成功事例
スピーディな改善でサイトを日々最適化
大手金融情報ポータルに挑む
- サーチナ
2008 年に「中国情報局(旧称)」時代から数えてウェブサイト開設 10 周年を迎えた「サーチナ」は、投資ニーズの多様化に合わせてサイトコンセプトの大幅なリニューアルを断行。各業界の専門メディアや投資コンサルタントなどのコンテンツパートナーとタッグを組み、「投資情報の総合ポータル」としての良質なプラットフォーム構築に力を注いでいます。
効率よいコンテンツ配信の仕組み、より多くのユーザーを得るための SEO 対策、ページレイアウト研究など、スピーディにサイトを改良していく PDCA サイクルに基づく活動の中で、Google AdSense(以下、AdSense)の最適化も最大限に実行し、収益の安定性を高めています。
導入の経緯: きめ細かな改善に、ユーザーはビビッドに反応する
株式会社サーチナのメディア事業にとって、広告枠の効率的な運用はビジネスの要。サイト内に埋め込まれた広告ネットワークを統合管理するシステムを自社開発し、1 つの広告枠に対して AdSense をはじめとするさまざまなアドネットワークの広告や純広告を掲載し、その表示比率を制御することで営業効率や利益の最大化を実現しています。
「成長戦略の中で媒体価値を高めること、サーチナだからこそ効果が出せるタイアップや記事広告の獲得を目指していくことは、メディアビジネスを進める上での基本姿勢です。しかし他方で、コンテンツターゲット広告の特性を活かしたネットメディアならではの間口の広いビジネスを仕掛けていきます」
"考えたら、即行動" がサーチナでは原則。大手にはまねできないスピード "決裁は 24 時間以内" 感こそが、同社の強みだといいます。
「AdSense の研究も熱心に行っています。AdSense アカウントマネージャーと密にコミュニケーションをとりながら、分析と改善の連続です」
サーチナは、各ニュースのカテゴリ別にカスタムチャネルを設定し、どのページの収益性が高いのか、また同じページの中でもどの位置の収益性が一番高いのか、非常に細かく細分化して数値分析を行っています。
「コンテンツの属性と AdSense の収益性を一覧にすると、その違いは一目瞭然です。改善していく過程において、改善結果の収益性を検証しながら作業していくので、高い確度で最適な効果を得ることができます。これまでの経験から、断続的に色を変える、ほんの少しデザインを変えるといったことに、ユーザーの敏感な反応が得られることもわかってきました。AdSense の研究を通じて、結果的にサイト全体のレイアウト構造が日々洗練されてきていると自信を持っています」
導入の結果: 最もクリック率が高かったのは記事直下
サーチナが検証したうち最も効果が高かった最適化について尋ねると、田中氏は「記事下の改善」だったといいます。
「ニュース記事のページは 3 カラムあるレイアウト構造ですが、最もクリック率(以下、CTR)が高かった AdSense は、左端に配置したものでした。つまり本文を読み終わった視点の延長線上にある AdSense が、CTR が高いというわけです。意外ですが、CTR の見地からは、ページ右上の広告枠が必ずしもベストな位置とは限らない、ということが社内で検証されています。ただし、イメージ広告やテキスト広告によっても効果は違ってくるので、商品によって適切な使い分けが必要ですね」
また細かな点では、広告カラーの設定は各ページの色調にあわせた設定が重要だとアドバイスしてくれました。
今後の展開: ユーザビリティに磨きをかければ大手サイトにも迫れる
今後のサーチナの目標は、より多くのトラフィックとユーザーの支持を獲得し、「投資情報の総合ポータル」として金融・経済メディアの一角を占めることです。この 7 ~ 8 月には、1 カ月間の合計 PV が 1 億の大台を突破。2008 年の北京オリンピック報道時から約 2 倍に伸張しているといいます。
「専門サイトとして、株価チャートやスクリーニング機能などの性能強化はもちろん、大量に蓄積された過去記事や最新の株式情報をフル活用したデータマイニング研究にも取り組んでいきます。ユーザビリティの向上にスピーディに取り組むことで、大手に負けない媒体価値を生み出すことができると考えています。専門性を高めることで、結果的に、よりターゲティングされたユーザーの回流を生み出し、よりユーザー属性に合致した Google 広告が表示されるようになるでしょう。ユーザーもサーチナも Google も、互いに良好な関係が成り立ち得ると思っています」と、田中氏は今後の抱負を語ってくれました。
