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バビロン 3 ―終― (講談社タイガ)

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本の詳細

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本の概要

<2019年10月、最凶のアニメ化決定!!>
「正気ですか、製作会社さん。……あとはまかせた!」
――担当編集者

今、世界の終わりが、始まる。

もう読みたくない――
なのにページをめくる手が止まらない!
読む劇薬、野崎まど。

日本の“新域”で発令された、自死の権利を認める「自殺法」。
その静かな熱波は世界中に伝播した。新法に追随する都市が次々に出現し、自殺者が急増。揺れる米国で、各国首脳が生と死について語り合うG7が開催される!人類の命運を握る会議に忍び寄る“最悪の女”曲世の影。彼女の前に正崎が立ちはだかるとき、世界の終わりを告げる銃声が響く。超才が描く予測不可能な未来。

【放送情報】
TOKYO MX 2019年10月7日(月)より 毎週月曜22:00~
BS11 2019年10月7日(月)より 毎週月曜24:00~
(放送日時が変更になる場合があります。ご了承ください。)
Amazon Prime Video にて 日本・海外独占配信
第1章「一滴の毒」(第1話~第3話)日本では10月6日(日) 24:00頃より一挙先行配信

【CAST】
正崎 善 : 中村悠一/九字院 偲 : 櫻井孝宏/文緒厚彦 : 小野賢章
瀬黒陽麻 : M・A・O /守永泰孝 : 堀内賢雄/半田有吉 : 興津和幸
野丸龍一郎 : 宝亀克寿/齋 開化 : 置鮎龍太郎

【STAFF】
原作:野﨑まど「バビロン」シリーズ(講談社タイガ刊)
監督:鈴木清崇
キャラクター原案:ざいん /キャラクターデザイン:後藤圭佑 /音楽:やまだ 豊
アニメーション制作:REVOROOT 製作:ツインエンジン

著者について

野崎 まど
【野崎まど(のざき・まど)】
2009年『[映] アムリタ』で、第一回「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。 2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた。2017年テレビアニメーション『正解するカド』でシリーズ構成と脚本を、また2019年9月公開の劇場アニメーション『HELLO WORLD』でも脚本を務める。「バビロン」シリーズ(2019年現在、シリーズ三巻まで刊行中)は、2019年10月よりアニメ放送がスタートする。文芸界要注目の危険な作家。

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商品の情報

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上位レビュー、対象国: 日本

5つ星のうち5.0Amazonで購入
いわゆる「geek」な大統領という異色の人物を主人公に据えて変容する社会をマクロに描いた新趣向の一冊。とはいえ「まど」らしさも十分。
2017年11月27日に日本でレビュー済み
最後の最後に「大どんでん返し」を仕掛けてくるのが野崎まど作品のお約束なのだけど、 今回は初っ端から「主人公交代」という大仕掛けで勝負してくるという異例の展開に。 もうずっと曲世愛に負けっぱなしの主人公・正崎さんは今回舞台脇に引っ込んでもらって 舞台中央に躍り出たのがなんというか非常に異色のキャラクター。 フィクション作品に出てくるベタなアメリカ大統領というと 「精神的にも肉体的にもタフな行動力とリーダーシップの塊」みたいな... さらに表示
最後の最後に「大どんでん返し」を仕掛けてくるのが野崎まど作品のお約束なのだけど、
今回は初っ端から「主人公交代」という大仕掛けで勝負してくるという異例の展開に。

もうずっと曲世愛に負けっぱなしの主人公・正崎さんは今回舞台脇に引っ込んでもらって
舞台中央に躍り出たのがなんというか非常に異色のキャラクター。
フィクション作品に出てくるベタなアメリカ大統領というと
「精神的にも肉体的にもタフな行動力とリーダーシップの塊」みたいな
学生時代はスクールカーストの頂点にいたんだろうな、と思わせる「タフガイ」のイメージが強い。

ところが、この三巻の主人公・アレックスことアレキサンダー・W・ウッド大統領ときたら
幼い頃から病弱でマスクとうがい薬がないと不安に陥り、長じてはコンピューターの知識を溜め込んで
オンラインゲームにのめり込み廃ゲーマーとしてヴァーチャルリアリティ世界の英雄に。
オンラインゲームの英雄に憧れて会いに来た美人で有能で自信に満ち溢れた女性エマとオフで会ったは良いけど
その英雄像とかけ離れたオドオドした態度を手厳しく窘められるという「弱キャラ友崎くん」みたいな展開に。
……が、何がどう間違ったのかこのアレックス君50歳を前に何故かホワイトハウスの主となっているのである。

物語はそんな異色のアメリカ大統領アレックスが日本の自治体「新域」で成立した自殺を認め公的に手助けする
「自殺法」の成立に続き、カナダのハリファックス、フランスのグルノーブルと続き、
遂にアメリカはコネチカット州・ハートフォードに自殺法を導入する自治体が現れた事で国務長官以下スタッフと
対応に出ざるを得なくなり、経過を見守る中G7の首脳会談=サミットを迎えるが、同時刻に斎開化率いる新域も
自殺法を成立させた各自治体の首長を集めて「自殺法サミット」を仕掛けてくる…というのが主な筋書き。

SFの楽しさは色々あるけど、その中には巨大な「IF」を持ち込まれた世界がどう変容するかを
個人のミクロな視点と同時にマクロな視点から追って描く事も出来る点があると思う。

例えば小松左京の「日本沈没」であれば、潜水艦パイロットでありながらD計画に参加する事になった小野寺や
地質学者で科学方面の代弁者・田所博士、幸長の様な政治方面の代弁者、渡老人の様な哲学者的存在、
あるいは無名の市民(食べ盛りの子供を抱えたサラリーマンのおっさんのエピソードとか実に泣かせる)
様々な立場の登場人物を並列させて描く事で各個人の視点と社会全体の変容を並行して描いている。

この「バビロン」というシリーズにおいては過去二巻では正崎善という一検事が製薬会社の不正を追う中で
自殺を否定せず、むしろ公的に認める政治的な動きに巻き込まれながらもその裏に見え隠れする謎の女・曲世愛を追う、という
個人のミクロな視点から描いていたのだけど、この三巻においては一旦そのミクロな視点の物語を中断。
アメリカ大統領をはじめ、G7の首脳という国家を動かす立場の人物を集めて「自殺法」というタブーに真っ向から挑む発想に
社会を代表する立場の人間がどう思考を巡らすか、その結果世界をどう導いていこうとするのかをマクロな視点で描こうとしている。

主人公アレックスはアメリカ大統領という即断即決が求められる立場とは真逆の
周りの空気をガン無視してひたすら思考に耽る「The thinker(考える人)」というまさに空気の読めない人物。
そんな彼だから、サミットの予定も当然の如くガン無視。
経済・外交という具体的問題を話しあうべき場で「自殺法の是非を考えよう」と持ち掛け、
「トロッコ問題」「臓器くじ」という思考実験を持ち出してG7首脳を哲学・倫理の問答に巻き込み
全員揃って「The thinker」化するぶっ飛んだ展開に。

それぞれのキャラクターを反映して意見を力強く打ち出す各国首脳を前に
(ちなみにこの首脳たち割とメジャーな政治家がモデルとなっている。イタリア首相とかもろにシルヴィオ・ベルルスコーニだし)
相変わらずアレックス君は自分の思考に潜り込んで「自殺とは?」から始まり、
「善とは何か?」「悪とは何か?」を十戒にまで、そしてその基本となる二つ愛にまで立ち戻って考え倒すのだけど…

このひたすら思考実験を繰り返す展開の中で途中から登場した正崎善はこのサミットが始まるまで徹底した脇役に徹している。
二巻で読者を「点線恐怖症」に陥れた曲世もまるで姿を見せないのだが、それ故に曲世の超能力的な死への誘いを体験した
正崎の口から語られる曲世の禍々しさ・恐ろしさはかえって強化されている。
そしてその曲世が何時現れるのか…と読者のスリルを散々煽った上でのサミット終盤、
アレックス君が「善とは何か?」という問いの「答え」に辿り着いたその瞬間から始まる展開のまあ見事なこと!

「野崎まど劇場」でもお馴染みの活字の使い方、ページの見せ方も小説の一部だと表明した野崎まどならではの
見開きを使った演出には前巻ラストの「点線」シーンで恐怖のどん底に叩き落された読者を
更にもう一回、地の底まで叩き落す様な強烈なインパクトがあった。

サブタイトルの「終」の意味が分かる頃には読者は完全に蒼褪めている事間違いなしの一冊。
非常に面白くて、同時におっかない一冊なので気力・体力ともに万全のコンディションで読まれる事をお勧めする。

追記
曲世に「エッチ大好き」宣言させるのは良いんだけど、
あの喋り方だから何だか曲世のイメージが宇能鴻一郎先生の官能小説に出てくる
「わたし、ジュン、としちゃったんです」な女の子に繋がってしまう…
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5つ星のうち3.0Amazonで購入
バビロンとして読むとイマイチか? ※ネタバレ含む
2017年11月22日に日本でレビュー済み
まず、第二巻の暗黒的なカタルシスが個人的には凄い好みで、この三巻はとても楽しみだった。  正解するカドが、なんかこううまくいかなくて、世間的な評価が微妙な感じでも、その感情は薄れなかった。  で、読んだのだが……、まずこの巻は主人公が交代している。俺はあくまでバビロンは正崎善と曲世愛の物語だと思っているので、巻の大半が別の主人公の視点となるとかなりテイストが変わってしまったという感はある。... さらに表示
まず、第二巻の暗黒的なカタルシスが個人的には凄い好みで、この三巻はとても楽しみだった。
 正解するカドが、なんかこううまくいかなくて、世間的な評価が微妙な感じでも、その感情は薄れなかった。
 で、読んだのだが……、まずこの巻は主人公が交代している。俺はあくまでバビロンは正崎善と曲世愛の物語だと思っているので、巻の大半が別の主人公の視点となるとかなりテイストが変わってしまったという感はある。
 ともあれ今巻の主人公アレックスの人物像も嫌いではないのだが、ただなんかこうスケール感がちょっとうまく行ってないような……。
 前巻から齋開化の自殺法関連は、曲世愛と比べて映えないと思っていたのだが、都市法として自殺法が世界各都市で制定されたとか言われても、それは安楽死の延長線上のようなものなので、そこまで事態の緊迫はない。いや、異常事態なのだが、やっぱり曲世がどう動くかわからない緊張感が全体に張り巡らせられていた方が、読んでいて面白い。いくら曲世が魔法のような力を持っているとは言っても、それで世界の法律を変えていくとなると荒唐無稽な感が強くなってしまうし、やはり曲世はサイコパスな殺人鬼としての切れ味を二巻のように魅せつけてくれた方が映えると思う。自殺法があくまで中心、って感じになっちゃうと法制定の為の政治劇みたいな感じになっちゃって、しかも展開がかなり静的。
 G7のサミットで善悪について語るというのは、やはりTPOを鑑みても場にそぐわない感じが強かった。善悪というのは個人が哲学として考えるというのならいいだろうが、政治的に考えるものじゃないだろうと感じてしまう。
 物語の進行という意味では、この物語内での『善』と『悪』という言葉が定義されたのは確かに進んだのだけれど、そこに至るのがアメリカの大統領である意味は果たしてあったのか。ある真理に辿り着いても結局曲世に殺されてリセットがかかるなら徒労の感が強い。
 自殺法は世界全体に適用され得る安楽死の延長線――だが、曲世の能力と比すると生温過ぎる。
 曲世の能力はもはや超能力じみた相手を終わらせる能力――しかしそれは個人の異能であり世界に適用できるものではない。
 この二つが上手く噛み合っていないので、世界のスケール感の調整がうまくいっていないように感じる。
 サイコパスな殺人鬼の特性がうまく映えるのはある程度クローズな領域だと思うので、あくまで舞台は日本、主人公は正崎のままでやってた方がよかったんじゃないだろうか。
 バビロンもこの三巻のラストでいよいよ世界規模みたいな展開になってきた訳だが、曲世愛の過去みたいなのは二巻で、この三巻では自殺法が世界展開するような話をやっていて、この先一体何の話をやるのだろう、という感じもする。話のスケールが広がり過ぎてしまったために収拾が難しくなってきていると思うのだが。これから正崎と曲世の関係性の決着をつけたところで、それだけでちゃんと物語のオチがつくのだろうか?
 あと、自殺はあくまで個人的な問題に紐づくものだから、感覚的にはアメリカの誰かさんが死んだところで「じゃあ自分も」とはならない気もする。

・正崎が主人公じゃない
・G7のサミットで善悪という抽象的話題をテーマとする
・自殺法のスケールと曲世愛の殺人の異様さがそれぞれ噛み合ってない気がする

 個人的にはしっくりこない巻だった。野崎まどは単巻で密度高めで話をまとめた方が面白いのではないか? と思い始めている。
 曲世は沢山終わりが見たいというが、自身の能力は強力な強制力を持つ洗脳能力なのに、世界に対してはあくまで個人個人に自殺の権利を与えるに過ぎない自殺法でいいのか? 安楽死の延長線上に過ぎない自殺法の制定は彼女の理想の世界に繋がっているのか? ここら辺が違和感で、彼女が齋開化とずっと行動を共にしている理由もよくわからない。
 自殺法に関しても、『なるほど、こんな風に変化した社会を見せたかったのだな』と次巻以降で納得できるといいなと思ってはいるが……。
 ともあれいかにも終わりそうなタイトルなのに終わらなかったから次巻にほどほどに期待。
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5つ星のうち1.0Amazonで購入
普段まったく小説を読みませんが
2018年6月1日に日本でレビュー済み
このシリーズは人に勧めらられて読みました。 1巻、2巻はまあまあでした。 ラノベと普通のミステリーの中間くらいの読み応えで、 よく言えば楽に読める、悪く言えば軽い。 テーマが重いのに、軽いってどうなんだ、というのが正直な感想でしたが、 1巻、2巻はそれなりに「驚き」があったので楽しめる部分がありました。 ところが、この「最終巻」と思っていた「終」を読み始めて違和感を覚えます。 主人公が出てこないのです。... さらに表示
このシリーズは人に勧めらられて読みました。
1巻、2巻はまあまあでした。
ラノベと普通のミステリーの中間くらいの読み応えで、
よく言えば楽に読める、悪く言えば軽い。

テーマが重いのに、軽いってどうなんだ、というのが正直な感想でしたが、
1巻、2巻はそれなりに「驚き」があったので楽しめる部分がありました。

ところが、この「最終巻」と思っていた「終」を読み始めて違和感を覚えます。
主人公が出てこないのです。
そして延々と、どこかのアメリカンドラマで観たような、
ありがちな会話劇が続きます。

どこで本来の物語に戻るのかと思っていたら、
本の半分を超えたあたりで、ようやく本来の主人公がでてきました。
しかし、視点はあくまで3巻の主人公であるアメリカ大統領。
この時点で、もうこの作品は「失敗」としか言えません。
まるでスターウォーズ8で、変なアジア人が主人公になって
作品をぶち壊したのと似ています。
読者をいい意味で裏切ってるつもりかもしれませんが、
悪い意味で裏切られました。

そしてラストはまったくの予定調和。
誰もが想像する通りの終わり方です。
つまり、この3巻は、なに一ついいところはありません。
褒めてる人は出版社の方でしょうか。

書いてある内容も無駄、文体も幼稚、オチもバレバレ。
それがこの3巻です。
4巻は買いません。
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