オムロン株式会社
Google 検索アプライアンスの導入により、B to B サイトランキングで 2 年連続 1 位に。
より優れたユーザビリティを求めて
多岐にわたる領域において事業を展開するオムロン株式会社では、事業やサービスごとにさまざまな Web サイトを運営している。その中でも、いち早く Google 検索アプライアンスを導入したのが、インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー (以下 IAB カンパニー) の商品・サービスを紹介する日本サイト (http://www.fa.omron.co.jp) だった。この Web サイトはある調査機関の B to B サイトランキングにおいて 2 年連続 No.1 の評価を得ている。
「従来は、オムロン社内のすべてのサイトで、別の会社の検索システムを導入していました。しかし、そのシステムは柔軟性が乏しく、ちょっとしたカスタマイズにもとても手間がかかることが問題でした。また、すでに検索対象となるファイル数が、そのシステムの推奨ボリュームを超えてしまっていたこともあって、単なるバージョンアップでは私たちの求める検索環境の実現は難しいということが見えてきたために、私たちのニーズに応えてくれる新たな検索システムを探していたんです」 (IAB カンパニー グローバルサービスセンタ 伊達 桂氏)。
マルチリンガル機能でグローバル対応
IAB カンパニーの日本サイトが Google 検索アプライアンスの Google Mini を導入したのは 2006 年夏。実は、すでに他社の検索システムが候補として決まりかけていたというが、それをひるがえし Google 検索アプライアンスの導入を決めたのは、グローバルでの Web によるサポートを展開していくための必要性からだった。
「日本サイトだけでなく、グローバルサイト (http://www.ia.omron.com) での運用を視野に入れていたこともあり、"グローバルユース" を前提に検討したら、必然的にマルチリンガル機能を持つ Google 検索アプライアンスの採用が決まりました」 (伊達氏)。
先行して導入した日本サイトで好評を得たことで、同年末には IAB カンパニーのグローバルサイトでも Google 検索アプライアンスを導入した。
IAB カンパニーのグローバルサイトとは、44 の国とエリアのユーザーに商品情報を提供するグローバルポータルサイト。複数の言語を用いるサイトであるため、管理側にも日本語、英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語など、豊富な言語に対応するインターフェイスが求められる。だからこそ、16 カ国語にもおよぶ言語での管理が可能な Google 検索アプライアンスは最もふさわしいシステムだったといえる。
「オムロンでは、アメリカの現地法人とヨーロッパの統括会社でも Google 検索アプライアンスを導入しています。日本を加えたグローバル 3 拠点で、レスポンスのよい検索システムによるサービスの標準化を進めることができたんです」 (伊達氏)。
検索結果に対するお客様の満足度が向上
「これまでは検索に関して、検索結果に対する不満の声をお客様からいただくことが度々あったのですが、Google 検索アプライアンスを導入してからは、そういった声が減りました」 (IAB カンパニー グローバルサービスセンタ 西川 慈恩氏)。例えば、商品名で検索した際には、以前はその商品に付随する関連情報のリストアップが不十分だった。これは、以前のシステムでは、予め設定した情報以外を検索結果に表示することができなかったためだが、1 回の検索において 100 を超えるファクターから検索結果をランキングするアルゴリズムを持った Google 検索アプライアンスがその問題もクリアした。「お客様に対して、関連情報を含めたさまざまな商品情報を提供できるのは大きなメリットですね」(西川氏)。定期的にサーバー内をクロールし、登録された情報を自動的に関連付けする Google 検索アプライアンスの機能は、検索に対し、関連情報も含め迅速にわかりやすく表示する、というユーザーへの利便性の提供だけに留まらず、管理側にも大きな恩恵をもたらしたという。「Google 検索アプライアンスは、情報を自動的に関連付けてくれるので、複雑な設定やメンテナンスがいらず、新しい情報をサーバーにアップするだけでスムーズな検索を提供できる。管理・運営も非常に楽になりましたね。また、海外との連携が不可欠な私たちにとって、管理画面がマルチリンガルということにもメリットを感じています」 (伊達氏)。
レポート機能を活用しアクセス向上を図る
オムロンでは、Google 検索アプライアンスの持つレポート機能についても積極的に活用し、ユーザビリティの向上に取り組んでいる。このこともサイト評価が高いことの一因といえそうだ。
レポート機能とは、1 日または 1 時間あたりの検索ヒット件数や各種機能の使用状況などを表示またはエクスポートする機能。
「商品名や仕様などについての検索ワードに対して、0 件ヒットがあった場合には、SEO を見直したり、情報を付加するなどメンテナンスをしています。自動生成で作成されたページがクロール対象外の場合などは、静的なページを作成したり、といったこともしています」 (西川氏)。
優れたコストパフォーマンス
IAB カンパニーのサイト機能の向上を見て、オムロンのコーポレートサイトでも Google 検索アプライアンス (Google Mini) の導入を決めたという。「コーポレートサイトの担当者から問い合わせがあったので、私たちが感じている成果と利点を伝えたところ、"まずは、Google Mini から導入しよう" という話になったようです」 (伊達氏)。
採用決定の大きな要因としては、Google 検索アプライアンスの優れたコストパフォーマンスもあった。「あの価格であの機能は魅力的だと思います。他で同じレベルのものが見当たらなかったんですよね」(西川氏)。
サイトランキングで 2 年連続 1 位に
冒頭でも紹介した通り、IAB カンパニーの日本サイトは、ある調査機関がまとめた B to B サイトランキングで 2007 年、2008 年と 2 年連続で見事総合1位に輝いている。
「情報量や検索性など、さまざまな基準のユーザーアンケートに基づくランキングだと聞いています。多くの方に評価いただけているのであれば、うれしいですよね」 (西川氏)。さまざまな企業が Google 検索アプライアンスを導入するなかで、"2 年連続 1 位獲得" という快挙は、Google 検索アプライアンスが持つ多彩な機能を積極的に活用し、ユーザーベネフィットを追及し続けた結果ともいえる。しかし、その成果に留まることなく、Google 検索アプライアンスを活用したサイト改善に余念はない。
キーマッチやパラメトリック・ナビゲーションなど、Google 検索アプライアンスには機能が搭載されている。しかし、「せっかくある機能を私たちが使いこなせていない部分もあるので、これからはもっと多くの機能を活用して、さらなるユーザビリティの向上を狙っていきたいと思っています」 (伊達氏)。具体的に検討しているというのは、キーワード入力中の検索窓に、想定されるキーワードや絞り込みキーワードが表示されるサジェスト機能、セグメント化した検索インデックスに名前をつけることで検索対象を絞り込むことができるコレクション機能など。Google 検索アプライアンスの機能とオムロンのたゆまぬ努力により、今後も、新たな利便性が生まれ、ユーザーの評価も高まることが期待される。
