Gtkを利用して作成されたアプリケーションは、SolarisのCDEとは異なったフォントを参照しています。見た目の統一感が無いので、同じような感じにしたいと思うのは誰でもでしょう。例えば、gimpの画面を以下のように変更する方法です。こちらのページを参考にすれば簡単に変更できてしまいます。

　

フォントをゴシック12ptsに変更しています。　↓↓

　


ホームディレクトリに、ドットファイル".gtkrc"を作成するだけです。内容は、

　style "Default" {
　    fontset = "-ricoh-hg gothic b-medium-r-normal-*-*-120-*-*-m-*-jisx0208.1983-0"
　}
　widget "*" style "Default"



としてみました。この場合はSolarisのCDEのSmallフォントに合わせた大きさで、RICOH HGゴシックを12ポイントで指定しています。 しかし、この方法ではユーザー毎に 設定しなければいけません。全てのユーザーを対象にする場合は、"/usr/local/etc/gtk/gtkrc.ja"を同様の方法で編集します。".gtkrc"の時と同じように1つのフォントで済ませてしまうか、デフォルトで指定されているように、複数のフォントを組み合わせて指定するか、好みに応じていろいろ変えてみましょう。

　style "gtk-default-ja" {
　    fontset = "-adobe-helvetica-medium-r-normal--12-100-100-100-p-76-iso8859-1,\
　                   -ricoh-hg gothic b-medium-r-normal-*-*-120-*-*-m-*-jisx0208.1983-0,\
　                   -misc-fixed-medium-r-normal--12-*-*-*-*-*-jisx0208.1983-0,\
　                   *-r-*"
　}
　class "GtkWidget" style "gtk-default-ja"



ところで、gtkが複数インストールされている場合があります。/opt/sfw/etcだったりする場合は、それぞれ全部書き変えるか、リンクを張る等しなければ利用するソフトによっては参照先が異なるため有効になりません。 

フォントを変えてもあまり効果が期待できない場合もあります。下記は、cdrecordのフロントエンドである、gcombustです。国際化しているので、難なく日本語表示できているのは申し分ないのですが、あまりに間延びし過ぎてしまい、1280*1024の解像度が必須になってしまいます。

　

フォントをゴシック12ptsに変更してみましたが、まだまだ大きな画面のままです。

　

オリジナルはどうなってんのか？．．．　% setenv LANG C としてみたところ、こんな感じになりました。オリジナルの英語の文字数が多いので仕方ないようですね。文句を言わず、翻訳してくださった方に感謝しましょう。

　

2002/03/25