ナゴヤドーム大改装、人工芝張り替え&照明LED化

人工芝の張り替えとLED化が行われるナゴヤドーム

 中日の本拠地ナゴヤドームが2年連続で大規模改装することが24日、分かった。メインの照明をすべてLEDに変更し、人工芝を8年ぶりに張り替える。

 昨オフは、ビジョンを3倍にして横幅106メートルにおよぶ巨大な「106ビジョン」を完成させた。10億円規模といわれるが、今オフの総工費も匹敵するという。LED投光器は東京ドームやヤフオクドームで採用されている。消費電力が半分近く削減でき、発熱も少なく、明るさの調整も自在。球場全体のムードが変わるかもしれない。

 現在の人工芝は7年目。他のイベントに対応するため巻き取り式は変えられないが、最新型なら毛足がしっかりする見込み。今は他球場に比べても硬く、選手に負担が掛かっているが、プレーや体調面に好影響が見込まれる。

 ナゴヤドームは集客が課題。05年からの実数発表後は1度もなかった2万人割れが、今季だけで3度も起こった。人気カードの巨人戦(18日)でも2万人を割った。球場も中日球団も危機感を募らせている。

 野球やサービスなどソフトの充実は必須だが、ハード面でも魅力のある球場へ、投資を続ける。