シャープ

拠点再編のリストラ加速 三原工場閉鎖へ

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 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下で経営再建中のシャープは2日、発光ダイオード(LED)などを生産する三原工場(広島県三原市)を2017年度中に閉鎖し、人員や設備を福山工場(同県福山市)に集約する方針を明らかにした。戴正呉社長は今年8月の就任以降、鴻海グループへの生産委託のほか、物流や購買の効率化などでコスト削減を図ってきた。旧経営陣が見送ってきた拠点再編などのリストラを加速し、17年度の最終黒字化を確実にしたい考えだ。

 三原工場で働く従業員約300人の雇用は原則、維持する。戴社長は2日記者団に対し、「移管に費用をかけても、効率化できることが分かった」と話した。スマートフォンなどを製造する広島工場(東広島市)も2カ所に分かれる製造拠点を1カ所に集約し、生産を効率化する。

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