1章 盗賊の砦〜イグーロス(骸旅団の襲撃!)

(ワールドマップから)
battle 盗賊の砦
  降雨 SE
  剣士ミルウーダ
「そう、本隊との連絡も途切れたのね。
 私たちも、もうおしまいのようね…。
 
  骸旅団白魔道士
「なに言っているんですか! 戦いは
 まだ終わってないじゃないですかッ!
 
  骸旅団白魔道士
「そうですよ。やつら、貴族どもが
 我々に謝罪するまで続くんですッ!
 
  剣士ミルウーダ
「兄さんの…、
 兄さんのやり方が甘いから……。
 
  ラムザたちの足音  
  骸旅団見張り
「て、敵襲ッ!!
 
 
  敵ユニット:位置につく 10/1-30
  剣士アルガス
「侯爵様を救出できたのも
 ラムザたちのおかげだ。
「この作戦が終了するまでは手伝うぜ!
 
 
 
【勝利条件:剣士ミルウーダを倒せ!】  
ミルウーダAT
ミルウーダHP=約70%以下
アルガスHP=1以上
…………条件(1)
 
  剣士ミルウーダ
「貴族がなんだというんだ!
 私たちは貴族の家畜じゃない!
「私たちは人間だわ!
 貴方たちと同じ人間よッ!
 
「私たちと貴方たちと間に
 どんな差があるっていうの!?
 生まれた家が違うだけじゃないの!
「ひもじい思いをしたことがある?
 数ヶ月間も豆だけのスープで
 暮らしたことがあるの?
「なぜ私たちが飢えなければならない?
 それは貴方たち貴族が奪うからだ!
 生きる権利のすべてを奪うからだッ!
 
  剣士アルガス
「同じ人間だと?
 フン、汚らわしいッ!
「生まれた瞬間からおまえたちは
 オレたち貴族に尽くさねばならない!
 
「生まれた瞬間からおまえたちは
 オレたち貴族の家畜なんだッ!!
 
 
  剣士ミルウーダ
「誰が決めたッ!?
 そんな理不尽なこと、誰が決めたッ!
 
  剣士アルガス
「それは天の意志だ!
 
 
  剣士ミルウーダ
「天の意志?
 神がそのようなことを宣うものか!
「神の前では何人たりとも平等のはず!
 神はそのようなことをお許しには
 ならない! なるはずがないッ!
 
  剣士アルガス
「家畜に神はいないッ!!
 
 
  剣士ミルウーダ
「!!!!
 
 
条件(1)をクリア
ディリータAT
 
  剣士ディリータ
「ラムザ、
 彼女は本当に僕らの敵なのか…?
 
ミルウーダHP=0  
  剣士ラムザ
「おとなしく剣を捨てるんだ。
 抵抗しなければ命だけは助けよう。
 
【戦闘終了】 43/1-13
 
(引き続き)
event 盗賊の砦  →記録:骸旅団の女剣士
  雨足が強くなり、ときおり雷鳴が轟く
ミルウーダ:うずくまっている
SE
  剣士ミルウーダ
「殺せ、殺すがいい。
 我々はどうせ家畜なんだ…、殺せッ!
 
   
  剣士ラムザ
「それほどまでに僕らが憎いのか…?
 
 
  剣士アルガス
「ラムザッ!
 やれ! 殺すんだッ!!
「こいつはおまえの敵だ!
 ベオルブ家の敵だ!
 わかるか? おまえの敵なんだよ!
「こいつは敗者だ。人生の敗者だ!
 敗者を生かしておく余裕は
 どこにもない!
「こいつを殺さなければ
 次に死ぬのはオレたちだ!
 共に歩む道など、どこにもない!
「殺せッ、ラムザッ!
 おまえがその手でやるんだッ!!
 
 
  剣士ディリータ
「ラムザ、
 僕には彼女が敵とは思えない…。
 
  剣士アルガス
「なんだと?
 気でも狂ったのか、ディリータ?
 
  剣士ディリータ
「彼女は家畜じゃない…。
 そうさ、僕らと同じ人間だ…。
 
  剣士アルガス
「裏切るのか、ディリータ!?
 やはり、おまえは……!!!
 
  ミルウーダ:立ち上がり  
  剣士ミルウーダ
「情けをかけるのか。
 なめられたものね…。
「あなたが、あのベオルブ家の一員で
 ある以上、あなたは私の敵よ。
 それを覚えておくといいわ…。
 
  ミルウーダ:片足をひきずりながら退場  
  剣士ラムザ
「ディリータ…、僕らは……?
 
 
  ディリータ:黙って首を横に振る
アルガス:ミルウーダが去っていた方に数歩進み、腕組みをして横を向き
 
  剣士アルガス
「チッ、どいつもこいつも……。
 
 
 
(引き続き)
event イグーロス(ベオルブ邸前)  →記録:骸旅団の襲撃!
同時刻
ガリオンヌの成都イグーロス
ベオルブ邸
76/1-32
  雷雨  
  ティータ
「イヤッ!
 やめてッ、離してッ!!
 
  ティータ:誘拐犯にチョコボに乗せられ、退場  
  騎士ゴラグロス
「早くしろッ!
 
 
  アルマ:連れ去られようとしている  
  アルマ
「痛いッ! 手を離してッ!
 兄さんッ!!
 
  ザルバッグ:登場、誘拐犯を斬る  
  騎士ゴラグロス
「チッ、ここまでかッ!!
 
 
  ゴラグロス:チョコボで逃走、退場  
  聖騎士ザルバッグ
「大丈夫か、アルマ?
 
 
  アルマ
「ええ、私は大丈夫。
 それよりティータが…。
 
  聖騎士ザルバッグ
「ああ、わかっている。
 
 
  ダイスダーグ:登場、手傷を負っている
アルマ:倒れ込むダイスダーグを支える
 
  聖騎士ザルバッグ
「兄上ッ!!
 
 
  ダイスダーグ卿
「わ、私は大丈夫だ…。
 アルマは…無事か……?
 
  アルマ
「はい、なんともありません。
 ひどい怪我……。
 
  ダイスダーグ卿
「ま、まさか、ここを襲撃するとは…。
 私を狙ってきたか……。
 
  聖騎士ザルバッグ
「5人ほどやられました…。
 ティータもさらわれてしまいました。
 
  ダイスダーグ卿
「やつらを追え…。
 草の根を分けても捜し出せ…。
 
  アルマ
「兄さん、それ以上、しゃべらないで!
 
 
  ダイスダーグ卿
「骸旅団め……。
 
 
  ダイスダーグ:崩れ落ちる  
  アルマ
「兄さん、兄さんッ、しっかりしてッ!
 
 
  聖騎士ザルバッグ
「誰かッ! 誰かいないのかッ!!