ダイバーシティへの取り組み - 採用
安田絹子(やすだ きぬこ)
慶應義塾大学 環境情報学部 卒
慶應義塾大学大学院 政策 メディア研究科博士課程修了
2008 年 Google 入社
YouTube チームを経て、現在は Chrome チームにてブラウザの開発に携わっている。
周りの人に「おもしろい」とか「楽しい」と思ってもらえるものを作り続けていきたいという。
学生時代は、最初からコンピュータを専門にしようとは考えていませんでした。「コンピュータを使っておもしろいことをしよう」という熱意を持って授業に取り入れる先生の影響で興味を持ったのが始まりです。OS や分散ファイルシステム、ウェブに関係することを研究していました。卒業後、Google に入る前に二社経験しましたが、一社目では携帯電話向けの製品を作っていました。データを同期したり、今 Google にある Gmail やカレンダーのような製品の携帯版などを作っていました。二社目では、PlayStation 3 に入っている Cell というプロセッサ上で動くソフトウェアの開発や高速化をしていました。大学では「必要なものは自分で開発する」という周囲の文化があったので、「こういう新しいことができたらいいな」と思って開発を続けていたら、気づいたらエンジニアという職業になっていたっていう感じですね(笑)
Google はおもしろい会社だなとは思っていましたが、実は就職するということはあまり考えたことはありませんでした。ただ前職でやっていたプロジェクトの着地点が見えて、次に何やろうか真面目に考えていた折に、Google はすごく勢いがあって時々びっくりするようなことをする会社というイメージがあって。そういう会社に身を置けるチャンスがあるなら、と思って応募しました。
いろいろありますね(笑)例えば女性エンジニアが少ないと聞いたので、結婚して子供を産んだりした時に、相談できる人がいるのかちょっと不安でした。あと、私は小さい会社にしかいたことがなかったので、「Google のような規模が大きく、優秀な人が沢山いる会社の中で、埋もれてしまったらどうしよう」とも考えました。実際に入ってみて、女性が少ないという点に関しては、ちょうど同じチームにいた女性エンジニアが相談にも乗ってくれるタイプだったので、不安はなくなりました。規模が大きい会社で不安だったという点では、チームを組みながらもそれぞれが好きなことをやっていて意外となんとかなるもんだな、と感じました。規模が大きいからこそ、「ここは頑張って、ここはリフレッシュしよう」とうまくリズムを自分で決められるのかな、とも感じています。
入社して最初は YouTube の開発を担当していました。YouTube でキーワードを入れた時に、検索結果として動画が出ますよね。当初はその検索のクオリティーが日本はあまり良くなかったので、一生懸命精度をあげていました。また、コメント検索機能やそのとき人気のあるクエリを表示する仕組みを作り、ユーザーにもっと楽しんでもらえるサイトになるように取り組んでいました。今は Chrome という Google が作ったウェブブラウザの開発に関わっています。ブラウザを作るだけではなく、HTML5 という新しい仕様に関わっている人と話をして、ウェブ上で新しいアプリケーションを走らせるための取り組みもしています。昨年、アンバサダー制度という社内の交換留学のような制度を使ってアメリカへ行ったのですが、そのときは数人でチームを組み、外部の企業に仕様を取り入れてもらえるよう働きかけたり、メーリングリストを通じて議論を進めたりといったこともやりました。
Google にはお子さんを産んで、ちゃんと休みをとり、周りに祝福されて戻ってきて今も活躍している人がいっぱいいるので、励みになります。長い休みの後、仕事に復帰するのはとても大変なことだと思うので、すごく勇気づけられます。周りの女性エンジニアには、相談に乗ってくれたり、自分が出した提案を全身でサポートしてくれる人もいて、見習いたいなと思いますね。Google では、性別関係なくちゃんとやっていれば評価や信頼がついてきますので、女性だから働きにくいと思ったことはありません。
「おもしろい」とか「楽しい」と思えるようなものを作り続けていきたいです。また、他の人のおもしろいアイディアで「いいな」と思うものがあったら、全力でサポートしたり、協力して一緒に作り上げていったりしたいと思っています。
入社前は Google には天才のような人しかいないイメージがあったので、「そんな人に囲まれてどうすればいいんだろう」という不安はありました。実際に入ってみると、基礎をしっかり理解したうえで新たな知識を吸収し、日々試行錯誤しながら新しいことにどんどんチャレンジする人たちの集まりなんだとすぐに気づきました。どこか変でおもしろい人も多くて、毎日刺激を受けながら楽しく働いています。女性にとっても働きやすい職場ですし、特にソフトウェアに正面から向きあって来た人であればこれまでの経験を 2 倍、 3 倍以上に活かせる職場だと思います。ぜひ一緒に作りあげていきましょう。