購買行動の起点はスマホに 〜 多様化するユーザーの購買チャネルとは

2015年7月29日

スマートフォンの普及によって、ユーザーの購買行動は大きく変化しています。商品購入だけでなく、その前段階での情報収集の方法にも変化があらわれ、実店舗で確認した商品をインターネットで購入する「ショールーミング」も増加しています。今回は、そうした購買行動の変化を Google の調査結果等をもとに紐解いていきます。

ユーザーはまず、スマートフォンで情報収集する

Google が実施したモバイル ユーザーの実態に関する調査の結果、スマートフォン ユーザーの 81% がスマートフォンで商品やサービスの情報を収集したことがあると回答しました。そして、スマートフォンで情報収集を行ったユーザーのうち、36% がその後パソコンで商品やサービスを購入し、24% はオフラインで購入しています。モバイル ユーザーの実態に関する調査結果

つまり、ユーザーの行動はスマートフォンでの情報収集を起点にスタートして、そこからオンライン・オフラインを問わずさまざまなチャネルに広がることがうかがえます。

約 6 割のユーザーが 1 か月に 1 回以上スマホで買い物をしている

また、スマートフォンで商品やサービスを購入した経験のあるユーザーは 44% で、そのうち過去 1 か月間にも購入したというユーザーは 59% にのぼりました。さらに、1 か月に 1 回以上スマートフォンで商品やサービスを購入しているユーザーは 53% でした。スマートフォンで商品やサービスを購入した経験のあるユーザーの割合

これらのデータから、スマートフォン ユーザーの商品やサービスの購買頻度は比較的高い傾向にあり、情報収集に加えて購入までをスマートフォンで行う実態がうかがえます。

本や小型家電で増えている「ショールーミング」

ユーザーによる購買行動のもうひとつの大きな変化として、実店舗で商品を確認してからインターネット ショップで購入する、いわゆる「ショールーミング」の増加が挙げられます。

総務省の『平成 26 年版 情報通信白書』によると、ショールーミングを行ったことがあるユーザーは 7 割にのぼるとのこと。特に、タブレットや PC 周辺機器、ドライヤーといった小型家電と本はその傾向が高く、約 3 割がショールーミングを行って購入しています。

これらのデータからわかるように、ユーザーは時間や場所、商品の種類や価格などによって、さまざまなチャネルを使い分けて商品を購入しています。そして、スマートフォンは情報収集から購買までのプロセスの中で非常に重要なポジションを担っています。企業として、さらなる売上拡大を実現するには、このスマートフォン ユーザーにいかに効率的にアプローチするかが成功のカギと言えそうです。


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