オオミズアオ

 
■ 分  類 チョウ目 ヤママユガ科 ヤママユガ亜科
■ 学  名Actias aliena
■ 発生時期4〜5月、7〜8月
■ 分  布本州、四国、九州、対馬、種子島、屋久島
■ 大 き さ開帳 80〜120o
■ 食 べ 物バラ科、ブナ科、カバノキ科、ミズキ科
オオミズアオ(成虫)

2021.4.23 岡山県吉備中央町上野

オオミズアオ(幼虫)

2003.9.28 岡山県和気町

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■ 備    考
淡い水色をした大型の蛾。
オナガミズアオ(以下、オナガ)と似ており、明確に区別するが難しい個体も多い。

オオミズアオとオナガミズアオの区別については次の点がよく挙げられている。
@ オオミズアオは、前翅翅頂が丸みを帯びるが、オナガはとがる。
A オオミズアオは、前後翅の外縁が細かく波打つが、オナガは直線的。
B オオミズアオは、眼状紋の下半分が狭いが、オナガは広い。
C オオミズアオは、前翅前縁の縁がぼんやりと白いが、オナガは純白。
D オオミズアオは、触角が黄色味を帯びるが、オナガはやや緑色が強い。

いずれの特徴も相対的で変異もあり、総合的に判断する必要がある。
個人的には、翅頂の特徴を最も重視し、それに眼状紋の特徴を合わせて総合的に判断している。
触角の色については、私にはよく分からない。

幼虫もオナガミズアオと酷似するが、本種は、背中の突起の基部が黄色であることで区別できる。オナガは基部が黒い。
■ 岡山県の情報
岡山県全域に広く分布し、普通。
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