成功事例
記事内容に連動して広告が変わる AdSense は
ゲーム業界以外の広告主を数多く連れて来てくれる
- Wazap!
2 万 3000 タイトルを網羅し、600 万人以上のゲーマーがゲームの攻略情報を交換し合うユーザー参加型ゲーム情報ポータルサイト「Wazap!(以下、ワザップ!)」。ページビュー(以下、PV)の増加に見合った収益増を求めて、2007 年から Google AdSense(以下、AdSense)を導入、2009 年 1 月からはモバイルでも導入しました。これまでいくつものアフィリエイトやリスティング広告系サービスを利用してきた経験のなかでも「AdSense は PV に見合った高収益が達成できている」と語ってくれました。
導入の経緯: 広告とは異なる新しい収益源を模索
「ワザップ!」は当初主にアフィリエイト広告収入からスタートし、法人化した 2003 年頃から徐々に純広告を販売するようになりました。しかし「ワザップ!」の場合、「コアなゲーマーが多く、ユーザーからの投稿によってページが非常に長くなり、下部のスペースの収益化が難しい」といった悩みが生じていました。
「そこで記事の内容に連動して広告がどんどん変わっていく AdSense に期待しました。リピート率の高いユーザーにも常に新鮮に映り、クリックしてもらえるようにバランスよく広告を配置して収益につなげられればいいなと。ユーザーの投稿中心で文字情報が多いので、ページの中央部や下部に入れても良い結果が出る AdSense は、ワザップ! にとてもマッチしている広告サービスだと考えました」と語るのは、取締役のバロン森山氏。また、掲載期間で販売するバナー広告のみが収益の柱だった頃は、コンスタントに PV が成長していてもそれが収益に反映するとは限らないというジレンマがありましたが、それを打破できたのが AdSense だったといいます。
「それまでもリスティング広告系のいくつかのパートナーとおつきあいしてきましたが、AdSense は PV との相関があったのです。PV とよく比例しているということは、それだけ記事内容と良くマッチした広告が出ている証だと判断しました。現在ではリスティング広告も重要な収入源の 1 つに成長し、リスティング広告サービスのなかでは AdSense の比率が最も大きいという状況です」
導入後: ユーザー層に良くマッチした多様な業界の広告が表示されている
ワザップ! は 10~ 20 代の男性が 90% 以上という、非常にセグメントされたユーザー層をもっています。このため「必ずしもゲームではないけれど、男性層、年齢層にマッチした広告が高い割合で出ている」ということが見た目からも、クリック率(以下、CTR)からも実感できるのだそうです。
「ときどき純広告と AdSense に同じ広告が表示されていることもありますが、特に問題にはなりません。純広告はページ上部などの目立つ場所に掲載し、AdSense はそれ以外の場所に枠を設けるなどしているので、掲載位置が異なるという理由もあり、ブランディングのための純広告と、多数のサイトに出すことが目的の AdSense とを、出稿する側の広告主様も使い分けているのではないかと思います」
AdSense の掲載しやすさも視野に入れ、ワザップ! は 2008 年の夏に大幅なリニューアルを行いました。リニューアル前に効果の高かった枠を検討して、レクタングルユニットを入れやすい構造にしたり、300 ピクセルのイメージ広告が入りやすい幅のコラムなどに改良しました。またユーザー層をコアなゲーマーからライトユーザー層にも広げるため、掲載内容もニュースや動画などを拡充しました。
今後の方針: データ分析や新しい試みに徹底的に取り組む
「AdSense は、新しく開始すればそれなりの数字が出るのですが、いつも同じ位置にしておくと CTR が下がってしまう傾向にあるので、それなりに工夫をしています。レイアウトやリンクの色、それから細かくチャネル分けするなど効果測定しやすい環境をつくること。しっかりとしたデータ管理は運用上、一番大切なことだと思っています」
リスティング広告部門の責任者でもあるバロン森山氏は、レポートデータを CSV ファイルでエクスポートして Excel の独自の管理システムに流し込み、社内のさまざまな指標作成に使っているそうです。
「広告パートナーごとに常にモニタリングをしているのですが、AdSense のレポートがもっとも早く前日の数字を見られる点が助かっています。また Google は他のサービス、AdWords や Google Analytics などとデータ連動ができつつあるところもありがたいですね」
今後の展望: アライアンスを広げて、さらなるバリューアップを目指す
昨年からワザップ! API もスタートしました。これまでは自社サイト内のコンテンツを充実させ、PV を上げて収益を上げるという方向性だけでしたが、今後はいろいろなパートナーサイトとタッグを組むことで、より良い効果を生んでいこうとしています。またゲームメーカー等が直接「ワザップ !」のサイトにニュースを掲載できる「ワザップ! パブリッシャー・ネットワーク(WPN)」を開発し、提携先を広げています。
「これからはゲーマーと各メーカー様の間に立つハブの役割を果たしていきたい。ワザップ! がさまざまなゲーム情報のインフラになれたらと思います」
