【ヤクルト】宮出1軍打撃コーチ、来季ヘッドコーチ最有力…チームを再建へ

スポーツ報知
宮出隆自

 ヤクルトの来季1軍ヘッドコーチに、宮出隆自打撃コーチ(42)が最有力であることが19日、わかった。今季限りで小川監督、宮本ヘッドコーチが辞任することが決定しており、新指揮官には高津2軍監督が確実視されている。その参謀役として宮出コーチに白羽の矢が立った。

 12年限りで現役引退した宮出コーチは、13年から2軍打撃コーチに就任。時に熱く、時に冷静な視点で、選手の兄貴分的存在として指導にあたっている。15年からは1軍に昇格。同年の14年ぶりリーグ優勝に貢献した。研究熱心で、着実に指導者としてキャリアを重ね、チーム内の信頼も厚い。

 今季のチームは打率が決して高くない中、1点にこだわる野球でリーグトップの637得点。得点力は高かったが、投手陣の乱調に加え、バント成功率の低さや守備の乱れも響き、18日に2年ぶりの最下位が確定した。館山、畠山らが引退、大引が今季限りで退団する一方、19歳の村上をはじめ、将来を背負う若手が徐々に台頭。世代交代の真っただ中でチーム再建を急ぐ。

 現時点で最終戦は28日の巨人戦(神宮)。シーズン後に発足する高津新体制へ、球団は着々と組閣を進めていく。

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