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Google エンタープライズ: ユーザー事例

「APIによって自社商品データベースから自動的に登録することができ、手間がかからない点も大きなメリット」

株式会社ディノス
マーケティング本部
マーケティング部
チーフ
稲土暁史氏

導入製品

Google Commerce Search

会社概要

今年12月に創業40周年を迎える、フジサンケイグループの総合通信販売会社。日本のテレビショッピングのパイオニアとして、テレビをはじめ、カタログ、インターネットでの通信販売を通じて、こだわりのファッションや機能的な雑貨、上質なインテリア製品から、美容・健康アイテムまで、顧客のライフスタイルを豊かにする商品を提供している。主要顧客層は30~40代女性。

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株式会社ディノス

Google Commerce Search で検索表示商品数が格段に増えサイト内検索経由の売り上げは約 15 %アップしました!

Google Commerce Search を日本で初めて導入

株式会社ディノス

日本におけるテレビショッピングの先駆けとして名高く、約 2 万点の商品を取り扱う総合通信販売会社のディノスは、2011 年 9 月 8 日、サイト内商品検索の機能向上のために、「ディノスオンラインショップ」にて Google Commerce Search を本格稼動させた。日本国内における Google Commerce Search の導入は、同社が初となる。この検索機能のバージョンアップにより、検索スピードの向上、誤入力から予測する「もしかして」対応などにより、検索の結果表示される商品数が格段に増えたほか、検索結果をカタログの種類や号で絞り込むことができるなど、顧客ニーズに合った商品を従来以上に的確に提案できるようになった。

同サイトは EC サイトに特化したパッケージソフトを用いて構築されているが、サイト内検索もこれまでそのパッケージに含まれている検索機能を用いていた。

「検索とはいえ、単にデータベースに SQL でクエリを投げて全文検索を行うというだけのものでした。ですので、ちょっとした入力違いがあると検索されず、また検索スピードもそれほど速くはないので、お客さまに対してそれほど使い勝手がいい検索機能をご提供できてはいませんでした」とマーケティング本部マーケティング部グループリーダーの井筒秀樹氏は言う。

それまでも、ほかの EC サイトが導入していたいくつかの検索エンジンを検討していたが、「それほど魅力を感じられず、採用を見送っていた」と言う。

そんなさ中に、Google から Google Commerce Search の案内が届き、「これなら使えるかもしれない」とさっそく検討を始めた。

辞書のメンテナンス性や網羅性が決め手に

株式会社ディノス井筒秀樹氏
マーケティング本部
マーケティング部
グループリーダー
井筒秀樹氏

「検索エンジンは、辞書がどれだけしっかりメンテナンスされるかが最大のポイントだと思っていました。Google はその点で、日々の膨大なトラフィックによる世界最大級の辞書づくりがなされているという大きなメリットを感じました」と井筒氏は言う。同社通販で比較的高いシェアを占めるのが、洋服やバッグなどのファッション商品。“ファッション”であるだけに、その新しいトレンド用語は毎日のように誕生している。

「Google では、新しい言葉がいち早くキャッチアップされていくだけでなく、ディノスでしか売っていないような商品の名前まで単語として認識し、検索することができます。こうした辞書のメンテナンス性や網羅性が一番の決め手になりました。もちろん、ほかの検索エンジンも一般的な用語は登録されているのでしょうが、 Google のようなスピードでは難しいと思います」

同社では、それ以前から Google ショッピング への商品登録を行っていた。 Google ショッピング とは、インターネット上で購入できる商品やオンラインショップに関する情報を整理し、同一商品の価格比較などの形でユーザーに提供するサービスである。EC サイトは無料で商品を登録でき、Google ショッピング ユーザーを誘導してもらえることが期待できる。同社も、この登録により Google で自社販売商品が検索される公算が大幅に高まっていたという事情もあった。

Google Commerce Search で表示させる商品の名称や写真、状態、価格などの情報は、Google ショッピング 同様、Google Merchant Center という商品データベースに登録する。「API によって自社商品データベースから自動的に登録することができ、手間がかからない点も大きなメリット」とマーケティング本部マーケティング部チーフの稲土暁史氏は言う。

ニッチな言葉も広く深くカバー

Google Commerce Search画面
Google Commerce Search画面

Google Commerce Search の導入効果は歴然であった。

「まず、直感的な比較ではありますが、検索スピードが従来より倍以上は速まったと思います」(井筒氏)

同社調べによると、次の例のとおり、検索結果の表示商品点数が格段に増えている。

  • 例1)「ひんやりマット」
    検索結果:導入前 2 件⇒導入後 24 件 ※「ひんやりジェルマット」もすべて表示
  • 例2)「TV台」
    検索結果:導入前 127 件⇒導入後 537 件 ※「テレビ台」も検索結果表示

また、誤入力に対して「もしかして」と正しいワードを表示するサジェスト機能も効果を発揮している。

  • 例)「野田放浪」
    検索結果:導入前 0 件⇒導入後 6 件 ※「もしかして:野田琺瑯」と表示

さらに、前述のとおりカタログの「種類」や「号」での絞り込みができるようになったことや、そのほか「ソファの硬さ」「新着商品」「再入荷商品」「値下げ商品」といったさまざまな条件での絞り込みも可能となるなど、商品検索の使い勝手は大幅に向上した。

「ひらがな、カタカナ、アルファベットなどの単純な表記違いは全部ひっかけてくれるほか、ニッチな言葉も広く深くカバーしてくれるので、検索結果が表示されないというお客さまのストレスが解消されるとともに、売り上げ増にも直結して業績向上の力になっています」と井筒氏は目を細める。そのとおり、Google Commerce Search 導入後、商品購入に結びついたキーワード数は 30 %程度増え、サイト内検索経由の売り上げは 15 %ほどアップ。サイト内検索後の滞在時間も 14 %増加している。

新しい顧客を獲得する役割への期待大

株式会社ディノス稲土暁史氏
マーケティング本部
マーケティング部
チーフ
稲土暁史氏

ちなみに、キーワード検索結果からの売り上げに占める比率は 7 %ほど。カテゴリ検索の売上が約 50 %で、TV やカタログの申込番号入力からの注文が約 20 %、残りは特集などの経路が占めている。ただキーワード検索からの売り上げは年々増えている。

また、サイトそのものへのアクセスは、65 ~ 70 %ぐらいが Google を含めた検索エンジンを経由しているという。

「SEO 対策やリスティング広告もしっかり行っているので、『ディノス』だけでなく、商品名やカテゴリー名での検索結果からのアクセスも多くあります。そのランディングページにも Google Commerce Search の検索結果が使われているので、検索精度が上がったことで直帰率が下がり、広告効果を押し上げています」(井筒氏)

Google Commerce Search では、管理画面で検索結果表示順位のコントロールができる。

「例えば、『マッサージクッション』と検索すると関連商品もいろいろと表示されるので、こちらとしては『マッサージクッション』そのものを一番上に表示させたいわけです。なので、この機能を使う局面が結構あると思っていたのですが、実際はそのものの商品が一番上に表示されるケースがほとんどなので、あまり使わずに済んでいます。Google の検索技術の確かさを感じますね」(稲土氏)

同社では、今後はスマートフォンなどモバイルにも対応し、さらにチャネルを拡充させていく予定だ。

「当面は、カタログを主軸にネットやモバイルで機能やチャネルを補完していくという方針で臨みますが、永遠の課題である新しいお客様の獲得に関しては既にインターネットが主力になってきています。そこでの検索エンジンの役割は非常に大きいと思っています」と井筒氏は力説する。