POMERA DM100 と親指シフト
POMERA DM100 と親指シフト
2011年12月9日旧記事再録
SOURCENEXTからKING JIM POMERA DM100の宣伝がきました。
以前にもにたようなのがきてDM10でしたね。
ビックカメラで実機をさわって、
食指が動いたのは間違いありませんが、決断できませんでした。
その理由はというと、
- 入力方法がJISカナとローマ字であったこと
- 折りたたみキーボードは斬新だが、本体厚みがありすぎる
でしょうね。
ところが今度のDM100は
- 親指シフトができる
- Bluetooth接続ができ、①PCやモバイル用のキーボードとして使える、②ファイル転送ができる
というものでした。
OASYS Pocket(富士通)愛用の時代からちょうど20年、
親指シフトが世にかずまえられなくなって10数年、
KING JIMがとうとう本格的に出してくれました。
親指ワープロの復活です。
※もちろんプリンタはついてない
発売まだ10日しかたっていませんでした。即断はせず、
じっくりとネットで情報を集め、決断して2日前に注文、
そして本日実機を手に入れました。
このDM100の形状や性能については多く書かれているので、
書くだけむだのようなのでバサッと省略。
親指シフトとBluetooth関係のみ書いてみます。
以下の文のほとんどはDM100本体かDM100を
キーボードとして使って書いています。
親指シフト入力で気をつけること
[無変換][前候補・変換]が左右シフトに割り当てられています。
その間に長い[space]があって、[変換]に割り当てることができません。
打ちまちがいの多くはここで発生しました。
右シフトをするとき親指を無理して右にひっこめないといけないのです。
ネットをみたらやはりシフトキーの位置やキー入れ替えのことが話題になっていました。
※[space]を[変換]に割り当てる機能がほしい
また右のほうのキー割り当てがOASYSの配列のようで、
NICOLA配列とは異なっています。
JISの「け」が[後退]、「む」が[取消]になっています。
そしてなんと[Backspace]は「]}」になっているのですね。
このため、前の字を消そうとして]]]]]]]]]なんて、
何度打ってしまったか数えきれず。
※[backspace]をそのまま使える機能がほしい
いつも使用しているキーボードとくらべ,横がちょっと狭いので、
「ん」を押したつもりが[後退]を押してしまい、
せっかく入力した内容を消してしまったことも数限りなく。
ま、すこし打っていたら慣れてきた感もありますが。
Bluetooth機能
- DM100 <--> Android S41HW について
S41HW(イーモバイル)にはBluetooth機能が搭載されています。
DM100とのペアリングはパスワードを入れてできました。
ところが問題。DM100側が認識しない。
①ファイル転送……不可
②外付けキーボードとして……不可
残念なことにわたしのスマートフォンは連携できませんでした。
- DM100 <--> PC について
使用中のPCにはキーボードを動かすためのBluetoothが入っています。
ペアリングもできました。
①ファイル転送……PCで操作して、PCからDM100への転送は成功。
※DM100-->PCはできない。PC側にメニューが出ない
※別の機能のBluetoothを入れればできる???
②外付けキーボードとして……できる。ただしローマ字かJISカナで。このことはマニュアルもに明記してあります。
※裏技はこの下で紹介
- S41HW <--> PC について
じつはこのことは初めてためしたのですが、
①ファイル転送……双方から送れるが、PC側にファイルを書き込めない問題も発生。まだ原因不明。
②外付けキーボードとして……そんな機能はない
- 親指外付けキーボードとして
わたしのPCには親指ソフト「親指ひゅん」が入れてあります。
その状態でDM100で入力すると、
※シフトキーが必要ないところは親指配列が使える
※「親指ひゅん」で[変換]に登録した[SPACE]は[右シフト]としてうごくが、一部コントロール動作に走るキーがある
※「[無変換]は完全に無効。シフトをおさない文字が出る
ポメラ入力をPCに! (裏技)
そこで、「親指ひゅん」のシフトキーを変更してみます。通常
※[左シフト]には[無変換]を
※[右シフト]には[space]を
割り当てていますが、ためしに
※[左シフト]に[Alt]を
※[右シフト]に[space]を(変わらず)
に割り当てました。すると……できた!のです!! みごとにPC側に親指入力ができている!
JIS「け」はやはり「後退」のままであり、
[Backspace]も[Backspace]で使えます。
[左シフト]が[無変換]からひとキー親指を左にずらすだけなので,
DM100本体についているキー配列より使いやすいと思います。
ただし、コントロールコードを出力してしまうときがあり、
注意が必要です。
たとえば<「>を入力しようとすると,
ひたすら4が入力されつづけ、ボメラとの接続が切れます。
<」>では、いきなり接続が切れるし、
[左シフト]と間違って[無変換]を押してしまうと、ウィンドウズメニューが開く、
なんてね。
さて、DM100親指、PC親指ひゅん、と設定した場合、
ボメラ側ではローマ字入力がどうしてもできません。
ポメラで書いているのですが、
ローマ字部分はPCに転送後、書き直しています。
このような制限はあるものの、
ポメラ親指でPCに入力できるのは快感ですなあ。
どなたか、ウィンドウズ・ソフト側で
このような異常動作をさせないソフトを開発してくれませんか。
お願いします。
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