哲学研究第五百一号ならぬ。そこに反省が要求される。哲学的思索とは反省である。思索は、只、問題自体を知るため、事実を知るためにのみあって、行動と有用さから離れた純粋思索であらねばならぬ。そこから純粋理論が生れる。哲学の求めるものは純粋 ...
は、私の反省的様態なる概念は該様態と互いに交替し得るものとして私の非反省的様態もまたあることを予想しているように、哲学することとは、諸々の可能な実存様態の中の一つの様態に於て現存することであることを、具体的には、非哲学的生との対比に於て ...
三宅剛一. 次の反省そのもののエイドスへの反省である。これだけでは、しかしながら、第三次の反省は、ただそれの向けられる「對象」が異なるといふだけで、第一次、及び第二次の反省と本質的にちがつたものではない。第一次の反省が反復可能であった如く ...
... 反省するに一切の哲學の起發點なり。内的經驗口形式を興へ、抵抗力努力の経験は材料を給す。此根本的事實よりして力・本體・原内・渾一・同一・自由・必然の概念起ると。斯くの如く、彼は心理學を以て形而上學の基礎と見做し、內的經驗を以て一切の精神的 ...
... 哲學の原則とはなり得ない。實際生活はその如何なるものにもせよ、そのま、で哲學であるとは言へない。吾々の宗教哲學は宗教の本質を學間的に規定することが出来ないで終るかも知れない。ただ斯かる場合には、吾々は哲學的反省の範圍から、宗教哲學なる學 ...
三木清 語られ哲學 111 1 けれど私はこの場合哲學が如何なるものであるべきか、厳密に云へば少くとも私の心が要求しまた私がそれを興へる人でありたいと欲する哲學 ... 反省的なる経験である。彼の體驗は自ら反省にまで発展し、彼の反省は必然に體驗にまで還っ ...
... 哲学の方法論的側面についてみてみることにしたい。これを明らかにする上で重要なのは悟性カテゴリ一、すなわち反省規定についての彼の見解であろう。彼は反省規定について、「それがどこまで絶対者を捉える能力があるのか」と反省の限界を問題にし ...
... 反省(リフレクション)アルコトラ云ヘルニ非ズヤ。ヒュームハ印象(インプレッション)ノミュ非ズシテ、又念(アイデア)ヲ謂ヘルアリ。降テコント、ミル、ベイン、リュー井ス等二至ル、一人トシテ實驗哲學ヲ以テ單二咸覺ノミニ止マルモノト爲セシヲ聞カズ ...
... 哲學に闘する紹介飜譯研究著述は到底一こ、に列舉しがたいほど多種多様であつた。北哈吉のラスク紹介などもこ、に記憶され ... 反省」は、大正の初め頃から「哲學研究」に絞載され、一冊に纏められたのは同六年であつて、全體は西田の哲學的思索の ...