ムカデのハブラシぶらさげて〜。
こんなアニソン他にございませんね。
関西では知らない人はいないであろう
今回はこちらがお題です。見たってや〜。
(1981年10月3日〜1983年3月25日)
全64話+番外編1話(第1シリーズ)
(1991年10月19日〜1992年9月22日)
全36話(新シリーズ)
毎日放送系放映 製作 東京ムービー新社
関西弁の関西風味の関西キャラアニメ
本格的な関西弁アニメ。といっても
過去、関西弁を主流にしたアニメが無かったわけじゃあありません。
「男ドアホウ!甲子園」(1970・東京テレビ動画)は主役が関西弁でしたし。
(とはいえ、井上真樹夫の関西弁はイントネーション変すぎ。)
しかしこのじゃりン子チエは舞台も設定もキャラも
関西で無ければ成り立たない、まさに浪花風味のアニメでした。
原作は1978年から「週刊漫画アクション」に連載していた
はるき悦巳の同名漫画。連載当初から「ホンマの関西を描いてる!」と
話題になってましたね。すぐに映像化の話が出て、
1981年に東宝・東京ムービー新社で劇場アニメ化。
(ちなみに同時上映は「フリテンくん」)
当時の漫才ブームを受けて、声の出演が超豪華。
桂三枝・笑福亭仁鶴・芦屋雁之助・やすきよ・紳介竜介・
ザぼんち・阪神巨人・唄子啓助と
当時の人気漫才師がズラリ。しかも結構ハマってたし。
チエ役の中山千夏は
子役時代に「がめつい奴」という舞台で同様の役をやっていて、
映画のパンフにも「チエはこの人以外に考えられない」という
スタッフの入れ込みもあって、絶妙のキャスティング。
またテツの西川のりおも見事にハマリ役で、
この劇場版の成功を受けて
半年後、TVシリーズが放送される事となったのである。
(ちなみに劇場版の主題歌はビジーフォーが歌ってました。)
TVシリーズの初期は劇場アニメのフィルムを流用しつつ、
劇場アニメには
入れられなかった原作エピソードを
挟み込む形で進行していきます。
(小鉄とアントンJr対決編の第10話まで。)
以降は原作を連載順に忠実にアニメ化。
相撲編・野球編・地獄組博打編
(「ポリ公が来たら、はいビスコ」というのが
TVじゃせんべいに変更されてて
ちょっと残念だったなぁ。
仕方ないけど。)と進み、
関西はもちろん関東でも20%の視聴率を獲得。
当初土曜午後5時という放送時間でしたが、
高視聴率のため金曜夜7時に格上げ。
しかし時間移動でやってきた裏番組の「ドラえもん」の影響で
関東では視聴率が急降下。しかし関西では
常にドラえもんを視聴率で凌駕していたから、
地元の力は凄いです。(当時,私の視聴習慣は
キリンあしたのカレンダー→じゃりン子チエ→野生の王国→◯八先生シリーズ{この頃は仙八?}
というのが慣わしになってたっけ。)
その後も原作を忠実に映像化し、
最後は応援団大喧嘩編で幕を閉じます。
幻のスペシャルアニメ「アニメDEマンザイ・じゃりン子チエ」
このじゃりン子チエには、 幻の新シリーズ「チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ」 じゃりン子チエ第1シリーズは全64話を放送し、 じゃりン子チエ スタッフ
幻のアニメが2つあります。
まずは1981年4月に
「花王名人劇場」枠で放送された
「アニメDEマンザイ・じゃりン子チエ」
というスペシャルアニメです。
冒頭、西川のりおがホルモン焼屋に
立ち寄ると、そこはチエちゃんの店。
そこで西川のりおとテツがお互い
語り合うという、
実写とアニメの合成番組です。
劇場版の場面を再編集して使いながら、
のりおと話す場面は
新規に作られており、
最後には舞台でのりおとテツが
漫才をするという場面もありました。
結局、テツは漫才がうまくいかず、
本来の相方のよしおに舞台を取り返され、
テツはチエに慰められながら
家に帰っていくというラストで
幕を閉じます。
全編にわたってアニメのテツが
合成されてましたから、
結構大変だったんだろうなぁと
思うのですが、
再放送されていないので
確認ができません。
その後も毎日放送で繰り返し
繰り返し再放送がおこなわれたました。
正確な再放送回数は不明ですが
最低でも7〜8回はしてるでしょう。で、
そんなチエの新シリーズが
第1シリーズ放送終了8年たって、
突然放送されました。
番組タイトルは
「チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ」。
原作のタイトルを正確に表示した
タイトルになっており、
作画も第1シリーズとほぼ同じ。
男キャラ(おっさん系)はより原作の
色が濃くなっていてファンには嬉しい感じ。
対照的にチエちゃんや女性陣は
おとなしくなりましたね。表情とか。
エンディングの「三日月にロンリネス」では
チエを美少女チックな演出にしていて
「なんか違う…」と違和感しきり。
(星を集めてばら撒いて…メルヘンだんな。)
草原で眠るチエの顔が可愛いすぎる。
当初の放映枠は毎週土曜午後5時。
旧シリーズ初期もこの時間で放映されていた為、
違和感は感じませんでしたが、人気故かやがて
火曜夜7時というゴールデンタイムに
放送時間を移行。(今思うとこれが…)
その時間帯変更の間に1ヶ月も放送休止の
期間があったため、離れてしまった視聴者も
多かったようです。
そのうえ、火曜夜7時という時間帯は
「サザエさん(再)」が
圧倒的な強さを誇っていた時間。
視聴率的に苦戦を強いられたチエは土曜夕方5時に
再度放送時間を移行…のはずでしたが、
「放送時間を移動する」と言ったまま
幻のごとく消えてしまいました。
結果、放映話数は36話。
39話分製作されたのですが
上記の理由でラスト3話が未放映のまま終わってしまったようです。
しかも関西といくつかの地方のみでの
放映しか行われず、
未だに関東地方では未放映の
ままというから、知名度が
低いのも無理はありません。
私は本放送時見ていましたが、メインキャラのチエやテツなどは
当時のキャストのままだったのに、
マサルやタカシ、ミツルやカルメラ兄弟のキャストが全く変わっており、
しかもその関西弁のイントネーションが妙で、
不自然極まりなかったのが気になって仕方ありませんでした。
第一シリーズのキャストがみんな上手かったので、
その下手さが余計に際立ってしまい、
この新シリーズにはいい印象は残っていません。
本放送時も知らない内に終わってた、的な感じでしたし。
現在はバンダイビジュアルから全話DVD化されていますんで、
金さえ払えば見れるのですが。
原作/はるき悦巳(週刊漫画アクション掲載)
プロデューサー/仙石鎮彦
チーフディレクター/高畑 勲
演出/武元 哲・三家本泰美・御厨恭輔・安濃高志・佐々木正弘・秋山勝仁ほか
脚本/城山 昇・篠崎 好・宮本昌孝・高屋敷英夫
キャラクターデザイン/小田部羊一
作画監督/才田俊次・宇田川一彦・丹内 司・北原健雄・朝倉 隆ほか
音楽/風戸慎介
OP/バケツのおひさんつかまえた
(作詞・はるき悦己
作曲・惣領泰則・風鳥花楽・高畑勲 編曲・惣領泰則/唄・大野進・中山千夏)
ED/ジュー・ジュー・ジュー(作詞・はるき悦己 作曲・惣領泰則 編曲・惣領泰則/唄・中山千夏)
キャスト
放送日 サブタイトル 1981.10.3 決めたれ!チエちゃん 1981.10.17 テツは教育パパ? 1981.10.24 :激突!小鉄対アントン 1981.10.31 テツの薬はゴロンパー
1981.11.7 おバァのテツ救出作戦 1981.11.14 テツと運動靴とマラソン 1981.11.26 テツの最も恐れる日 1981.12.5 母は来ました
1981.12.12 テツの家出? 1981.12.19 アントニオJr.登場! 1981.12.26 金賞!チエちゃんの作文 1982.1.9 野球で勝負!勝負! 1982.1.16 おバァのホームラン
1982.1.23 勘九郎とコケザル
1982.1.30 まわりはみんなフンドシ 1982.2.6 相撲大会近し 強敵デク登
1982.2.13 相撲大会 ヒラメ頑張る 1982.2.20 相撲大会 テツ対デク登
1982.2.27 テツ只今入院中 1982.3.6 テツはミツルの仲人?
1982.3.13 テツのギブスがとれた日
1982.3.20 ああ!ミツルの結婚式
1982.4.9 はじかれてご破算のテツ 1982.4.16 ひょうたん池の決闘
1982.4.23 昔の話はテレくさい! 1982.4.30 ヒラメのかくれた才能
1982.5.14 ヒラメ いかるがの絶唱
1982.5.21 チエの通知簿さえないけれど 1982.5.28 大当り!ホンコン・マカオの旅 1982.6.11 猫もしゃくしも地獄組へ
1982.6.18 浪花の華・地獄組大乱闘!
1982.7.9 天井にしばられたテツ
1982.7.16 テツも小鉄もいい男!? 1982.7.23 親子でケンカもいいもんだ
1982.8.6 アントニオ修理記念パーティー 1982.8.13 テツの怒りの剛速球 1982.8.20 テツに似たらお嫁に行けん!?
1982.8.27 テツのきらいな父兄運動会 1982.9.3 ふんだりけったりのテツ 1982.9.10 みんなで海へ来たものの… 1982.9.17 夏の終わりにおみやげ2つ
1982.9.24 テツが主催の同窓会 1982.10.15 (番外編)小鉄・ジュニアの秘められた過去
1982.10.22 テツの特別ボクシングコーチ
1982.10.29 リングの死闘!?テツ対ワイルド蛮地 1982.11.5 ヒラメのモデルはつらかった 1982.11.12 ヒラメちゃんのプレゼント
1982.11.19 目撃!テツとヨシ江のデート 1982.11.26 ヒラメちゃんの表彰式 1982.12.3 小鉄に見られたラブレター 1982.12.10 リングネームはマッドドッグ 1982.12.17 テツ、東洋チャンピオンに挑戦
1982.12.24 チエとヒラメで主役決定
1983.1.7 学園パニック!ヒラメ再び絶唱 1983.1.14 男マルタのケンカ術
1983.1.21 V奪回!おバァのオールド・パワー 1983.1.28 チエとヒラメ恋に悩む!?
1983.2.4 登場!先生の恋人
1983.2.11 モーレツ!先生の恋人 1983.2.18 テツのまわりは敵だらけ 1983.2.25 ああ!世紀のラグビー決戦!! 1983.3.4 プロポーズされたヨシ江はん!
1983.3.11 テツの頭はカチカチ山 1983.3.18 応援団がやってきた 1983.3.25 最終回とはいうものの…
チエ(中山千夏)
テツ(西川のりお)
ヨシ江(山口朱美)
おばあはん(鮎川十糸子)
おじいはん(伝法三千雄)
ミツル(上方よしお)
小鉄(永井一郎)
アントン・アントンJr(山ノ内真理子・のち太田淑子)
拳骨(須永克彦)
渉(伊藤保夫)
マサル(入江則雅)
タカシ(井手上勝富)
お好み焼やのおっちゃん{百合根}(表 淳夫)
カルメラ兄貴(家野繁次)
カルメラ弟分(原 一平)
ヒラメ(三輪勝恵)
地獄組組長(大橋壮多)
コケザル(小川聡明)ほか
チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ
原作/はるき悦巳(週刊漫画アクション掲載)
企画/井口真一・藤原正道・松元理人
プロデューサー/谷伸一郎・菅野章子・大場龍男・尾崎穏通
製作担当/小島 哲
監督/横田和善
演出/横田和善・佐藤博暉・須藤典彦・佐土原武之・片渕須直・知吹愛弓
脚本/高屋敷英夫・竹内啓雄・日吉 恵・金春智子
キャラクターデザイン/才田俊次
作画監督/才田俊次・木下勇喜・伊藤一男・上宇都辰夫・朝倉 隆・山本泰一郎
音楽/中村賜之
製作/東宝株式会社・東京ムービー新社・毎日放送
OP/絶唱!とっぴんしゃん音頭(作詞・紅玉 作曲・工藤 崇 編曲・多田光裕
/唄・中山千夏)
ED/三日月にロンリネス(作詞・帆苅伸子 作曲・羽場仁志 編曲・多田光裕/唄・佐々木真理
)
キャスト放送日 サブタイトル 1991.10.19 拾った財布はなおコワイ! 1991.10.26 顔が悪いッ! 1991.11.2 秋風にいきなりギックリ 1991.11.9 おんな組の襲撃
1991.11.16 テツの最後ッ屁 1991.11.30 マサルの宿替い 1991.12.7 どすこいゲン直し 1991.12.14 テツの白星ホルモン 1991.12.21 大晦日みんな揃ってバチ当り 1991.12.28 西萩常夏ブルース 1992.2.4 逆襲!!猫のエイハブ 1992.2.11 桜前線浮かれ猫 1992.2.18 地獄のバースデイ
1992.2.25 周旋屋シャッター事件 1992.4.14 マダラのテツ 1992.4.21 かたぎ屋厄除け騒動
1992.4.28 当選「ヨシ江ちゃん」 1992.5.5 黒シャツパワー
1992.5.12 黒シャツ騒動お忘れ会 1992.5.19 テツと地獄の交友図…!?
1992.5.26 組開きパーティー始末記
1992.6.2 実況!オトシ合戦 1992.6.9 ガマンにガマンのテツ 1992.6.16 ヤーさんが消えた、また消えた 1992.6.23 胸さわぎの命日 1992.6.30 気になるお化け屋敷 1992.7.7 生き残りお化け合戦 1992.7.14 借金取りのソロバン 1992.8.4 転職!?レイモンド飛田余話 1992.8.11 テツになつく不吉な猫 1992.8.18 歓迎、東京ヤクザ様 1992.8.25 真夏のエンドレス・カブ
1992.9.1 山へ川へ!宿題の旅 1992.9.8 マサル男の生還 1992.9.15 いきなりの秋
1992.9.22 歩く「食いだおれ」 放映日不明 季節はずれの花火
放映日不明 大晦日頭突き合戦 放映日不明 アントニオが盗まれた
チエ(中山千夏)
テツ(西川のりお)
ヨシ江(山口朱美)
おばあはん(鮎川十糸子)
おじいはん(伝法三千雄)
ミツル(国分郁男)
小鉄(永井一郎)
アントンJr(太田淑子)
拳骨(須永克彦)
渉(隈本晃俊)
マサル(谷 真佐茂)
タカシ(長岡伸明)
お好み焼やのおっちゃん{百合根}(表 淳夫)
カルメラ兄貴(武原洋好)
カルメラ弟分(山崎博之)
ヒラメ(三輪勝恵)
地獄組組長(田畑猛雄)
コケザル(細見勇樹)ほか
と、今回も無事終了。
今回は記憶もなにも、
殆どのエピソードが頭に入ってますから。
映画も3回は劇場に足運んでるなぁ。
個人的にはぼんちのカルメラがお気に入り。
次回は決定しだいお知らせします。