東海大・両角監督が大会新記録、復権へ青学大を警戒

東海大の両角監督(2019年12月18日撮影)

<陸上:高根沢町ハーフマラソン>◇12日◇栃木・高根沢町町民広場陸上競技場発着◇男子10キロ

箱根駅伝で総合2位だった東海大の両角速監督(53)が男子10キロの部に出場し、男子50歳以上の大会新記録となる35分40秒をマークした。

ピンク色のナイキ社の厚底シューズを履き「残り3キロはきつかった」というが快走。しかし、順位は男子50歳以上の2位。大会新記録ながら青学大に屈した箱根駅伝を彷彿とさせる結果。「見出しは一緒。箱根駅伝のように大会記録でも2位。昨季を象徴するように『やっぱりな』という感じ」。青学大の原監督が掲げた「やっぱり大作戦」にもなぞらえ、苦笑いした。

3月の東京マラソンでは95年福岡国際以来という42・195キロにチャレンジする。「けがをしないようにやります」と両角監督。当時のタイムは2時間26分44秒。25年ぶりのフルマラソンでは3時間切りを目指す。

7日から始動した新チームの主将は塩沢稀夕、副主将は名取燎太に決まった。指揮官は「頑張るぞという空気でスタートできている」。ハーフマラソンの部では上位20人のうち青学大選手が13人を占めるなど結果を出した。復権へ向け「新チームも青学は強い。何とかしないといけない」と力を込めた。