【東京2R・2歳未勝利】大物候補サトノフラッグがレコードV マーフィー「自分の人生のなかでもトップクラス」

スポーツ報知
デビュー2戦目で初勝利を挙げたサトノフラッグ(カメラ・頓所美代子)

 11月16日の東京2R・2歳未勝利戦(芝2000メートル=16頭立て)は、ディープインパクト産駒のサトノフラッグ(牡、美浦・国枝栄厩舎)が1番人気に応えてデビュー2戦目で初勝利を挙げた。勝ち時計は1分59秒5で、従来のJRA2歳レコードを0秒1更新した。

 スタートはひと息だったが、すぐにインコースへ誘導し、道中は馬群の内でじっくりと構えた。4角7番手で直線を向くと、外に持ち出して抜群の手応えで加速。ゴール前でもうひと伸びすると、2着のデジマノハナに3馬身差をつける完勝だった。新馬戦は6着に敗れていたが、一度使って見事に変わり身を見せた。

 オイシン・マーフィー騎手は「今までの自分の人生のなかでもトップクラス。調教からすごく感触が良かったし、レースに行くともっと良かった。まだ遊びながら走っていたし、本気じゃなかった。能力があって将来は楽しみしかない」と、興奮を隠さずに褒めちぎった。国枝調教師は「期待通りだったね。来年のクラシックに向けて楽しみ。この後は未定で、ひと息入れる」とうなずいた。クラシックの主役を張りそうな大物候補が、能力の片りんをのぞかせた。

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