ハリル監督、5月再集合までに走力トレの宿題命じる

宿舎で解散し車を運転し引き揚げるハリルホジッチ監督(奥)(撮影・江口和貴)

 日本代表ハリルホジッチ監督はウクライナ戦の約2時間後、代表宿舎からチームを離れた。解散前のミーティングでは再集合予定の5月20日までの心構えを説き、走力の向上、スプリント回数の増加などを指示。報道陣には「選手には『しっかりトレーニングしてほしい』と伝えた」と一言だけ話し、試合を観戦していたディアナ夫人らと自家用車に乗り込んだ。自らハンドルを握り、約2時間かけフランス・リールの自宅へ戻った。

 翌28日にブリュッセル空港から出国した日本協会の西野技術委員長は「(指揮官は)4月20日前後まで欧州に滞在する」と予定を説明。予備登録メンバー35人の選出前、最後の遠征で1分け1敗に終わった反省を生かすべく、海外組の状態把握やW杯(ワールドカップ)対戦国の戦力分析のため、視察を重ねる。