Yelp.com は地域のお店やサービスのレビュー投稿サイトで、数百万人が利用しています。レビュー ユーザーは「Yelper」と呼ばれ、レストランや美容サロン、歯科医院、スポーツジムなど、地元のお気に入りの(あるいは気に入らない)店の評価を投稿できます。開店したばかりのすし屋など未登録の場合は、エントリを作成して最初のレビューを投稿することもできます。
yelp.com は誰でも利用できます。サイトでテーマ別に検索すると、レビューのあるお店やサービスのリストが表示されます。リストをクリックすると、ユーザーが書いたレビューと評価(1~5 つ星)、お店やサービスの連絡先情報、ウェブサイトのリンクが記載されたページが表示されます。レストランやバーの場合は多くのページに写真も掲載されています。
Yelp 社はサンフランシスコ ベイエリアのレビュー サイトとしてスタートしました。当初は都会に住む 22~40 歳のユーザーが主に利用していましたが、今では幅広い層のユーザーが参加しています。Yelp.com はアメリカの主な大都市圏をほとんどカバーし、郊外にも急速に広がりを見せています。同社は Yelp 自体をコミュニティ ツールととらえ、これまで以上に情報量が多く楽しいサイトにするよう取り組んでいます。
口コミが広がり Yelp サイトが成長するにつれて、Yelp チームはサイトがどのように利用されているかを詳しく理解する必要がありました。Yelp 社の CEO の Jeremy Stoppelman 氏は、「少なくともアクセス データなしでは、何をしてよいかまったくわからなかったでしょう」と述べています。ウェブ解析の経験はほとんどありませんでしたが、サーバー ログにプログラムを実行し、簡単なウェブ解析レポートを手動で作成していました。それと比較すると、Google アナリティクスの導入はとても簡単でした。ウェブページにわずか数行の Javascript コードを追加するだけで、情報豊かな傾向グラフやトラフィック レポートにアクセスできたのです。「目からうろこでしたよ。さすが Google だと思いました」と Stoppelman 氏は振り返ります。
Yelp 社では Google アナリティクスを使用して、トラフィックの出所や参照サイト、キーワード、さらにはユーザーが使用しているブラウザのバージョンといった、ウェブサイトの管理者やビジネスにとって重要なデータを把握できるようになりました。特に地域に関するレポートは非常に有効でした。というのも、Yelp 社のサイトは地域に特化しており、サービスの開始やコンテンツの変更、マーケティング キャンペーンに対する地域ごとの傾向の分析は必要不可欠だったからです。
無料であるという点は Yelp 社のような新興のドットコム企業にとって非常に魅力的でしたが、シリコン バレー独特の風潮により、Google アナリティクスはベンチャー企業にとって欠かすことのできない存在になりつつあったと Stoppelman 氏は振り返ります。「シリコンバレーのベンチャー キャピタル企業の間で Google アナリティクスのデータが新しい成功の指標となり始めていることに気付きました。このデータを用いてビジネスの成功を証明し、注目分野における今後の成長の可能性についてアピールできるのです。ページでの広告の効果を測定したり、予測するのも簡単です。」
Yelp 社の成長とともに費用の問題も解消されつつあったため、同社では他のウェブ解析ツールも検証することにしました。競合するツールにも同じようなレポート機能はありましたが、結論として Google アナリティクスは同社が必要とする機能に加えて、分散管理される大規模なウェブサイトにおいて必要な信頼性と使いやすさも備えていました。また、他のウェブ解析ソリューションのレポートと、ログ サーバーを使用した独自の分析結果とが大きく異なっていることもわかりました。
多くのインターネット ベンチャー企業と同じように、Yelp 社のチームもプログラミングやユーザビリティ、マーケティングなどさまざまな分野の担当者で構成されていますが、どの分野でもウェブの分析情報に基づいて決定を行う必要があります。ウェブ解析は一部のアナリストだけでなく、企業のさまざまな分野と方法で利用されるようになっています。Google アナリティクスはこの点で非常に優れたツールであると Stoppelman 氏は言います。「直帰率のビジュアル表示など、情報がわかりやすく表示され、共有や処理も簡単なため、多様なチームのニーズを満たしてくれます。また、当社では誰でもレポートを閲覧できるようになっています。」
ソーシャル ネットワーク サイトの Yelp 社はユーザーの利便性向上を重視しており、競合の激しいローカル ビジネス サイトの業界において、ユーザーに画期的な機能と役立つ情報を提供するため日々努力を続けています。ユーザーと広告主に継続的に利用してもらうには、たゆまない改革が不可欠であり、Google のサービスにも同じレベルの改革と対応の速さが求められています。改善された地域別のデータ表示、サイト内検索レポート、業種別ベンチマークなどの新しい機能により、Google アナリティクスは急速に成長、発展するウェブサイトでも優れた効果を発揮します。
レビュー ユーザーとビジネス ユーザー、読者が参加する Yelp コミュニティは、Stoppelman 氏と担当チームにとって最も楽しく、価値ある空間です。Yelp ユーザーの存在こそが同社がローカル情報交換サービスを提供する所以であり、ユーザーを理解することは絶対不可欠です。「当社では Google アナリティクスを意思決定に活用してます」と、プロダクト マネージャーの Bryan Byrne 氏は話します。「日常業務のちょっとした判断の材料となったり、新しい戦略を試すきっかけになってくれています。サービスやトラフィックに関する業務を担当するほとんどの社員は Google アナリティクス アカウントにアクセスできます。」Bryan 氏によると、担当チームではコンテンツ レポートでユーザーの利用時間が最も長いコンテンツや、ナビゲーションの変更によるトラフィックへの影響を分析しているそうです。
評判が広まるにつれて、他のサイトからの参照が増える中、Google アナリティクスにより、ユーザーの感想やアクセス元を把握して、ウェブ上の活動を改善することができます。
新しくパートナーとなった Yelp 社に感謝します。