お勧めのツーリング・ドライブルートを紹介します 

渥美半島を一周するルートを紹介します。東名高速豊川ICか音羽蒲郡ICを起点に蔵王山、
伊良湖岬を回って浜名湖から三ヶ日ICまでのレポートです。

渥美半島を伊良湖岬へ向かう場合、一般的にはR259かR42を行く人がほとんどですが、意外と両側を海に囲まれていながら、ビューポイントがほとんど無いのです。

私のお薦めは三河湾のシーサイドラインを通り、蔵王山で渥美半島を高いところからも眺められる、バイクでも車でも走ってよし、眺めてよしの快適ルートです。
渥美半島を一周するお勧めのルートは、豊橋より東から来られる場合は東名・豊川ICが、西からだと音羽蒲郡ICが便利です。
豊川ICからR151でR1に出たら左折して、しばらく直進、豊川に掛かる吉田大橋を渡ったらR23へ右折します、後はひたすら直進、東海道線や新幹線のガードをくぐり、市街地を抜ける頃、R23は右にカーブしますが、真っ直ぐ豊橋市民病院の横を抜けると、R23バイパスにぶつかりますから、左折して神野神田の交差点を目指します。神野神田の交差点で右折し、次の交差点で左折すれば、後は目的地のある田原町まで快適な道が続いています。 途中三河港大橋という長い橋を渡ると、蔵王山が左手に大きく見えてきます。


蔵王山が見えてきました、その手前にあるのが日本でも
有数の渡り鳥の飛来地、
汐川干潟をまたぐ三河港大橋です。

三河港大橋を渡り、交差点を2回左折すると蔵王山の
標識がある交差点に入ります、そこを右折するといよいよ
蔵王山です。たかだか250メートルしかない山ですが、
蔵王山と言うたいそうな名前が付いています。しかし
渥美半島唯一の展望台があり、360度のパノラマが
見渡せる、絶好のビューポイントの割りに、地元以外
では知る人が少なく、ツーリングの穴場となっています。
車も少ないですが、道はやや狭いので対向車には
注意しましょう。

道の両側には桜が植えてあり、ただ走り過ぎるには
もったいないほど綺麗です。

蔵王山頂にある展望台です。












季節によってはかなりの西風が吹く山頂に、風力発電の風車が設置されました。

展望台へは階段もありますが、身障者用にスロープも
設けられており、景色を眺めながら回廊のように
上れるので、こちらを通る人の方が多いです。

展望台から見た、三河湾の風景。対岸の蒲郡
西浦半島や知多半島が望めます。春霞のため
ぼやけているのが残念です。

先ほど渡った三河港大橋と右側が汐川干潟です。

豊橋港方面です。意外と知られていませんが、
豊橋・蒲郡・田原に跨る三河港は日本一の
自動車の輸入港になっています。
フォルクスワーゲン・ジャパンが東京から本社を
豊橋に移転したほどで、輸出も地元田原にトヨタが
工場を作って以来、スズキ共々盛んになっています。

こちらは南側、太平洋です。空気が澄んでいる
ときには、はっきり水平線が見えて、地球が丸い
のを実感出来ます。

 蔵王入口まで降りてきたら左折します。来た方とは逆の方向へ向かいます。しばらくすると丁字路が
あるので左折すると、白谷・仁崎の海水浴場の横を通るシーサイドラインです。その後真っ直ぐ行くと
R259と合流するので、右折します。宇津江海水浴場を通り過ぎた頃から、両側にイチゴ狩り、
メロン狩りの看板が目立つようになります。渥美町はフルーツの栽培が盛んで、食べ放題の
ハウスがいたるところにあるので、寄り道をして食べるのもいいですが、伊良湖でも名物の
大アサリが待っているので、食べ過ぎないようにしましょう。

R259に比べ交通量の少なさと、
信号のなさが魅力のルートです。

走っていると潮の香がプーンとして、
あ〜海っていいなぁーそんな気持ちにさせてくれます。

伊良湖岬が近くなると、季節によっては(12〜4月)
いたるところで菜の花が出迎えてくれます。
常春のイメージの渥美半島を意識して、
あちこちに観光用に植えられているからです。
写真は菜の花も役目を桜に譲った頃です。

伊良湖岬・恋路ケ浜の駐車場に到着しました。
伊良湖岬にはここの他に、山をはさんで港があり、
鳥羽と知多半島の師崎を結ぶフェリーが就航しており、
フェリーターミナルは道の駅にもなっています。

恋路ケ浜の前にはお土産屋さんが並んでいます。

島崎藤村の椰子の実の詩で知られる、黒潮洗う恋路ケ浜。

お目当ての大浅利屋は伊良湖灯台への遊歩道入口にあります。

今日は日曜日とあって、親父さんも大忙し。

こんな風に店先で大アサリ焼いているので、
醤油の焦げる匂いがたまりません。

店先には天然の岩牡蠣や大アサリが並びます。

奥さんに先ず大アサリを注文します。

この大浅利屋は、知る人ぞ知る地元ライダー
御用達の店で、私達も仲間のツーリングで知りました。
なにしろ親父さんがバイクライダー大好き人間で、
色々オマケしてくれるので、ライダーに口コミで
広がったようです。

こちらが特産の大アサリです。

タバコを吸わないので代わりに、マッチ箱で大きさを確認。
これがホントに美味しいんです(*^o^*) 
伊良湖に来たら是非食べていってください。
一皿500円です。

こちらが春から初夏にかけて旬の、伊良湖産岩牡蠣。
これがまた絶品!!

こちらはミル貝の刺身。貝柱のシコシコした
歯ごたえが、又たまりません。

渥美町観光協会では、椰子の実の詩にちなんで、
椰子の実のオーナーをつのり、毎年石垣島より
椰子の実を流す、イベントを行っています。
2001年ついに、開始以来14年目にして初めて、
直接伊良湖岬に流れ着きました。

ほかのお店でも椰子の実を売っていました。
左の椰子は水につけてあるので、芽が出ています・・・・
こういう風に島に流れ着いた椰子の実が、
芽を出し根を張り育っていくのですね。

一個買っても飲みきれないので、コップ一杯の
椰子の実ジュースを飲んでみました・・・・
初体験のお味は?・・・う〜〜ん・・・
何かにたとえるのは難しい不思議な味、
強いて言えばポカリスエットを薄くしたような味でしょうか。
ちなみに一個800円、コップ一杯は300円でした。

これも観光客に人気の高い、カットフルーツ。
熟したメロンやパインが串に刺してあって、
一本100円で売っているので、とても食べやすくていいですね。

天気が良いと、たくさんのライダーで賑わう伊良湖岬。
右手の山の上にある建物は、
伊良湖ビューホテルで、
眺めの良さは愛知県随一だと思います。
泊まらなくてもちょっと休憩にコーヒーでも
いかがでしょうか。

この写真は、2001年秋にBMWのスタンプラリーに
参加したときのですが、伊良湖港のもようです。

伊良湖港にあるフェリーターミナル、
道の駅にもなっています。

道の駅クリスタルポルトに入ると、特産のマスクメロンが
お出迎え、甘くて美味しいですよ。

こちらが伊良湖と三重県の鳥羽を結ぶ、
伊勢湾フェリーです。この他に知多半島の師崎
(もろざき)を結ぶ
名鉄フェリーも就航しています。

さて、伊良湖岬を後にして、浜名湖方面にR42で向かいます。
途中には、
日出の石門伊良湖フラワーパークなど
見所が一杯です。写真は静岡県との県境に近い、
美味しい梨の産地
小島町でのスナップです。

R42で白須賀まで出て、R1をつっきり湖西市新所、日の岡の交差点で、左折しR301で瀬戸に向かいます。瀬戸からは左回りで三ヶ日に行くルートとレイクサイドウェーを使うルートがポピュラーですが、バイクなら是非真ん中の吊り橋を渡って、湖岸沿いを走るルートをお勧めします。奥浜名湖の波打ち際を走るこのルートは地元の人以外は知りませんが、とても眺めがよくて道が狭いのが幸いして、ゆっくり走ることが出来るルートです。

梨畑を上から見るとこんな感じ、まるで花のじゅうたんの
ようでとても綺麗です。例年桜の後に咲く花も、
今年は桜同様開花が早くてビックリしました。
(撮影日 2002/03/30)

こんな小さな可憐な花が、あんなに大きくて
ジューシーな実になるなんて、それもたった4ヶ月後に・・・
不思議ですね。ここの幸水・豊水は日本一美味しいと
私は感じています。何しろ毎日ここの前を通勤で
通っていて、産直で買って食べてますから、
他のと食べ比べると、他のは食べる気がしません。
梨なら
小島梨がお勧めです。

2002/08/07 撮影
上の写真から4ヶ月あまり、たわわに実った小島梨。

国道42号線沿い、小島町にある私がいつも利用している、
産直のお店です。

まだ出始めとあって、量は少ないですが、
市価よりかなり安く、しかも取れたてで
新鮮とあって、とぶように売れていきます。
私も弟の処へ毎年送りますが、スーパーの
お中元コーナーの物より一箱で1,000円ほど
安いので、助かります。

梨栽培農家の皆さんです。おじいさん・おばあさんとは
無人販売所時代(15年以上前)からのお付き合いです。
試食もあり、味が確認できるのもいいですね。
地下80メートルから汲み上げた、天竜川水系の
美味しいお水も、冷たく冷やしてご馳走して頂けます。

上の地図で紹介したルートで、瀬戸までやって来ました。
あの赤い橋を渡ると三ヶ日町です。橋の右側が浜名湖、
左側が猪鼻湖です。撮影は7月12日ですが、
前日の台風による大雨のため、浜名湖の水が
濁っていて、茶色い色をしていますが、
本来は青く綺麗な色です。

お勧めのルートは赤い橋の前の信号を左折して
吊り橋を渡りますが、その前にちょっと休憩して
行きましょう。赤い橋を渡り、有料道路の
料金所手前にある、ドライブインで休んでいきます。

浜名湖レークサイドウェイ入口にある、ハマナ・コスタです。

中にはこの地方のお土産・特産品の販売
コーナーやレストランがあります。

ハマナ・コスタからは奥浜名湖舘山寺へ行く
遊覧船も出ているので、ここへバイクや車を置いて、
遊びに行くのもいいかも知れません。

先ほどの赤い橋を戻り、右折してこの吊り橋を渡ります。
この橋は信号によって交互通行になっています。

吊り橋の上から見える、猪鼻湖の風景。向こうに見える
建物は、リステル浜名湖と言うホテルです。

吊り橋を渡ってしばらく走ると、浜名湖の岸辺を走る
ルートになります。有料道路は早いですが、景色が
よく見えないので、こちらのルートがお勧めです。

この湖岸道路で浜名湖の景色を楽しみながら、
しばらく行き東名高速のガードをくぐると、国道362号線に
出ますから、左折すれば三ヶ日インターは直ぐです。