FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | ハードウェア | 使用例 | 関連項目 | 歴史 | 作者 | バグ
IPHETH(4)          FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル          IPHETH(4)

名称
     ipheth -- USB Apple iPhone/iPad テザリングされた (tethered) イーサネット
     ドライバ

書式
     ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を
     loader.conf(5) に置きます:

           if_ipheth_load="YES"

     もう一つの方法として、このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次
     の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

           device uhci
           device ohci
           device usb
           device miibus
           device uether
           device ipheth

解説
     ipheth ドライバは、USB テザリングとしてしばしば参照される、Apple iPhone
     と iPad デバイスを通してネットワークアクセスのためのサポートを行います。
     訳注: テザリングは、スマートフォンをモデムとして使用し、ネットワークに常
     時接続する機能。

     ipheth は、あらゆる Apple iPhone または iPad デバイスで動作するべきです。
     ほとんどの場合、これは、最初にデバイスで明示的に有効にされなければなりま
     せん。

     このデバイスの設定に関する詳細については、ifconfig(8) を参照してくださ
     い。デバイスは、異なるメディアタイプまたはオプションをサポートしません。

ハードウェア
     次のデバイスは、ipheth ドライバによってサポートされます:

     •   Apple iPhone テザリング (tethering) (すべてのモデル)
     •   Apple iPad テザリング (tethering) (すべてのモデル)

使用例
     使用例 1: 手動の設定

       次の使用例は、どのように、自動的に認識されないデバイスでネットワークア
       クセスを手動で設定するかを示しています。

       最初に、ドライバをロードし、USB Apple デバイスのユニットとアドレスを見
       つけます:

         # kldload ipheth
         # usbconfig | grep Apple
         ugen0.2: <Apple Inc. iPhone> at usbus0, cfg=0 md=HOST spd=HIGH (480Mbps) pwr=ON (500mA)

       この例で、デバイスのユニットとアドレスは、0.2 (``ugen0.2'') であり、そ
       の設定のインデックスは 0 (``cfg=0'') です。

       2 番目に、どのような他の設定がデバイスで利用可能であるかをチェックしま
       す:

         # usbconfig 0.2 dump_all_config_desc | awk '/^ Conf/{print} /iConf/{print}'
          Configuration index 0
             iConfiguration = 0x0005  <PTP>
          Configuration index 1
             iConfiguration = 0x0006  <iPod USB Interface>
          Configuration index 2
             iConfiguration = 0x0007  <PTP + Apple Mobile Device>
          Configuration index 3
             iConfiguration = 0x0008  <PTP + Apple Mobile Device + Apple USB Ethernet>

       この例で、利用可能な 4 つの異なった設定があります。インデックス 3 があ
       る設定は、イーサネットと関連していると思われます。それは、デバイスを設
       定する時間です:

         # usbconfig 0.2 set_config 3
         # usbconfig | grep 'Apple.*cfg=3'
         ugen0.2: <Apple Inc. iPhone> at usbus0, cfg=3 md=HOST spd=HIGH (480Mbps) pwr=ON (500mA)

       この時点で、Apple デバイスは、FreeBSD マシンが信頼できるかどうを問い合
       わせるべきです (``Mobile Data'' (モバイルデータ) は、オンでなければなり
       ません)。

       新しい ue USB イーサネットインタフェースは、利用可能となるべきです:

         # dmesg | grep 'ue[0-9]'
         ue0: <USB Ethernet> on ipheth0
         ue0: bpf attached
         ue0: Ethernet address: 4e:7c:5f:2c:5f:7a

       この時点で、usbmuxd(1) を実行する必要があるかもしれません
       (comms/usbmuxdports(7) で利用可能です):

         # usbmuxd --enable-exit --foreground --user root --verbose

       今、それは、ネットワークインタフェースを設定する時間です:

         # sysrc ifconfig_ue0="SYNCDHCP"
         ifconfig_ue0:  -> SYNCDHCP
         # service netif restart ue0

       それは、それです (That is it)。マシンは、今、USB テザリング (tethering)
       を通してネットワークに接続しているべきです。

関連項目
     arp(4), cdce(4), cdceem(4), intro(4), netintro(4), urndis(4), usb(4),
     ifconfig(8), usbconfig(8)

歴史
     ipheth デバイスドライバは、FreeBSD 8.2 ではじめて登場しました。

作者
     ipheth ドライバは、Hans Petter Selasky <hselasky@FreeBSD.org> によって書
     かれた。

バグ
     いくつかのデバイスは、自動的に認識されず、usbconfig(8) ユーティリティで代
     わりの設定を使用するために手動で設定される必要があるかもしれません。回避
     方法については、「使用例」を参照してください。

FreeBSD 13.0                     May 26, 2019                     FreeBSD 13.0

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