... 真済は七世不動の行者だったので、その加護があって明王の縛にかからない。しかし、そこまで責めるなら、真済を得脱させて妄念を消してやろう、というものであった。仏者の験力は呪詛にも加担しうることが示唆される一方で、最後は我執を絶つ方向での解決 ...
... 真済が継いだ。真済は京都の人で、師空海の教えを実直に受け継いで、自分は弟子を持たずに終わった。そのためか、真済の後、寺は衰微の一途をたどり文覚が復興しようとしたころには無住で荒れるにまかされていたのである。ところで神護寺に入っ真済はここ ...
... 真済◇しんぜい空海の身の回りの世話をした弟子として知られるのが真済である。二十五歳の若さで、でんぼうあじゃり真言宗の最高位である伝法阿闍梨になり、十ちとくだいいちけんとくむそう大弟子の中でも「知徳第一、験徳無双」と謳われた高僧だった ...
... 真済の大切な役目だった。空海から課せられた、仕事であったが、瞬時にして写しとる作業は、真 ちつぎょう真済の序文に、こんなところが. 空海の肉筆を手にして、競うようにして写しとる、真済の姿が、髣髴とする。不精をしていたのでは、再び看ることは ...
... 真済の序文は、極めて優れた文章であり、それは空海に劣らぬものとまで評価されていし、もとの十巻の形がほぼ復元された。一世紀に済暹の手で収集され、巻八以下を『続遍照発揮性霊集補闕抄』とぞくへんじょうほつきせいれいしゆうほけつしようさいしんこの真 ...
... 真済に加持祈祷させたという。両人は相撲をとって勝負をつけたという。良房が僧真雅に修法をさせた話を除いてフィクションである。ちなみに惟喬親王と惟仁親王の年齢差は六歳である。失意の惟喬は、紀有恒や在原業平とともに交野の渚の院に遊行した ...
... 真雅 Shinga Shingi 真義 Shingo 真興 Shingon 真言七仏藥師法 shichi butsu yakushihō shichishō 七聖 shido 私度真言学頭 Shingondo 真堂 Shingon gakuto Shingon'in 真言院 ... 真済 Shinzen 真然 shinzoku ikkan 真俗一貫 Shiōin 四王 Glossary 483.
... 真済編、済暹補)刊 3 冊洋装(袋) 26.5cm × 18cm 刊記:寛永 8 年( 1631 )京/石黒勝太夫「寛永 18 年( 1641 )南呂廿六日阿闍梨之砌求深栄常住」(巻末)異称:性霊集かんけぶんそう 1101 菅家文草 KANKE BUNSOU 菅原道真刊 12 冊袋 26cm × 17cm 跋:寛文 7 年 ...
薗田香融. とみえ、真済によって建立された実相寺は、「紀納言」ら一族の氏寺となったとする。また、『東寺長者補任」貞以上みてきたように真済と紀朝臣氏との関係は、単に出自のみならず親密な関係にあったことから、紀宿禰真貞と真済との家地・田畠の ...