鈴鹿サーキット Round6


 2008 AUTOBACS SUPER GT 第6戦
   第37回 インターナショナル ポッカ1000km

 練習走行 2008年8月22日(金)
 公式予選 2008年8月23日(土)
 決  勝 2008年8月24日(日)


鈴鹿サーキット Round6 Race


■決勝結果結果

フリー走行: 1位
決勝結果:19位

■開催日:2008年8月24日

天 候:
観客動員数:決勝37,000人
監 督:坂東 正敬

■コース :鈴鹿サーキット(全長5.807km)
路面コンディション:ドライ
車 名:ウェッズスポーツIS350
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:織戸 学/阿部 翼/関口 雄飛
チーム:WedsSportRacingTeam with BANDOH

<< 決勝日フリー走行 >>
天候:曇  路面状況:ウエット  気温:24度  路面温度:36度


決勝日の朝、フリー走行が始まった。

天気予報では午前中は雨だったが、雨は上がり曇り空の中、関口選手からスタートした。

昨日の予選2回目、スーパーラップがキャンセルとなり、この走行で関口選手は107%タイムをクリアしなければならない。
路面はところどころ濡れているものの、スリックタイヤでスタート。4LAP目に2分13秒441を記録し1番手になり107%タイムをクリアした。

GT500クラスのマシンがコースアウトのため赤旗中断この時点の順位は7番手で赤旗解除後に織戸選手に代わる。2LAP目に2分9秒165を記録しふたたび1番手タイムを出した。

予選はスーパーラップが雨の為6番手スタートだが決勝用セットが決まっているため今回のレースでは良いポジションまで上がれるだろう。

<< 決勝 >>
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:28度  路面温度:32度


真夏の鈴鹿1000kmに乗り込む!

相変わらずの曇りではあるが少し雨が降ったりしていた。

スタートドライバーは織戸選手、
ドライタイヤでのスタートとなる。






オープニングラップでは6番手のまま順調に周回して行く。9LAP目には5番手までポジションアップしてきたが、スプーンコーナーで雨が降り出した。しばらくするとホームストレートでもパラ付き始めたが本降りにはならず止んでいた。

順調に周回を重ねる中、13LAP目には4番手に、21LAP目には前を行く95号車ライトニングマックイーンapr MR-Sがコースアウトし3番手に浮上する。

23LAP目には今回早さを見せた26号車ユンケルパワータイサンポルシェを交わし2番手までポジションアップした。

トップとのタイム差は5秒後半の差があったが1000kmレースでの5秒は取り返せる差ではあった。

レース戦略としては3ストップ作戦。

スタート担当の織戸選手から始まり阿部選手、関口選手、そして織戸選手がゴールする予定で、最初のスティントは39LAPの予定だったが、29LAP目に燃料系トラブルが出てしまった。

急遽、燃料補給とドライバー交代を行い10番手で復帰した。

しかし、阿部選手から無線で「5速ギアが入らない」と報告があった。阿部選手は5速ギア無しで懸命に走行し、48LAP目には7番手まで回復していた。

阿部選手の懸命の走りでコースには残っていたが、60LAP目にはシフトアップしなくなりPITインする。メカニックが確認したところ、ギアの破損した欠片がシフトアップのギアに噛んでしまい動かなくなっていた。チームで意見交換をし、表彰台圏内には戻れないのであればポイントを取るほうに作戦を切り替え、ファステストラップを狙うことになった。
ミッションをバラし、ギアを交換して1時間20分でマシンをコースに戻すことが出来た。

ドライバーは関口選手。鈴鹿1000kmの助っ人ドライバーで昨年のSUGOレースでレーシングプロジェクトバンドウに優勝をもたらしたドライバーの1人だった。

関口選手はトップから31LAP遅れでスタートし、5LAP目(65LAP)には2分9秒340を記録し、ファステストラップを獲得した。この時点での順位は21番手、83LAP目に阿部選手に交替し、20番手まで順位を上げる。

94LAP目に最後のスティントで織戸選手に交替した。完走扱いになる周回数まで全力で走る。結果、118LAPを走行し、19番手で完走周回に達した。

ウェッズスポーツIS350はデビューから4戦目、速さはあるが新車ゆえのマイナートラブルが今回も出てしまう結果となってしまった。次戦のもてぎレースでは表彰台をめざしチーム一丸となって行きたい。


決勝 コメント


織戸 学
ドライバー:
織戸 学
決勝はスタート前のセット変更が3人のドライバーを考えすぎたかな?リアウイングね。
スタート直後から行く予定でしたが、思いのほか路面温度もあがらず、作戦を変え、序盤はばっちりタイヤ温存、ガソリン温存で、まわりがたれてきてからプッシュをはじめました。
20周目?くらいで2番手にあがり、さあこれから3ピット作戦、40周まで、トップの紫電をおいかけるつもりが、燃料系に異常が出てきて失速。無線でこのまま止まってしまってはもったいないので、一度給油をと早めにpit in。ここまではまだ作戦変更で、中盤後半、ガスの問題がなおれば、いける予定でしたが、阿部に代わり、ミッションに異変が?予定通りに行ければ、表彰台は確実だったかな?悔しいね。しかしいつも万全な体制でレースにのぞめる、チーム、そしてメカニック、スタッフの方々には感謝しております。

ISはまだ生まれて3か月の赤ちゃんです。トラブルやマシンセットを出しながら前へ前へ進んできております。スポンサーの皆様やfanの皆様には申し訳ない気持でいっぱいです。気を引き締めて結果を出します。

阿部 翼
ドライバー:
阿部 翼
コンディションはドライで、自分達に運が向いてきたと感じました。

織戸選手が予定よりも早いピットインで、自分に早くドライバーチェンジすることとなりました。ドライバーチェンジも無事に完了し、コースイン。しかし、3周目にミッショントラブルが起き、最悪の事態となりましたが、5速飛ばしでシフトアップする走行に切り替え、なんとか走っていたのですが、27周目ギアがホールドしてしまい、ピットイン。菅生に続き悔しいですが、レースを終えることとなってしまいました。

3週間後の、茂手が待っているので、気持ちの切り替えを行い、完璧なレースの流れを作っていきたいと思います。皆さん、これからも応援をお願い致します。

関口 雄飛
ドライバー:
関口 雄飛
今回第3ドライバーだったので金曜日に計測10周程度、予選は1周も走行ができなかったがその中でも決勝でファステストラップを記録できた。
300クラスの決勝ラップ2位の車とは0、8秒差だったがクリアラップをとれてい れば間違いなく1秒以上差をつけることができた。これはWedsSport IS350 のポテンシャルを証明していると思う。
今回は残念ながらトラブルが発生してしまったが、次戦でも間違いなく優勝争いに絡 めると思う。

最後に、ウエッズスポーツ様、マサ監督、メカニック、辻さん、織戸選手、阿部選手、ありがとうございました!

坂東 正敬
監督:
坂東 正敬
何故?と言う気持ちでいっぱいです。
ヨコハマタイヤと路面のマッチングもかなり良かったのでおもしろいレースが出来ると思った矢先にトラブルが発生しました。
チームの雰囲気も良かっただけに残念です。
残り3戦全勝する気持ちで頑張ります。


総合結果


■GT300クラス/決勝
2008-08-24 | スタート 13:00 | 天候:晴 | コース:ドライ | 鈴鹿サーキット:5.807km
Po. No. Machine Driver Time Diff Laps Tire WH
146MOLAレオパレスZ星野 一樹
安田 裕信
5:58'40.469160MI75
295ライトニング マックィーン apr MR-S大嶋 和也
国本 京佑
坂本 雄也
1Lap159MI35
37ORC雨宮SGC-7井入 宏之
折目 遼
松村 浩之
1Lap159YH45
462WILLCOM ADVAN VEMAC 408R柴原 眞介
黒澤 治樹
密山 祥吾
1Lap159YH

+1

526ユンケルパワータイサンポルシェ谷口 信輝
山路 慎一
澤 圭太
1Lap159YH
681ダイシン ADVAN Z青木 孝行
藤井 誠暢
2Laps158YH30
711JIMCENTER ADVAN F430田中 哲也
植田 正幸
3Laps157YH
8111ARKTECH BOXSTER-GT小泉 洋史
黒澤 翼
5Laps155KH

+2

927石松・FUNKY'S・HANKOOK GT3井上 貴志
ファン・ジヌ
高崎 保浩
5Laps155HK

+2

105プロμ マッハ号 320R玉中 哲二
山野 直也
筒井 克彦
6Laps154YH

+2

11170外車の外国屋&LMPポルシェ石橋 義三
山岸 大
高見沢 一吉
9Laps151YH
1288triple a ガイヤルドRG-3松田 秀士
古谷 直広
坂本 祐也
9Laps151YH

+2

13666楽天 BOMEX 320R周防 彰悟
山下 潤一郎
Takamori.com
9Laps151KH

+2

1487アクティオガイヤルドRG-3和田 久
栗原 宗之
行方 由久
15Laps145YH

+2

1566triple a ムルシェRG-1山西 康司
余郷 敦
24Laps136YH

+2

161184CARAT SON GT3宮本 隆士
Guts 城内
栗原 正之
28Laps132YH

+2

1777クスコDUNLOPスバルインプレッサ山野 哲也
佐々木 孝太
33Laps127DL40
1852GREEN TEC KUMHO IS350黒澤 琢弥
井口 卓人
山内 英輝
35Laps125KH

+2

1919ウェッズスポーツIS350織戸 学
阿部 翼
関口 雄飛
42Laps118YH10
GT300 規定周回数:112

2プリヴェKENZOアセット・紫電高橋 一穂
加藤 寛規
吉本 大樹
69Laps91YH20

33HANKOOK PORSCHE木下 みつひろ
影山 正美
82Laps78HK

+1


43ARTA Garaiya新田 守男
高木 真一
峰尾 恭輔
119Laps41MI85

4EBBRO UEMATSU 320R阪口 良平
松下 昌揮
植松 忠雄
129Laps31YH

110KUMHO BOXSTER-GT光貞 秀俊
池田 大祐
156Laps4KH


■GT 500 CLASS/決勝
2008-08-24 | スタート 13:00 | 天候:晴 | コース:ドライ | 鈴鹿サーキット:5.807km
Po. No. Machine Driver Time Diff Laps Tire WH
112カルソニック IMPUL GT-R松田 次生
セバスチャン・フィリップ
5:56'31.327173BS

+1

2100RAYBRIG NSX井出 有治
細川 慎弥
松浦 孝亮
0'07.866173BS10
336PETRONAS TOM'S SC430脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
カルロ・バンダム
0'34.598173BS30
422MOTUL AUTECH GT-Rミハエル・クルム
柳田 真孝
ドミニク・シュワガー
0'35.062173BS20
53YellowHat YMS TOMICA GT-Rロニー・クインタレッリ
横溝 直輝
0'41.833173BS

+1

66ENEOS SC430飯田 章
ビヨン・ビルドハイム
ロベルト・ストレイト
0'51.810173BS
724WOODONE ADVAN Clarion GT-RJ.P・デ・オリベイラ
荒  聖治
1'24.333173YH35
823XANAVI NISMO GT-R本山 哲
ブノワ・トレルイエ
ファビオ・カルボーン
2'00.744173BS55
938ZENT CERUMO SC430立川 祐路
リチャード・ライアン
1Lap172BS55
1035宝山 KRAFT SC430ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
1Lap172BS30
1132EPSON NSXロイック・デュバル
平中 克幸
2Laps171DL
1218TAKATA 童夢 NSX道上 龍
小暮 卓史
4Laps169BS110
131ARTA NSXラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
6Laps167BS
1425ECLIPSE ADVAN SC430土屋 武士
石浦 宏明
35Laps138YH20
1539DENSO DUNLOP SARD SC430高木 虎之介
アンドレ・クート
嵯峨 宏紀
40Laps133DL

+2

GT500 規定周回数:121

17REAL NSX金石 勝智
金石 年弘
塚越 広大
54Laps119BS5

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

開始時刻:13:05'23/終了時刻:19:01'54

出走台数:40台/完走台数:34台

GT500 決勝ベストラップ Top3 :
1'57.897 : No.1 ARTA NSX (ラルフ・ファーマン)
1'58.240 : No.38 ZENT CERUMO SC430 (立川 祐路)
1'58.266 : No.100 RAYBRIG NSX (井出 有治)

GT300 決勝ベストラップ Top3 :
2'09.340 : No.19 ウェッズスポーツIS350 (関口 雄飛)
2'10.155 : No.26 ユンケルパワータイサンポルシェ (谷口 信輝)
2'10.221 : No.95 ライトニング マックィーン apr MR-S (坂本 雄也)

No.17 2008 SUPER GT Sporting Regulations 第33条 13.(ピット作業)違反により、訓戒が課された。

No.2 2008 SUPER GT Sporting Regulations 第28条 14.(一般安全規定)違反により、ドライビングスルーペナルティが課されたが、リタイアの為、執行を留保された。

No.36 国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間での追い越し行為)により、ペナルティストップ10秒が課された。

No.27 2008 SUPER GT Sporting Regulations 第33条 13.(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティが課された。