チャプ12レビュー 〜シベリン記憶編〜

ネタバレ注意

シベリンは結局なんなの?って思ったチャプ11。
チャプ12ではぼんやりと形がつかめてきました。
なので会話書き出しと、レビュー、例によってネタバレ注意です。


オープニングの時より前の、船襲撃準備のときの話。



シベリン:わざわざ幼馴染に別れの挨拶でもと思ったのに、行くな!なんて言われるとはな……ちくしょう。

シベリン:ばつが悪いな。

シラク:小娘のようにぼろぼろ泣くとはね、やってられないな。ふっ。

シベリン:小娘のようにじゃなくて……。

シベリン:小娘のようにじゃなくて……。小娘だから……。

シラク:マツケムシは松葉を食べて生きるんだ。この世界に入ったからには、一発勝負するのも悪くない。

シベリン:今回の報酬は確かにすごいからな。うちの老いぼれもそろそろこの世界から足を洗って欲しいと思うし……。

シラク:ふ〜ん?この世界の野郎のくせに、オヤジのことも考えてはいるみたいだな?
似合わないのに優しいふりをすると、この世界のやつはすぐに死ぬものだ。
それくらいにしておけ。

シラク:……大事を前にして、なんてツラしてるんだ?縁起でもない。

シベリン:ちぇ〜。誰に対して縁起でもないって?!ふん……。

シベリン:でも、今回のことさえうまく行けば……そのときには、こんなことから手を引いて……。

影兵士:準備はいいか!全員、自分の配置につけ〜!

シベリン:けっ。心配するな。そっちこそ約束忘れるなよ。オレはプロフェッショナルだ。ミスせずやり遂げるから見ておけ!

黒い預言者:……ふむ。それは心強いな。

シラク:ちっ……こんな大事に関わるのはやはり気分的にいまいちだ。オルランヌ……結局このようになるのか……。

シラク:王位継承問題などに巻きこまれるとは、今度ばかりは……失敗したら首が飛ぶ覚悟はしておかなければ。
ふん……。あの真っ黒いので覆われたやつらはどこの所属だろうか?

シベリン:それこそ、オレたちのような傭兵が気にすることないじゃない。オレたちは金をもらって、言われたことをしっかりと処理すればいいのさ。

シラク:……シャドウ&アッシュの規模がいくら大きくても所詮は一介のギルド。それを動かしてあえて王位を覆そうとは、よほど身のほど知らずな考えを持つやつらではないと難しい。

シラク:ふむ、しかしシベリンの言うとおり、オレたちのような傭兵が依頼者についてあまりしりすぐているのも命にかかわることだろう。

影兵士:時間だ!準備!足音を殺せ!

シベリン:さあ、そろそろ始めようか?

黒い預言者:約束したこと、忘れてはいないだろうな?シベリン・ウー?




小娘のように泣く、というのは、最後まで読んでいけばわかりますが、カミラさんのことです。
カミラさんは幼馴染なんですよね、本物のシベリンの。


シベリン別人説有力なシラクのセリフ

シラク:傭兵のくせに幼い小娘とペアになるとは、心を入れ替えていい人間にでもなったのか?
それにおまえはいつだって敬語なんて使ったことなかったじゃないか。

シベリン:(心を入れ替えて……?それじゃ、以前にこの人と知り合いだたオレは……こんな話し方じゃなかったのか?)

シラク:なんで、以前にあのオルラ……う、ううん。ともかくあの真っ黒のやつらの下で働いていた時は、この世にこんなやつがいるかってほどの礼儀知らずだったのに。ふん……。



そしてまたシラク登場。
というか、チャプ12ではシラクとも一緒に行動しています。
ボリスを追っているらしいけど、シベリンの記憶フラグにもとっても関与。
そのためにランケンの無理難題なアイテム集めをして砂漠に来た彼らって・・・(目頭


ここでさらに、ベルナール襲撃前のシベリンと今のシベリンが別人である疑惑が深まります。
実際にベルナール襲撃前のシベリンの口調とは違いますよねぇ。
ナイスシラク(・ω・)b


ベルナール襲撃に行く前のカミラさんと



カミラ:……私、やっぱり今回はだめ。不吉なの……未来が見えないの!

シベリン:何だよ〜わざわざ挨拶しにきたのに……いい事を聞けないにしてもそれはないだろう?それでもおまえはオレの友達か?!ちぇ……。

カミラ:行かないで……一度だけ私のわがままを聞いて……ね?行かないで。

シベリン:おまえらしくないな、どうしたんだ?おまえは誰のどんな未来を見ても、今まではなんともなかったじゃないか。本当にらしくないな。

シベリン:不吉な未来が見えるわけでもなく、未来が見えないなんて……そんなことが今まであったのか?

カミラ:初めて。わざわざ占いをしたことはあまりなかったけど、それでも占いをしても結果が出なかった事は今までなかったの。今回が初めてなの。

カミラ:何も見えない!まるで何かがもつれるかのように、ごちゃごちゃとした模様がみえるだけ、どんな未来も見えなかった。
本当に不吉……不吉なんだってば!

シベリン:まったく、不吉だ不吉だって言うな。すっごくいいことなのか、すっごく悪いことなのか、やりもしないでどうしてわかる?!

シベリン:どうせ人生のるかそるかだ〜!オレがそういうふうに生きるやつだって知らなかったわけでもないだろ?

カミラ:でも……だめ。行っちゃダメ!今まではあたなが時々汚い仕事をするしかないというから黙ってたけど、今回はダメ!

カミラ:でも!!

シベリン:……今回さえあの人たちの言うとおりにすれば……。そうすれば、一気にこんなうっとうしい人生から抜け出すことができるから……。

シベリン:カミラ……オレは、このままのうのうとはとても生きられない。たとえ死んだとしても、一発大きく稼がないと……。

カミラ:ダメ!!

(暗転)

カミラ:……それが最後だった。彼に会ったのは。彼が去ってしまった後、初めは見えなかった未来が鮮明に見え始め、私は何日間も眠れなかった。

カミラ:彼は真っ青な海を前にして立っていた。砂漠に住む私は一度も見た事が無い、青く威圧的な海の前に……。

カミラ:そのむなしい波間に彼は赤い血の跡を残して、消えていった。目を閉じても横になっても、空を見上げても……彼の未来を消せなかった。

カミラ:……消せなかった

カミラ:彼はもう、来ない……彼の記憶を持った人はもうこの世にいない……。


カミラさんは昔から人の運命が見える人。
誰と遊んでも、どうなるか分かってしまうから一人でいた。

だけど一人の少年、シベリン・ウーが花だって折ってしまえば枯れるって分かってるけど、綺麗じゃないか的な事を言って。
運命が分かっていても子供として遊びなよ、とカミラさんの友達になるんですよね。

だからカミラさんにとって、本物のシベリンは特別だった。
もう、この記憶を持っているシベリン・ウーは居ない。


個人的なシベリン予想

今のシベリンはベルナール公子。

シベリンがベルナール公子を殺したと思っているのは、カミラさんも言っていたように記憶違いかと(此方からチャプ11のシベの記憶編がみれます
殺した記憶、とシベリンが言って、カミラさんが否定しなかったのは、本物のシベリンに対する思いからの意地悪かと思う。
チャプ12の時点で死んでしまえば、と言っていたし。

んで、前のシベリンが怪我をして運ばれてきた話に戻るんですが。
今のシベリンと前のシベリンはそっくり。
だけど、貴方は身体より記憶が危なかった、ちょっとした失言で命を落とすほど、とカミラさんが言ってたのは今のシベリン=ベルナールに対してになりますよね?
ということは、本物のシベリンもオルランヌに関係があるのかもしれない。

もしかしたら、双子の弟で庶民の中で暮らしていて、ベルナール自体は知らないとか少しだけ聞いていたとか、そういうのかもしれない。
だから、双子の弟が居たと知って、死んでしまったと言う事がちょっとした失言で命を落とす記憶だったのかもしれないし。
あえてカミラさんが本物のシベリンを殺すことになった、シベリンを放って置けなかったのも公子という身分だからかも?

黒い預言者が「約束を…」と言ってたのも、もしかしたら襲撃自体がすり替えなのでは?
オープニングで「オレにだってお前くらいのことはできるんだぜ」と言ってたのも、すごく気に掛かってるんですよね。


本物のシベリン=ケレンスの本当の息子ではない


は、オヤジと素直に言ってないところからも、なんとなく推測できる。
もしかしたら、本物のシベリンもオルランヌに関係のある人かもしれない。





と予想してみるんだけど、チャプ13−2まで出てる今、どれだけシベの話完結してるんだか。
全然情報が無いんですよね、シベリンに関して(つД`)

頑張ってシベチャプ進めます(・ω・)b


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