広島の植物ノート
科名索引
カバノキ科 Betulaceae-3
Alnus
ヤシャブシ、ヒメヤシャブシ、オオバヤシャブシ
、
ヤマハンノキ、ケヤマハンノキ、ハンノキ、ケハンノキ
、
カワラハンノキ、サクラバハンノキ
Betula
ミズメ、シラカンバ、ダケカンバ
Carpinus
サワシバ、クマシデ、アカシデ、イヌシデ、テングシデ、イワシデ
Corylus
ハシバミ、ツノハシバミ
Ostrya
アサダ
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ミズメ
、ヨグソミネバリ、アズサ
Betula grossa
Siebold & Zucc.
新潟・岩手以南の本州、四国、九州の暖温帯・冷温帯に分布する雌雄異花同株の落葉高木、日本固有種。
広島県:山地のブナ林、ミズナラ林中に見られる。4月頃に咲き、当年の10月頃に熟す。
広島県植物誌 p.91;北広島町 p.174;
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(多数の方言名)
ミズメは崩壊地の鉱物質土壌で発芽、生育する
ミズメの樹皮はサクラのような肌
樹皮を傷つけるとサロメチールの香りがする、大径木の材は良質
シラカンバ
、シラカバ
Betula platyphylla Sukaczev
(大陸のものと区別できないとする見解による)
- Betula platyphylla Sukaczev subsp. mandshurica (Regel) Kitag.
= Betula platyphylla Sukaczev subsp. mandshurica (Regel) H.Hara.
- Betula platyphylla Sukaczev var. japonica (Miq.) H.Hara
南千島、北海道、中部以北の本州、及び朝鮮、中国、極東ロシア、シベリアの冷温帯に分布する雌雄異花同株の落葉高木。
広島県:山地に植栽されたものを見る。4~5月に咲く。
広島県植物誌 p.92;呉市目録 p.108;広島外来 p.9;北広島町 p.174;
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西部山間地に植栽されたシラカンバ 樹皮はあまり白くならない、小枝は暗赤褐色
シラカンバ林(長野県) 伐採跡地などに一斉に生え、樹皮が白色になる
ダケカンバ Betula ermanii
Cham.
広島県:芸北山地に植栽され、逸出が認められたという。
広島外来 p.9.
ダケカンバの葉の基部は切形から心形、左上は雌花序 (長野県、秋田県)
樹皮は淡赤褐色から淡褐色で光沢がある
広島県に見られるカバノキ属の検索表
分類単位
側脈・対
葉形
葉頭
基部
葉身長さ
葉身幅
その他
ミズメ
8~14
長卵~卵形
鋭尖頭
浅心形
3~10cm
2~8cm
内樹皮にサロメチール臭あり
ダケカンバ
7~12
三角状広卵形
鋭尖頭
心形
5~10cm
3~7cm
果穂は上向きに着く、植栽
シラカンバ
5~8
三角状卵形
やや尾状
切~浅心形
5~9cm
4~7cm
果穂は下垂する、植栽
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