そしてこの立場から34年に《社会存在の論理》を発表し,〈種の論理〉を提唱した。それは,西田哲学を批判して田辺哲学の独自の立場を明確にしたもので,西田哲学が個と全体 ...
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「西田哲学」と並び屹立する「田辺哲学」の樹立者田辺元。その哲学の精髄を伝える選集。絶対的なものを無媒介に立てる立場を批判し、類、種、個の絶対媒介の論理、いわゆる「種の論理」を構築した代表的論文三篇を収録。全体主義に対峙する社会的実存の論理を提示した論文群。 Google Books
初版発行: 2010年10月15日
京都学派を代表する田辺元が、西田哲学を真っ向から批判し、田辺哲学として自身の体系的論理を展開したオリジナル論文集十二稿うちの前半七稿。
﹁種の論理﹂の構造的変. 化を意味するのではなく、むしろ﹁種の論理﹂の初期段階に含まれて. いた矛盾を、絶対媒介の論理を徹底させることによって解決しようと. す. る.
しかるに種の論理は種を直接. 態として立てるものである。従って媒介性と直接性との関係が当然そこで問題とならねばならぬ︵四. ・. 二二三︶ 。 後述するように、﹁直接 ...
資料詳細. 内容細目:. 図式「時間」から図式「世界」へ,社会存在の論理,種の論理と世界図式,存在論の第三段階,論理の社会存在論的構造,種の論理に対する批判に答ふ, ...
問いの所在. 本博士論文は、田辺元の「種の論理」の哲学的意義を探ることを目的としている。「種の論. 理」は多彩な田辺元の思想群の中で最も議論の対象となってきた ...
彼は敗戦直後に執筆した「種の論理の弁証法」の序文において,昭. 和 9年から15年にいたる聞に「種の論理」について論究しようと志した動機を回. 顧して,次のように語って ...