HDDとは、コンピュータシステムにおける記憶装置の一種で、磁気記憶方式によってデータを読み書きする装置のことである。パソコンの外部記憶装置として標準的に搭載されている。
本来は「ディスクドライブ」といえば読取装置のことを指すが、HDDにおいては中のメディアがドライブと一体化しており分解したり取り外したりできない構造になっているので、メディアを含めた装置全体を指して「HDD」という場合が多い。
HDDは、記憶メディアである「プラッタ」と呼ばれる円盤と、磁気ヘッドやアクセスアームなどの読み書き機構などが、1個のケースに密封された状態となっている。プラッタはアルミニウムやガラスを原料とし、多くの場合は一台のHDDに数枚のプラッタが搭載されている。磁気ヘッドはプラッタの表面にナノメートル単位で接近し、触れずにデータの読み取りや書き込みを行っている。
ハードディスクはプラッタへの記録密度の向上などによって大容量化ならびに小型化が進んでおり、外付け式として利用可能なものも数多く登場している。現在では携帯電話やポータブルオーディオプレーヤーなどに超小型のHDDが搭載されるケースも登場している。
(HDD から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/11 12:05 UTC 版)
ハードディスクドライブ(英: hard disk drive、HDD)とは、磁性体を塗布した円盤を高速回転させ、磁気ヘッドを移動することで、情報を記録し読み出す補助記憶装置の一種である。SSDと比べ、大容量でも低価格なことが特徴。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/13 01:32 UTC 版)
「PureHeart 〜世界で一番アナタが好き〜」の記事における「HDD」の解説
大容量記憶装置。戦闘時には、戦闘経験を多く記憶できることによってHP(体力)の低下を抑制し、HPの回復量を増大させる、STAM(スタミナ)に影響を与える。
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HDDの騒音はプラッタ(内部の磁気ディスク)の回転音と、磁気ヘッドのシーク・アクセス音に区別される。騒音自体は電源投入時のスピンアップ音(モーター駆動音)が最も大きいが、起動時のみでありあまり問題とされない。稼動中の回転音やアクセス音は流体軸受けの採用により大幅に抑えられ、比較的新しい製品であればさほど気にならない程度に抑えられている。3.5インチのHDDが主流だが、ノートパソコン用の2.5インチのHDDを用いると音が静かで熱も籠もりにくいという特徴を持った製品が近年出てきている(変換用のブラケットやケースが必要になる)。また、HDDを収納するタイプのパーツを使う事である程度音を封じ込める事が可能。ただし、HDDの発熱がこもったり、障害発生の前兆(異音)に気付きにくくなるというリスクがある(3. 5インチ程の製品が5インチベイ程の大きさに拡大する事がある)。また、一部メーカー製のHDDは専用のツールを配布し、アクセス速度を犠牲にしつつもHDDの騒音を低減するようにファームウェアの設定を書き換え出来るものもある。(HGSTの「Future Tool」など)
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「PlayStation 3」の記事における「HDD」の解説
PS3におけるハードディスクドライブ(HDD)は一般的な9.5ミリメートル(mm)厚で5400 rpmの2.5インチシリアルATAである。PS2のようなオプション装備ではなく標準装備である。例外的に2012年に欧州のみでHDD非搭載で代わりに12 GBフラッシュメモリを内蔵した廉価モデルが発売された。
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「東芝デバイス&ストレージ」の記事における「HDD」の解説
2003年(平成15年)12月には世界最小となる0.85インチハードディスクドライブを開発し、2006年にau向けのCDMA 1X WIN対応携帯電話「MUSIC-HDD W41T」に搭載した。このHDDは「世界最小のハードディスクドライブ」として2005年版のギネス世界記録に掲載されていた。 2012年(平成22年)にハードディスク全分野の製品の提供とストレージ事業のさらなる強化、またウェスタン・デジタルのHGST(旧・日立グローバルストレージテクノロジーズ、日立GST)買収(同年3月8日完了)に伴う寡占化対策としてウェスタン・デジタルからコンシューマ向け製品の一部の製造設備、知的財産とニアライン向け製品の一部の製造設備(HGSTの1TBプラッタの3.5インチドライブの製造設備及びウェスタン・デジタルの試験設備や知的財産の一部を取得し、東芝が取得するまでHGSTではその設備を用いた生産を継続)。それまで製造していた2.5インチ以下及びエンタープライズ向け3.5インチのハードディスクに加え、クライアント向け3.5インチのハードディスクの製造も開始した。 生産拠点の集約による効率化のため、ウェスタン・デジタルには東芝ストレージデバイス株式会社(当時)の子会社で2011年のタイにおける洪水で被災し、休止していた生産子会社の東芝ストレージデバイス・タイ社を譲渡(2009年に富士通より取得した製造拠点、ウェスタン・デジタルが取得した後の処遇は未定であったが、人員はウェスタン・デジタルのタイにおける生産拠点に編入)した。
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HDDを記録装置として利用したポータブルプレーヤー。第2期iriverのHDDモデルは多機能さを前面に押し出した物が多い。H100やH300はバグなども多かったが、光デジタル端子、USBホスト機能、マイク端子など機能的な面から未だに一部のハードユーザーから支持されている。しかし、PMPシリーズはバグが多いのになかなか改善されず、まだポータブルビデオはまだ日本では普及には時期尚早だったこともあり、販売展開に失敗。また、全体的に本体サイズが大きめなどデザインの難点もあり、日本では成功しなかった。その反省から、小型HDDを利用した本体のサイズの小さいH10や、さらに小型化を進めたEシリーズを発売した。 HシリーズH100(iHP-100) (10GB/20GB/40GB) - 光デジタル端子搭載 H300 (20GB/40GB) - USBホスト機能搭載 H10 (5GB/6GB/20GB) Eシリーズ - Hシリーズの事実上の後継E10 (6GB)
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2003年12月、世界最小となる0.85インチハードディスクドライブを開発し、2006年にau向けのCDMA 1X WIN対応携帯電話「MUSIC-HDD W41T」に搭載した。このHDDは「世界最小のハードディスクドライブ」として2005年版のギネス世界記録に掲載されていた。 2012年にウェスタン・デジタルのHGST(旧・日立グローバルストレージテクノロジーズ、日立GST)買収(同年3月8日完了)に伴う寡占化対策としてウェスタン・デジタルからコンシューマ向け製品の一部の製造設備及び知的財産とニアライン向け製品の一部の製造設備(HGSTの1 TBプラッタの3.5インチドライブの製造設備及びウェスタン・デジタルの試験設備や知的財産の一部、東芝が取得するまでHGSTではその設備を用いた生産を継続。)を取得し、それまで製造していた2.5インチ以下及びエンタープライズ向け3.5インチのハードディスクに加えクライアント向け3.5インチのハードディスクの製造も開始した。なお、ウェスタン・デジタルには東芝ストレージデバイス株式会社の子会社で2011年のタイにおける洪水で被災し休止している生産子会社の東芝ストレージデバイス・タイ社を譲渡(2009年に富士通より取得した製造拠点、ウェスタン・デジタルが取得した後の処遇は未定だが、人員はウェスタン・デジタルのタイにおける生産拠点に統合する予定。)した。前者の案件は「ハードディスク全分野の製品の提供」と「ストレージ事業のさらなる強化」のため、後者は「生産拠点の集約による効率化」のため、との発表を行った。
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