UW-IMAP 2001a

本当は UW-IMAP for Cygwinなんてものがあるんですが, これって窓2Kなんですよね. そのせいかどうかはよく知りませんが, うまく動きません. ってことで, 一からコンパイルしてみました. inetd を使って動かして, それなりに快適. ちなみに UW-IMAP ってが POP3 にも対応しているので, 窓な IMAP/POP サーバのできあがりです.

インストール方法

imap.tar.Zをダウンロード.
make cyg で os-dependent なファイルをコピーさせる.
c-client/flcksafe.c の l.25 に return 0; を追加. flock() が未実装なため、flock を迂回するための措置.
c-client/env_unix.c の l.929 の sleep を 1 から 0 に修正. メールボックスがロックされているときの回避ルーチンがあると, 毎回タイムアウトを待たないとメールが流れてこないのです.

以上の変更をした後, 次のようにして make する.

    make cyg; cp imapd/imapd.exe /usr/local/sbin/
    make cyg; cp ipopd/ipop3d.exe /usr/local/sbin/

/usr/bin/iu-config を実行することにより各種ファイルの設定. ま, 普通の人はこんなことでもない限りこんなツールは使わないでしょう.

/etc/inetd.conf に以下の行を追加:

    imap stream tcp nowait root /usr/local/sbin/imapd imapd
    pop3 stream tcp nowait root /usr/local/sbin/ipop3d ipop3d

//c/WINDOWS/SERVICES に追加:
```
    imap 143/tcp
```
/usr/sbin/inetd により inetd を起動.

inetdの設定

inetdをスタートアップに登録する前に, Cygwin な窓から起動してみてちゃんとIMAPが動くことを確かめておきましょう.

inetd のショートカットを作成.

    (リンク先) D:\cyg\usr\sbin\inetd.exe -d
    (作業フォルダ) d:\cyg\bin
    (実行時の大きさ) 最小化

ショートカットをスタートアップに登録.

POP3dの動作チェック

パスワードがないと読めないので、crypt で生成されたパスワードを /etc/passwd に書き込む.

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