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「ワクチン接種のペース遅すぎる」 EU各国で批判噴出 仏では意思確認に5日間

米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルスワクチンの瓶=12月18日、AP
米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルスワクチンの瓶=12月18日、AP

 先月下旬から新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった欧州連合(EU)加盟国で、接種のペースが遅すぎると国やEUの対応を批判する声が強まっている。フランスは政府が対応の不十分さを認め、方針変更を迫られた。ドイツでは英国と同様に対象者を拡大するために2回目の接種を遅らせる案も検討されている。

 「あまりにも注意深く始めすぎた」。フランスのベラン保健相は7日、テレビの番組に出演し、ワクチン接種が進まないことについて政府の責任を認めた。

 EU加盟国では先月26日以降、米製薬大手ファイザーと独バイオテクノロジー企業ビオンテックが共同開発したワクチンの接種が始まった。フランスも27日から開始したが、これまでに接種できたのは13万8300回(11日現在)にとどまり、60万回を超えているドイツに比べて大幅に少ない。

 フランスでは世論調査で、安全性への懸念などからワクチン接種に消極的な意見が多かった。このため政府は接種者が医師から説明を受けた後の意思確認期間を5日間設けるなど慎重な対応を取った。だが、実際に接種が始まるとペースが遅いと批判する声が噴出。カステックス首相は7日、…

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