バングラテロ

大学が過激派の「温床」 勧誘役の存在

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バングラデシュの人質テロ事件で亡くなった犠牲者を追悼するため花を手向け、悲しそうな表情で立ち去る女性=ダッカで2016年7月5日午後1時半、小出洋平撮影
バングラデシュの人質テロ事件で亡くなった犠牲者を追悼するため花を手向け、悲しそうな表情で立ち去る女性=ダッカで2016年7月5日午後1時半、小出洋平撮影

 日本人7人が犠牲となったバングラデシュ・ダッカで起きた人質テロ事件。実行犯の多くは裕福な家庭で育っていた。なぜ、比較的恵まれた若者たちが過激思想に染まったのか。背景を探ると、ネット上で拡散する「聖戦」の訴えに感化されやすい若者の姿やダッカの大学が過激派の「温床」となっていた可能性が見えてきた。【ダッカ金子淳、クアラルンプール平野光芳】

 実行犯らはインターネットのソーシャルメディアで過激派組織「イスラム国」(IS)への関心を強め、ネットを通じて過激思想に染まっていった可能性が出ている。

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