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Monappy、仮想通貨モナコイン盗難の被害者全員に全額補償すると発表

IndieSquare社が事業継承するが、旧運営者の自己資本を持って全額を補填

 仮想通貨Monacoin(モナコイン)のウォレットサービス「Monappy」の事業を継承することが決定している株式会社IndieSquareは9月3日、サーバー上のホットウォレットから盗難被害にあった被害者全員にモナコインで全額補償する予定であることを発表した。対象者は7735人で、総額93078.7316MONA(1MONA=160円換算で1489万2597円相当)となる。Monappyは7月の時点でIndieSquare社が事業継承することが決定しているが、今回の事案に対しては旧運営者の自己資本を持って全額を補填することになるという。Monappyのサービス再開時期、補償時期、補償方法などは現在、検討中で、決まり次第報告するとのこと。

 Monappyのギフトコード機能の不備を悪用した高負荷時の攻撃で盗難されたモナコインはホットウォレット内のものとなる。同サービスの全残高の54.2%はコールドウォレットで保管しており、コールドウォレット内のモナコインに関しては不正送金がなかったとのこと。

 なお、IndieSquare社やMonappyからは、本事案を理由にメールや電話、郵便などでユーザー情報を確認しない意向であることを明らかにし、不審な問い合わせやメール添付ファイルに対しての注意喚起を行っている。