米上院議員、中国ZTEのベネズエラでの案件巡り政府に調査要請
[カラカス 28日 ロイター] - 米上院のクリス・バン・ホーレン議員(民主党)とマルコ・ルビオ議員(共和党)は、ベネズエラ政府が国民の様々な行動を監視するためのデータベース構築に中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)<0763.HK> <000063.SZ>が協力し、米国の制裁に違反したかどうかを調査するよう米政府に要請した。
両議員は、国務省、財務省、および商務省に宛てた書簡で、ZTEが米国の制裁対象とする個人と協力したか、米国製部品を違法に使用したか、人権侵害などでベネズエラ政府を後押ししたかについて調査するよう求めている。
ロイターは11月14日、ベネズエラ政府のデータベースやIDカードプログラムに関連した調査について報じている。[nL2N1XN0RU]
ZTEとベネズエラ政府はコメントに応じていない。
米財務省の報道官は、今後調査を行う可能性の案件や保留案件についてはコメントしないとしている。国務省と商務省はコメントに応じていない。
ホーレン議員とルビオ議員はZTEに対するこれまでの制裁を強く支持してきた。
両議院の懸案事項のひとつは、ZTEが米デル・テクノロジーズの製品をベネズエラ政府のデータベースにインストールしたかという点。
デルの広報担当者は、そうした目的のために製品が販売された記録はないとしている。
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