2010年07月23日

テレビ番組:第13回 創ったヒト 大塚周夫1

アニマックスで『創ったヒト
という番組が放送されている。

あまりいい番組ではないが、
あまりメディアに出ない人たちが
出演するもので仕方なく録画している。
見てないものもけっこうあって、
いつか見ようと思っているが……。

番組が始まるというのを知ったときには
それはもう、すごく楽しみにしていた。

番組第1回目のゲストは野沢雅子。全4回。

ケンドーコバヤシと喜屋武ちあきが司会というところが
とて〜も引っかかったが、ま、総括したデータを
ながめていくだけなら誰がやっても同じか
などと番組内容まで勝手にイメージして
楽しみにしていたのだが、
ツッコミの浅さ加減にはびっくり、がっかり。

NHKのBSアニメ夜話と比べてしまっては
いけないということは「司会者は誰か?」と
自問するまでもなくわかっていることではあるのに
どうしても「あ〜、やっぱりその程度か〜」と。

野沢雅子は人気作の主人公ばかりを
超大量にやってきているので、
いったいどうやってまとめるのだろうかと思っていたが、
なに、そんなまじめな番組ではない。

ドラゴンボール?
悟空・悟飯・悟天 三役同時にやってすごいね?
トランクス役の草尾毅も出てきてフュージョンやって……。

のわー!!!
よくもまあ野沢雅子連れてきて
こんなしょぼい内容にできたもんだ!!!

演技者としては、なんですか!?
なんにもないんですか!?
三役同時、フュージョンの声合わせ、
そりゃ簡単じゃないだろうよ。
でもさ、そこが野沢雅子の評価ですか!?
そんなアクロバティックなところばっかり評価するんなら
山寺宏一連れてくるほうが
よっぽどいろいろ見れるだろうよ!


アニマックスが別時間に放送している番組の
宣伝を兼ねているような、
ゲストの仕事にスポットを当てているようで
実は関係した番組にスポットが当たっていて
その番組がまたいまひとつで。

役者がゲストなら、
その役者の隠れた何かを引き出す……
などという難しいことでなくても、
単なる総括でもいい。
あまり表に出てこない人たちだから
いままでの仕事を並べて解説し、
本人からも補足してもらうと。

それなら明らかに造詣度合いに不安のある
司会者でも不足なく進行できるのではないか。

番組時間は1時間なのだが、
そんなツッコミの浅さにうんざりする30分の次は
「それって代表作か!?」
とズッポリ全力で突っ込まざるを得ない
つまらないアニメが30分まるまる放送される。

番組宣伝ならば、せめて
そのゲストとそのアニメの具体・詳細な
解説でもしてくれないだろうか。

そのときには現在の司会者ではツッコミ力が
明らかに足りないことになってくるが。


で、いいかげん本題に戻すと。

しかし、じつは、どうしても、
これは録画しっぱなしではなく、
放送直後にすぐに見たい、
と楽しみにしていたのが
今回の、ゲスト:大塚周夫の回。

大塚周夫2

番組の内容の浅さ加減、
司会者のツッコミの浅さ加減には
やっぱりがっかりしながらも
ファンとしてはふだん話が聞けない人の
話が聞けた喜びで30点くらいは楽しめたかなと。
(いつもは100点満点中、10点程度。
 満足感などこれっぽっちもない)

しかし。

ちょっと気になったのは、
大塚周夫が来たときに司会者が
起立しなかったこと。
大塚周夫が立っておじぎをしているのに
座ったままですごく浅いおじぎでしか返していないこと。

大塚周夫1

相手は81歳で芸歴半世紀以上にもおよび、
いまもなお現役バリバリの役者ですよ!?

で、主に声優をゲストに呼んで
アニメを「創った」と持ち上げる番組にもかかわらず、
司会者たちはゲストに何の興味もないのを
全面に出し過ぎじゃないですか!? っての!!

ケンドーコバヤシはいかにもいいかげんにやってそうだけど、
喜屋武ちあき、おまえは「中野腐女子シスターズ」とか
オタクだのアニメだのそういうことで
芸能人として商売してんじゃないのかっ!?
それでその扱いか!? ほんとに腐ってんな!!

で。

大塚周夫といえば、わたしのなかでは
『美味しんぼ』の海原雄山である。
それから『名探偵ホームズ』のモリアーティ教授。

大塚周夫3

大塚周夫のなかでも海原雄山は
思い入れのあるキャラのようで、
1980年代のキャラ表に入っていたし、
(役者としての過程を年代で分けることに
 どれくらい意味があるのかどうか……)
大塚周夫本人も「海原雄山ですね」と
真っ先に挙げたのに、
ケンドーコバヤシは「来ましたねー」などと
どうでもいいあいづちを打った直後に
『ドラゴンボール』の桃白白!?
『北斗の拳』のジャギ!?
そんなチョイ役みたいなところへ
話を持って行くんじゃないよ!

喜屋武ちあきはほんとつまらなそうだったなー。

『ピーターパンの冒険』のフック船長の役作りを
偉そうなのに臆病者だったりと説明しているのに
死んだ魚の目で聞いてやがって!!

ま、ド腐れなんとかなんてやってるくらいなんで
腐ってるのが好きなんだろうけど!

ほんと、なんども不愉快にさせられた。


なんだかんだと言ってみても、
大塚周夫の回はもういちどあるので
それも見るけど。


honorable_maeda at 12:03│Comments(2)TrackBack(0)clip!テレビ番組 

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この記事へのコメント

1. Posted by コーセイ   2010年07月25日 23:07
4 コメント失礼します。

大塚周夫さんのファンで、番組を見て同じ感想を覚えました。
司会としての意識がまったくないことを全面に出しているあの二人に、憤りを覚えました。

それでも、役作りに関して興味深く面白い話を聞けたのはファンとしては嬉しかったです。

私は『名探偵ホームズ』のモリアーティ教授で周夫さんのファンとなりました。
教授には周夫さんの魅力が凝縮されていると思います。
まだまだ頑張ってほしいものです。
2. Posted by 前田先生   2010年07月26日 22:20
わたしもモリアーティ教授、大好きでした。
一番好きなアニメも『名探偵ホームズ』です。
でもそのころはまだ小さかったので役者にまで意識が行かなかったんですが、それでもモリアーティ教授は強烈に記憶に残りました。

番組2回目も見ました。
役作りのところ、よかったですねー。
番組についてはもう同じようなこと書くしかないのでここでは取り上げませんけど、一生懸命いろいろと語ってくれているのに、ほんと、ひどかったですね。

やっぱり司会者のノリって大事ですね。
どんなにこっちが前のめりになっていても、あの2人のせいで、大塚周夫が否定された気分になってきますからね。

池田秀一の回も少し見ましたが、ぜんぜんノリが違うんでびっくりしました。ガンダムはすごいしシャアもよかったけど、2人の趣味で番組やられたら一番困るのは番組制作者だと思うんですけど、どうなんですかね???

そうはいっても一応これからも番組は見ていきます。
少し悔しいですけども。

わざわざコメントありがとうございました。

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