス間は検索行動によって引き継がれる傾向が高いと言えます。

ユーザーの行動の変化を理解した上でコミュニケーションの最適化を行う

以上のように、モバイル端末の普及によって複数のデバイスを横断利用するユーザーが増えています。今後は、ウェアラブル端末の普及やクラウドサービスの充実によってますますこの傾向が強くなることが考えられます。

このようなユーザー行動の変化を受け、企業はどのような対策をすべきでしょうか?

このマルチスクリーン化が進む現状に対し、いち早く対応して結果を出した企業の一つにミサワホーム株式会社があります。同社は、まずスマートフォン ユーザーの行動をしっかり分析した上で、ウェブサイトのインターフェイスや導線設計を徹底的にスマートフォン ユーザー向けに最適化しました。その結果、キャンペーン時におけるスマートフォン経由の申込みが前年比で 39.6% 増加する結果となりました。(本事例の詳細はこちらからご覧いただけます)

このように、マルチスクリーン化によるユーザーのメディア接触行動の変化をしっかり理解した上で、ウェブサイトやコミュニケーションを最適化することが今後より一層重要になります。


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