モーグルの日本代表が７日、バンクーバー市内で記者会見し、抱負などを語った。

　今季のＷ杯未勝利の不安を問われた上村愛子（北野建設）は「（直前の福島合宿で）良い練習が出来た。焦りはないです」。８日から公式練習が始まるが、会場のサイプレスマウンテンは標高が低いので積雪が少なく、雪を他の場所から運び込んでコース整備が続く。上村は「雪の状態を確認しながら、ゆっくりコースをみたい」。伊藤みき（中京大）は「雪不足は悲しいな、と思いますけど、全員が同じ条件なので気にしても仕方ない」。尾崎快（早大）は「雨さえ降らなければいい」と割り切っていた。

　その後、スノーボードクロス代表が記者会見し、前回トリノで７位入賞の藤森由香（アルビレックス新潟）は「トリノはＷ杯に出始めて間もなくの大会で準備不足だった。世界との差を埋めるために４年間やってきて、ようやく芽が出てきた」と力強く語った。（稲垣康介）