本日:61 昨日:197 先月:5816 累計:95820

menu明石市立朝霧小学校

校長室から

2023年1108 

1秒の言葉

update 2023-11-11 07:23:46

 先日の朝会で、子どもたちに「1秒の言葉」という詩を紹介しました。

「1秒の言葉」
               小泉吉宏
「はじめまして」
この一秒ほどの短い言葉に一生のときめきを感じることがある 
「ありがとう」
この一秒ほどの言葉に人の優しさを知ることがある 
「がんばって」
この一秒ほどの言葉で勇気がよみがえってくることがある 
「おめでとう」
この一秒ほどの言葉でしあわせにあふれることがある 
「ごめんなさい」 
この一秒ほどの言葉に人の弱さを見ることがある 
「さようなら」
この一秒ほどの言葉が一生の別れになる時がある 

一秒に喜び 一秒に泣く
一生懸命 一秒

 この詩は1985年の大みそか、民放の「ゆく年くる年」のCMとして1回だけ放送されました。放送後にはその短い言葉に心を打たれた方々からの反響が広がり、2008年には小学5年生「道徳」の副読本にも採用されました。
 たった1秒でできるあいさつや言葉かけから人と人との心がつながっていき、幸せがいっぱい広がっていきます。たった1秒の言葉ですが、そんなすごい力をもっています。
 例えば、日頃お世話になっているスクールガードの方に、「いつもありがとう」と声をかけるだけで、きっとスクールガードの方は日頃の疲れが吹っ飛ぶほど、幸せな気持ちになると思います。また、クラスで表情が暗い人に「どうしたの?」と声をかけるだけで、その子の気持ちはすごく楽になり、救われた気持ちになります。

 子どもたちには、相手の気持ちに気づき、あいさつや声かけができる人になって欲しいと願っています。そのために、少しの勇気を振り絞って“1秒の言葉”を自分から発するよう、指導・支援をしていきます。ご家庭でもぜひ“1秒の言葉”の大切さについて、お話をしてくだされば幸いです。その前にまず、大人の私たちから子どもたちに対して、“1秒の言葉”の声かけをするように心がけましょう。
コミュニティ・スクールバナー
明石のコミュニティ・スクール
Twitterページ