Nick Bastone / Business Insider
- 1月はじめ、アップルは2018年10〜12月期の売上高予想の下方修正を発表した。iPhoneの販売低迷が原因。
- iPhone 7 Plusを2年以上買い替えずに使い続けている私は、アップルのiPhone問題の一因だろう。
- そこで、iPhone XR、あるいはXSに買い替えるべきなのかどうかを調べるために、最寄りのアップルストアに行ってみた。
私はアップルのiPhone問題の一因。
というのも、まったく問題なく動くiPhone 7 Plusを2年間以上使っていて、買い替えようとは思わないから。
画面は割れていないし、必要なアプリはすべてスムーズに動く(時々、クラッシュすることはあるけど)。それに、私のiPhoneで撮った写真は、友人が新しいiPhone XSやXRで撮った写真にまだ負けていないと思う。
そう! まだまだ私の7を使い続ける!
でも、新しいiPhoneに買い替えるといくらかかるのか、そしてコストに見合っているのかどうかが気になった。
ロック画面を開くためのFaceIDは魅力的に思える(私のiPhoneの指紋認証がうまく動く確率は、晴れた日で50%。雨の日は0%)。
また、ポートレートモードがフロントカメラにも搭載されたから、自撮りした時に今よりもうまく写るかもしれない。
いずれにせよ、買い替えるべきかどうかを調べるために、サンフランシスコ・ユニオンスクエアにある最寄りのアップルストアに行ってみた。
以下が私の感想だ。
新型iPhoneの中で最も安いモデル、64GBのiPhone XRを買うとしたら、支払いプランは毎月37ドル41セント。
iPhone XR。
YouTube/MKBHD
37ドル41セントは、今持っている7 Plusに毎月支払っていた金額と同じ。
しかし、私は2年以上買い替えていないので、支払いは完了している。去年の9月から、私のiPhone 7 Plusは完全に私のもので、アップルに1セントも払っていない。
つまり、もし買い替えたら、また毎月、機種代を支払うことになる。
7 Plus(コンディションは良好)を下取りに出せば、300ドル相当のクレジットがもらえる。
iPhone 7 Plus。
Apple
クレジットは毎月の機種代の支払いや消費税の支払いに使える。
しまった! いつも消費税のことを忘れてしまう。今、計算しよう。
64GBのXRの小売価格は749ドル、サンフランシスコの消費税は8.5%。つまり、XRを購入するためには、63ドル67セントの消費税を支払わなければならない。
消費税を払っても、クレジットはまだ236ドル33セント残る。新しいXRの毎月の支払い6カ月分に相当する。悪くない!
アップルのCEO、ティム・クック氏。
Getty
でも、本当にXRが欲しい?
Getty
XRの見た目や触った感触はあまり良くなかった。
スペックを見ると、7 Plusの方がXRよりも薄くて軽く、ディスプレイの解像度も高い。
買い替えるなら、256GBのXS Maxにしたい。毎月の支払いは60ドル33セントになる。
Hollis Johnson/Business Insider
毎月の支払いは、XRよりもかなり高くなる。そのうえ、1249ドルのXS Maxの消費税を支払うと、クレジットは毎月の支払いの3カ月分しか残らない。
何も支払っていない状況から毎月60ドル33セントを支払うようになるのは、大きな変化。何のために?
今使っている7 Plusはまだ良いコンディション!
Nick Bastone / Business Insider
誇らしいことに、ケースを使っていないにもかかわらず(ケースを使うと持った時の感触が変わってしまう)、私のiPhoneには小さいかすり傷がある程度。
また、バッテリーの持ちもまだ良い。それに、アップルの従業員が親切に教えてくれたのだが、わずか49ドルで新しいバッテリーと交換することもできる。
さらに言えば、確かにXRやXSには、進化した新型カメラが搭載されているが、私は2年半使っている「旧型」で撮れる写真のクオリティーにまだ満足している。
どんな理由があれば、ついに7 Plusから買い替えるのか私にも分からない ── たぶん、時々起こるアプリのクラッシュが頻繁に起こるようになったり、最悪の事態だがAirPodが接続できなくなった時だろう。
だが今のところは、あえてギリギリまで買い替えないことにして、アップルのiPhone問題の原因であり続けることにしよう。
(翻訳:Yuta Machida、編集:増田隆幸)