成功事例
継続的な分析と最適化によって、
ページビュー増に正比例した収益アップを達成
- モバレボ
株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、コナミ)と株式会社インターネットイニシアティブがそれぞれの強みを活かし、基盤の安定性と完成度の高いゲームで若者たちの人気を集めている株式会社インターネットレボリューション(以下、アイレボ)の携帯サイト「モバレボ」は、新たな収益源としてモバイル版コンテンツ向け AdSense に注目、2008 年 3 月に導入しました。AdSense で提供されている管理ツールをほぼ全部使い尽くすほどの絶え間ない最適化によって、現在では非常に安定した収益源として、AdSense はアイレボ社内で高く評価されるようになりました。
導入の経緯:広告主としての経験を踏まえて、AdSense を選択
2007 年 7 月に「モバレボ」を立ち上げたアイレボは当初、バナー広告、アフィリエイト、アイテム課金(アバターの衣装などの販売)を収益の柱としてスタートさせていました。さらなる収益としてアドネットワークの利用を考え、何社か検討してみたといいます。
「私は会員獲得プロモーションの責任者でもありましたので、モバイルリスティング広告、特にGoogle 広告 は検索連動型広告・コンテンツ連動型広告ともに広告表示が多く、効果が高いと感じていました。広告主として効果的かつ必要な広告であるならば、逆にメディアの立場で考えてみると、掲載機会が多く、収益を得やすいのではないかと考えました。AdSense は導入の障壁が低かったこともあり導入した上で経過を見てみることになり、2008 年 3 月に掲載を開始し、しばらくは掲載場所の改善などを繰り返していました。」
転機が訪れたのは 2008 年 7 月。プロモーションも功を奏して、学生が夏休みに入ると急激にページビュー(以下、PV)が伸び始め、PV増と比例するように AdSense の収益も上がっていくようになりました。
「春休みがある 2009 年 3 月は、AdSense で過去最高益を記録しました。AdSense はクリック率(以下、CTR)が安定しており、単純に PV が伸びれば収益が伸びるという感じなので、収益を予想できる点がありがたいですね。」
AdSense はサイトの重要な収益源の 1 つとして社内的にも認知されるようになり、現在では収益の指標として、「 AdSense」の欄が設けられたのだそうです。2008 年 12 月、「モバレボ」はさらなる成長のためにモバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)認定を取得。会員拡大を目指し、積極的なプロモーション活動を進めています。
導入後:手をかければかけただけ手応えがあるのがうれしい
自社で運用とメンテナンスを行っている「モバレボ」にとって、AdSense は、自分たち自身がどんどん手を動かし、チューニングできるツールが豊富に揃っていることも魅力だったといいます。
「リアルタイムレポートで結果がすぐに見えるので、PDCA サイクルを早く回せます。毎日管理サイトへアクセスし、状況を把握して常にチューニングを加えています。」
具体的にどのような施策が収益の向上を生んだのか、大塚氏は次のようなポイントを挙げてくれました。
成功のポイント(1): カスタムチャネルは最初から作っておく
「カスタムチャネルの設定は途中から追加するのは大変なので、最初から計画的に作っておくといいと思います。レポートを日別で捉えるだけでなく、その内訳をみてみないと詳細がわからないので、私たちはチャネル毎に効果検証して、効果が確認できたら拡大展開というように使っています。」
成功のポイント(2): カスタムチャネルをプレースメントターゲット広告誘導に活用する
「アバターやサークルなど、コーナーごとに細かくカスタムチャネルを設定しています。最初は社内でのパフォーマンス測定のためにチャネルを設定したのですが、現在はプレースメントターゲットとして公開し、チャネルごとにターゲットされるように工夫しています。また男性向け/女性向けというチャネルも設定しており、通常の場所としてのプレースメントの他に、デモグラフィック別でのプレースメントも試みています。」
成功のポイント(3): セクションターゲットで広告精度を高めるのは基本
「たとえば日記の始まりと終わりにセクションターゲットタグでstart,endと指定すること。コンテンツを強調することで、より関連した広告が出るようになるので、セクションターゲットは必須です。タグを使う前は関連性の低い広告が出てしまい、CTR も低く留まっていました。」
成功のポイント(4): カラーローテーションで CTR を維持
「最近、広告の背景色を変えるといいということに気づいたんです。サイトの色に合わせるのはもちろんですが、たとえば春に黄色から桜色へとか、夏だったら温かい色から涼しい色へなど、季節に合わせたカラーにちょっと変えるといったことで、収益が伸びています。」
これからの課題:モバイル専用の管理画面があるといい
これまでの運用を総括して、大塚氏は「クリック単価も、広告の関連性アップも、ツールとしては全部提供されていて、それを使うかどうかでかなり違いが出てくるということです。AdSense は導入しさえすれば即、収益が上がるというものではなく、やりかた次第で収益を向上させることができるといえると思います」と語ってくれました。
最後に、すでに提供されている管理ツールをほぼ使い尽くしている「モバレボ」にとって、次にAdSense に望むことは何かを伺いました。
「モバレボはフラッシュ ゲームを多数配信しています。フラッシュ対応の AdSense が登場したらすぐ使ってみたいですね。フラッシュ コンテンツは今後も増えてくると思うので、そういう新しいフォーマットの実験は大歓迎、いろいろやってみたいなと思っています。」
「改善の要望としては、モバイル AdSense 専用の管理画面が欲しいですね。現在はどの設定ページもまず PC 向け管理画面が表示され、次にモバイル向けのタブをクリックしなければなりません。他の設定画面に行くとまた PC 向けが表示されるので、最初に PC かモバイルか、きちんと分岐できるといいです。」
今後の展望:会員倍増に向けて本格ゲームを準備中
PV増に素直に比例するという AdSense の真価が問われるのは、まさにこれから。「モバレボ」は現在、さらなる会員数を目指して、ゲームコンテンツの充実を図っている最中だからです。
「今はカジュアルゲームが多いのですが、コナミの開発力を活かした大規模なゲームを、今年の夏頃に投入する予定です。ライトユーザーだけでなく、RPG ゲームや育成ゲームで頻繁にアクセスしてくれるヘビーユーザーの層を広げたい。そこから日記やコミュニティなど、全体的な PV の向上にもつながってくればと思っています。」
