SRC (Simulation RPG Construction) 製作計画 しょの2

「スーパーシューティング大戦」

最終更新 15年5月25日

 


■よみがえれ伝説の翼よ!

名作シューティングゲームの機体が大集合

いわゆる「シューティングゲーム」はテレビゲーム黎明期から連綿と受けつがれてきたジャンルだ。

古くは「ゼビウス」、新しいものでは「式神の城」など・・・。

この企画は、ゲーマーたちを魅了しつづけたこれらの作品に登場した「自機」が一同に介して「スーパーロボット大戦」をやったらどうか?というこころみである。

登場する予定の作品は以下のとおり。心正しいゲーマーならば、名前を聞いただけでワクワクしてしまうはずだ。

・「ゼビウス」シリーズ/1983年〜 NAMCO

・「グラディウス」シリーズ/1985年〜 コナミ

・「ツインビー」シリーズ/1985年〜 コナミ

・「R−TYPE」シリーズ/198○年〜 IREM

・「レイフォース」シリーズ/1994年〜 TAITO

・「ダライアス」シリーズ/1986年〜 TAITO

・「メタルブラック」/1991年 TAITO [鈴木ごん太氏提供]

・「シルフィード」/1987年 GAMEARTS

・「サイバリオン」/1989年 TAITO

・「ZANAC」シリーズ/2001年 コンパイル [鈴木ごん太氏提供]

・「オルディネス」/1991年 HUDSON [轟 雄史氏提供]

・「怒首領蜂大往生」/2002年 ケイブ

・「斑鳩 〜IKARUGA〜」/2001年 トレジャー

・「精霊戦士スプリガン」シリーズ/1991年 コンパイル  [鈴木ごん太氏提供]

・「超兄貴」シリーズ/1991年 メサイヤ  [鈴木ごん太氏提供]

・「テグザー」 1985年 ゲームアーツ

・「暴れん坊天狗」 1990年 メルダック  [鈴木ごん太氏提供]

 

■ユニット紹介 ※一部公式設定を独自に拡大解釈している場所があります。ご了承ください。


スペースクラフト ソルバルウ (合体可能 ソルグラード+ゼオダレイと合体→ソルバルウ・ガンプミッション /ダレイと合体→スーパーソルバルウ )
超金属イル・ドークトの装甲を持つ最新鋭超能力戦闘機!
パイロット: 未定 (小説「ファードラウト」に準拠すると[ムー]。ゲームブック版に準拠するとP・Jこと[ポール・ジョーンズ])
敵 :謎の侵略者・ゼビウス軍 (敵ボス=超コンピュータ「ガンプ」)
武装:
ゲルマック熱線砲:熱線銃。(3D/Gより)
スパリオ・ブラスター:超能力の弾丸スパリオを、対地攻撃に転用したもの。
ザッパー:イル・ドークト鋼をも砕くソルバルウの主砲。
ディオス・ザッパー:ザッパーの塊をナイフのようにして射出する兵器。(3D/Gより)

パワー・ザッパー:超能力増幅装置ダレイを装備した状態での強化されたザッパー。
スーパー・ザッパー:通常の256倍の破壊力を持ち、バキュラ鋼すら破壊する。

関連ユニット:

ソルグラード :中距離支援用戦闘機。拡散式ザッパーを装備。
ゼオダレイ  :強行偵察機。バックザッパーを装備
タルケン   :地球のドークト研究所が、12000年前の遺跡から発掘した先住地球人の戦闘機(コピー)。回転砲座を持つ。
ファントム  :地球軍の補給機。

シオ・ナイト :謎の飛行物体。

トーロイド  :ガンプの耳目とも言える監視用機。イル・ドークト鋼製。
アンドアジェネシス:全面をバキュラ鋼で覆われた、ゼビウス軍の母艦。ガンプの意志たるブラクザが宿っている。

出展 「ゼビウス」 (「スーパーゼビウス〜ガンプの謎〜」「ゼビウス〜ファードラウド伝説〜」「ソルバルウ(MSX)」「ゼビウス3D/G」など)

遠藤雅伸によって構築された緻密な世界観が話題となった、縦スクロールシューティングゲームの元祖ともいうべき作品が「ゼビウス」である。本作は、宇宙から飛来した謎の侵略者ゼビウス軍に、地球の最新鋭機「ソルバルウ」が対抗するというストーリー。だが実はゼビウス軍とは人類とはその種を同じくするもの。かって何万年も前に地球上で栄えた超文明が、当時のコンピュータである「ガンプ」のみちびきによって氷河期の到来を前に宇宙に逃れた…という設定である。

[ KEYWORD!]

ゼビ語 : 地球とは全く別形態の言語で、ゼビウス人およびガンプが使用する。数は16進数で数える。なお、「ゼビウス」は「第四の惑星」。「ソルバルウ」とは「太陽の鳥」。「ファードラウド」は「六星直列(グランドクロス)」を意味する。

本ゲームでの扱い:

スパロボで言えばマジンガーZにあたるのがソルバルウである。ある意味非常に素朴な機体。射程は短く連射も利かない。武器の命中率と回避力も低い。ただし、設定上「イル・ドークト鋼は核の直撃にも耐える」とのことなので、これは超合金Zのようなものであろうと考えた。ちなみに有名なバキュラは「イル・ドークトをさらに高純度に精製したもの」らしい。のちのコンパイルの作品「ガンプの謎」ではダレイを装備するとこれが破壊できるということだったので、その状態では非常に高い攻撃力を持つということにする。なお、スーパーザッパーが通常のザッパーの256倍という設定は、遠藤氏の冗談から発した「バキュラは256発撃てば壊れる」というデマから。

本ゲーム中ではその装甲を生かし、前線にバリバリ出て行って暴れるような戦い方になる。さしずめザッパーがロケットパンチで、ディオスザッパーがブレストファイアーか…

ちなみに、最大の問題は主人公。私がまだ小説「ファードラウド」を読んだことが無いため、ムーという人間がいかなる者かかなり不明だ。ゲームブックなら持ってたのでPJならわかるんですけど、そもそも彼はソルバルウに乗ってないし…。

 

超時空戦闘機 ビックバイパー
リークパワーで時空間を駆け抜けろ!多彩な武装を持つ宇宙戦闘機
パイロット: ジェイムス・バートン (超人類リーク人の末裔にして宇宙科学庁の科学者。のちの皇帝ラーズ18世。)
敵 : 宇宙の闇にひそむ邪悪な意志「バクテリアン」(魔王ゴーファー、闇の女神ゼロス、炎の龍サラマンダ) / ヴェノム (もう一人のリーク人。科学庁のもと長官)
武装:
インパルスレールガン:いわゆる通常ショット。実弾兵器。
スマートミサイル:いわゆるミッソー。対地巡航ミサイル。
マルチプルインパルスガン:いわゆるダボー。補助兵器。
プラズマレーザー:いわゆるレーザー。主武器。

特殊兵装:
同期制御多目的戦闘エネルギーポッド
いわゆるオプション。リークパワーの上昇とともに、同時にコントロールできる数が可変して、戦闘力も単純計算で倍々になっていく。
多種防御フィールドジェネレータ
いわゆるフォースフィールド。リークパワーを収束させて全面にバリアを生み出す。

関連ユニット:

ロードブリティッシュ:バクテリアンの親衛隊サラマンダ軍によって滅ぼされたラティスの機体。王子ブリティッシュが搭乗する。
メタリオン :いわゆる二号ロボにあたり、ビックバイパーの後にジェイムズ・バートンが搭乗する最強の超次元戦闘機。(グラディウス2より)

ファン :バクテリアンの中でも最も低級かつ数が多い存在。扇風機のように回転し、編隊を組んであらわれる。
モアイ :バクテリアンが寄生し、融合した岩の像。イオンリングを放ち攻撃を行う。
ビックコア :バクテリアンによって生み出された超時空巨大戦艦。

出展 「グラディウス」(「グラディウス2」「グラディウスU〜ゴーファーの野望」「グラディウスV〜伝説から神話へ〜」「沙羅曼蛇」など)

グラディウスの設定・ストーリーのほぼ全てはMSX版グラディウス2に準拠する。これによれば、バクテリアンとは宇宙に住む邪悪な意志そのもののような扱いで、いわゆる「トップをねらえ」の宇宙怪獣、または「マップス」の伝承族みたいなものらしい。彼らは群体でひとつの個性を持ち、各作品に登場するラスボスの意志が全ての敵を動かしているのだ。主人公のジェイムズ・バートンは、バクテリアンの侵攻を受けたグラディウス星科学庁の若いリーク人科学者。リーク人は、もともと惑星の南半球に住み原始的な生活をいとなんでいた、不思議な力を持った種族である。(現在は危機に瀕している)。なおビックバイパーは、リークパワーを利用してグラディウス科学庁が生み出した初の超時空戦闘機。事実上、リーク人であるジェイムズにしか操縦できない。

[ KEYWORD!]

ヴェノム : ジェイムズと同様リーク人の末裔の一人。「1」の後科学庁の長官になり、「ハイパードライブシステム2」と「バイオコンピュータシステム」を生み出す。この技術によって作られた最強の超時空戦闘機がメタリオン(グラ2の自機)である。彼はのちにクーデターを起こすが失敗し逃亡、バクテリアンと手を結ぶ。

本ゲームでの扱い:

古きよき壮大なスペースオペラを彷彿させる「グラディウス」の設定は、アニメにたとえると「エルガイム」や「ファイブスターストーリーズ」に相当する。そういえば主人公の設定もどことなくダバ・マイロードに似ている気がする。このためビック・バイパーの機体の特性は、ヘビーメタルなどの「ガンダム以外の富野アニメ」的なものと認識している。つまり、「リアル系なんだけど、前線で戦うこともできる」というニュアンス。また、このゲーム最大の特徴である「段階的にオプションが増える」というのは、気力の上昇にしたがってユニットを「パワーアップ」できるという特殊ルールで再現する。パワーアップを行うと、スピードが上昇してオプションが追加され、武装の攻撃力が高くなるのである。

ユニットそのものの使い方は「オールマイティ」というカンジ。さまざまなミッションで場所を問わず活躍できる。

 

ツインビーメカ ツインビー ・ ウインビー ・ グインビー 
元気爆発!意志を持った3機のスーパーマシン
パイロット: ライト (異世界ソルティアスの血を引く中学生の男の子) / パステル (ライトのいとこの美少女) / ミント (パステルの弟で天才赤ちゃん)
敵 : どんぶり島のマッドサイエンティスト ワルモン博士 / ナンセンス大公とふしぎの国のクーデター軍(私設軍) 

武装:

[ツインビー] 機動力が高く、近接戦闘を得意とする。
ツイン砲:ツインビーの主武器の二連装キャノン
ピコハンマー:近接専用の武器。早い話がピコピコハンマー
気合弾:ツインビーの気力を塊にして打ち出す必殺技
シャインベルショット:最大の破壊力を持つ切り札

[ウインビー] 哨戒・偵察用機。
プリティアラモード:武器であるリボンを使用した必殺技のひとつ
ハートフルシフォン:武器であるリボンを使用した超必殺技

[グインビー] 戦闘支援機。
バズーカ:遠距離を攻撃するのに適したグインビーの主砲
ガラグレネード:秘密兵器。ガラガラ型のグレネードボム
ミラクルボイス:ミントの鳴き声を増幅して利用する音波兵器

関連ユニット:

ブラックツインビー1号機 :ワルモン博士が作ったアンドロイド・シーズが搭乗。
ブラックツインビー2号機 :シーズの弟にあたるアンドロイド・サリュートが搭乗。

ザコビー:ワルモン博士によって作られた人工知能搭載型戦闘機の名称。雑魚。

出展 「ツインビー」(「もえろ!ツインビー」「出たな!ツインビー」「POP’nツインビー」「ツインビー・ヤッホー」など)

ハードSF的な嗜好が強いシューティングゲーム界で、一風変わった世界観(ポップでキュート?)を持った「ツインビー」は、その独自のシステムやゲーム性、世界観を広げる一連の二次作品の発表などから、非常に根強い人気を獲得することに成功した。初期の作品では、その舞台となるロケーション「どんぶり島」(Drスランプのペンギン村みたいなカンジ)を侵略したスパイス大王・ガトランティス・ボコボコ大魔王などと正義の味方ツインビーとウインビーが戦う、というものだったが、中期の作品あたりからキャラクター性を全面に打ち出しはじめ、その結果イッキに世界観に広がりをみせた。その中でも、グインビーのパイロットの女の子「パステル」あたりは、コナミの軟派路線第一号キャラと言っても良く、非常に高い萌え電波を発散していたように思える。

[ KEYWORD!]

メロディ女王 : ふしぎの国の女王。「ふしぎのハーブ」の力で全ての生き物へ恵みを与えている国の柱だが、ナンセンス大公のクーデターにより幽閉されてしまう。

・メローラ姫 : 惑星メルの姫君。神秘的な力を持っている。

本ゲームでの扱い:

「軽快」というイメージが強いビーメカたちは、やはりスパロボで言えば「ダンバイン」の系統になる。ともかく回避力が高く、よけまくる。が、被弾すると一撃で堕ちる。武装は中距離から近距離まで適応できるが、破壊力的にはそれほどでもない。そんな感じだろう。また、3機で1チームを作っていることからも、「合体攻撃」の存在が予想できる。ゲーム中では直列合体の「ガッチンコ」、一方が一方を投げ飛ばして攻撃する「ぶん投げ」、また三位一体攻撃などのバリエーションをもうけ、これらを駆使することで非常に強力なユニットになる。

ストーリー上では、シリアスな面々の多い隊の中でのギャグを一手に引き受ける役回り。

 

異層次元戦闘機 R9アローヘッド (フォース分離合体可能)
無敵のフォースは攻防自在!異層次元に潜行する突撃戦闘機
パイロット: リョウ・ミナモト ・ リィザ・ステファニー(複座)
敵 : 異層次元生命体「バイド」

武装:
熱源感知追尾式ミサイル:高性能ミサイル
超高速電磁滑走砲:R9の主砲
対地レーザー:フォースの力を利用した対地攻撃
反射レーザー:フォースの力を利用した特殊兵器
対空レーザー:フォースの力を利用した高威力攻撃
波動砲:戦艦の主砲なみの破壊力を持つ

特殊兵装
フォース:バイドの破片にコントロールロッドを打ち込み制御可能にした、攻防一体の兵器。

ビット:人工フォース。攻撃補助用オプション兵器。

 

関連ユニット:

R9/0 ラグナログ :ハイパードライブシステムを搭載した試作型。
R9aUデルタ    :いわゆる2号メカ。デルタ計画によって生み出された最強の異層次元戦闘機。
RX アルバトロス  :デルタ計画で生み出された機体。テンタクルフォースを持つ。
R13 ケルベロス  :デルタ計画で生み出された機体。アンカーフォースを持ち、ライトニング波動砲を放つことができる。

出展 「R−TYAPE」(「R−TYPE2」「R−TYPEΔ」など)

人類が宇宙に進出して最初に出会った存在「バイド」は、異層次元に生息する憎悪と殺戮の権化であった。機械と融合し増殖するバイドたちに対して常に後手後手にまわっていた人類だったが、あるとき偶然に手に入れた「バイドの切れ端」を研究することで、Rの名称を持つ一連の対バイド兵器を開発することになる。その切り札がR9だ。R9は単機での異層次元航行能力、戦艦並みの主砲「波動砲」を搭載する他、「フォース」を持っている。これは、バイドの切れ端にコントロールロッドを打ち込むことでその破壊本能を制御したもので、攻防一体の全く新しい概念の異層次元戦闘用兵器である。
・・・という燃える設定が完璧な形でゲーム性に融合していたこの「R−TYPE」。分離合体が可能で、パズル的な使い方のできる「フォース」をつかった攻略と、有機的なバイドのデザインがシューターの高い評価を得た。ストーリーも比較的しっかりとしていて、2になると「1はなかったことに・・・」というようなシューティングが多い昨今、デルタに至るまで完全に世界観がつながっているのは評価すべきである。

[ KEYWORD!]

デルタ計画 : 「R−TYPEΔ(デルタ)」においてそのストーリー上の中核となった計画。いわゆるガンダムで言えばV作戦かGPシリーズ開発計画(ガンダム開発計画)のようなもので、新世代のRシリーズの開発を3企業に競合させるというもの。これによって作られた機体が、R9の設計スタンスを完全に受け継いだ「デルタ」、航空機メーカーによって作られ異層次元航行能力を波動砲に応用させた兵器・炸裂波動砲を持つ「アルバトロス」、軍事メーカーによって作られフォース制御に重点を置いた「ケルベロス」、以上3機である。GPシリーズみたいなものだろう。

本ゲームでの扱い:

フォースの分離と合体によって、「超攻撃突撃型」の戦い方と「防御力重視型」の戦い方の二種類ができるのがRシリーズである。フォースの頑強さはたぶんシューティングゲーム史上最強。3発で消滅するグラディウスのフォースフィールドやツインビーのバリアーに比べ、フォースは同じような特性の盾なのに256発くらおうがビクともしない。それどころでは「デルタ」では敵弾吸収によって「ドース」というパワーが溜まったりした。よって、フォース装備時のR9はスパロボで言えばATフィールドを装備して3000以下のダメージを全て無効にする「エヴァ」のような扱いになる。一方、フォース分離時は敵ボスの弱点の前に射出して、フォースからの攻撃プラス波動砲というようなコンボがお約束だった。この状態は非常に熱い。スパロボで言えば「ダンクーガ」のようにここぞという時に熱血をかけて使用する感じになるだろう。

 

RVAー818 X−RAY 
超遠距離の敵を確実に撃破するロックオンレーザー!
パイロット: EF04 (女性サイボーグ兵士)
敵 : 狂ったコンピュータ 「COM HUMAN」 /急進派植民地連合 「セシリア連合」軍

武装:
フュージョンガン:超高性能の機銃
誘導式荷電粒子ビーム砲:追尾するロックオンビーム
フルロックオン攻撃:ビーム攻撃を一点集中する
ラウンドディバイダー:R−GRAYに搭載された新兵器

関連ユニット:

R−GRAY : いわゆる2号メカ。対セシリア連合の為に13機のみ製造された。

ギラソル   : 防御衛星。空間転移システムを搭載し、半径40万qの範囲内であればどのポイントにも瞬時に移動が可能。

出展 「レイフォース」(「レイストーム」「レイクライシス」など)

最初に言っておかなければならないのは、「レイフォース」と「レイストーム」は、「初代ガンダム」と「ターンAガンダム」ぐらいの設定上の開きがあるということ。さらに「レイクライシス」は「プラモ狂四郎」なみに世界観が違う。統一されているのは、自機がロックオンレーザーを搭載していることぐらいだ。だが、ストーリーや世界観が最も燃えるのはやはり「レイフォース」。全ての知識と情報を統べるスーパーコンピュータ「COM−HUMAN」の反乱によって宇宙へ追いやられた人類。全てを賭けて行った地球奪還作戦「オペレーション・レイストーム」は、膨大な人命と戦力を「おとり」にして、X−RAYが単機で地上へ侵入、COMーHUMANを破壊するというもの。そしてX−RAYのパイロットは、CLS手術によって人間らしい感情の全てを犠牲にした女の子。作戦成功時も生存不可能なのである意味「人間魚雷回天」に志願した兵士のような悲壮感があって悲しい。悲しいことは他にもある。COM−HUMANによって無機物にとって最も良い環境に改造された地球も悲しい。2面中盤で、背景で次々と撃沈されていく地球軍の戦艦も悲しい。それらがZUNTATAのBGMによって演出されている様は、まさしく鳥肌ものであった。

[ KEYWORD!]

CLS : Cybernetics Link Systemの略。X−RAYなどのRVAマシンに搭載されている"有機体と無機体の整合性理論"を利用したシステムのこと。具体的にはマシンとパイロットの脳を一体化させることで、一切の無駄な操縦処理を排除するというもの。このため、CLSを搭載したマシンを操るためには、パイロット自体が改造手術を受けるなどで一部を機械化しなければならない。非常に高い機体追従性と広域攻撃能力を得ることができるが、パイロットは確実に精神を崩壊させてしまうため、開発は中断されていた。

本ゲームでの扱い:

ロックオンレーザー、すなわち誘導式荷電粒子ビーム砲はスパロボで言えばνガンダムの「フィンファンネル」に相当する。超遠距離から、高い攻撃力と命中率を誇る攻撃を当てていくことになる。それゆえにユニットの特性もMSに近いものになる。CLSによって高機動性を確保しているということで、「集中」をかけておけばほぼすべての攻撃に対して回避が可能になる。弱点は武器の数の少なさと装甲の薄さだが、それを差し引いても使い勝手の良いユニットであると言えよう。なお、2号メカ「R−GRAY」については、本来はストームの機体であり、世界観もつながっていないので、隠しユニットのような扱い。

 

伝説の宇宙戦闘機 シルバーホーク(G)(全てのシルバーホークの始祖)
最も邪悪にして最も強力な兵器「ALL NOTHING」を搭載した、伝説の銀翼!
パイロット: サムラック ・ ルティア / プロコ ・ ティアット
敵 : 星海の王「ベルサー」 / ANSを宇宙から消すために発生した意志「シーマ」

武装:
エネルギーショット:エネルギーの機銃 
レーザーキャノン:宇宙戦闘に適したレーザー砲
マルチプルミサイル:同時に4方向に向けて発射するミサイル
ウェーブショット:空間衝撃波兵器
αビーム:物質をエネルギーに直接変換して放つ。 ANSを利用した、星すら砕くビーム。
ブラックホールボンバー:ブラックホールを発生させる兵器
フォーフォルドカウンタービーム:敵のα(β)ビームを吸収して、さらなる破壊力を持ったαビーム。

関連ユニット:

シルバーホーク(正規軍) : ダライアス星正規軍宇宙戦闘機。Gタイプのコピー量産機とも言える。

出展 「ダライアス」(「ダライアス2」「ダライアス3」「ダライアス外伝」「Gダライアス」など)

史上初の三画面筐体を使用した超名作シューティング。だが、シリーズを重ねるごとに世界観がコロコロ変わる困った作品でもある。とくに「外伝」「G」は初代とほとんど関係ない気がする。さらに同じ作品でもエンディングによって「伝説巨神イデオン」と「ハイスクール!奇面組」並みに違う。よってかなりストーリーの選択には苦労するが、基本的には一番燃えてかつ他のユニットと差別化がしやすい「Gダライアス」をメインに据えることにする。このGダラ。基本的な敵の雰囲気とかは全くダライアスなのだが、プレイヤーキャラのシルバーホークに「αビーム」というのが導入されたため、ボス戦のカタストロフが非常に向上している。また、敵の設定も「宇宙で最も邪悪な兵器であるANSを開発したアムネリア人を、滅ぼす為に使わされた神のような存在」ということで、実に神秘的である。

[ KEYWORD!]

ALL NOTHING SYSTEM : シルバーホーク(G)のメイン動力機関にして、かつて衛星ブレザを消した悪魔の力。A.Nシステムは、物質を直接エネルギーへと変換することができ、1歩間違うと理論上宇宙ごと消滅させえると言われるオ ーバーテクノロジーであるが、偶然にも手に入れた敵機械生命体のコアと融合させる事により、システムが制御可能となった。これによりシルバーホーク(G)は、敵を補足するキャプチャーシステム、並びに補足した敵を取り込んでエネルギー変換して打ち出すαビーム等、絶対的な装備を手に入れた。

本ゲームでの扱い:

ANSの設定は「伝説巨神イデオン」のイデの無限力に匹敵すると思われる。なかなか宇宙を消滅させる兵器を搭載した自機というのは見つからないし。ただ、こういう機体を作ることができる文明は既に滅んでいなければいけない。でなければそれがラスボスになってしまうからである。よって、ゲーム中の時代設定としては「ANSを開発したアムネリアが滅んでからはるか未来」「ダライアス星がシルバーホーク(G)を発見・コピー」「だが、シルバーホーク(G)の目覚めを知り、何万年も前にアムネリアを滅ぼしたシーマがダライアスに来襲」というようなG・1・外伝を融合したようなものにならざるを得ないだろう。

ちなみにシルバーホークのユニットとしての使い勝手は非常に悪い。ただし、ANS使用可能になった状態では、まさにイデオンのごとき圧倒的な力を発揮する。マップ兵器が多いのも特徴。

 

対抗兵器 ブラックフライ CF-345EX (大気圏離脱用ブースター有)

剥き出しのプラズマ発生器とガイドレール。敵性技術による異形戦闘機!

パイロット: ジョン・フォード

敵 :ネメシス(巨大隕石群と共に現れた敵軍隊の地球圏における呼称)

武装:
20ミリ化学レーザー:補助対空兵器。
サイドワインダー:実弾兵器。8連装。
SAAM-90E:通称「ピラニア」。超高性能追尾ミサイル。
重粒子砲:炉の高出力を生かした主兵器。

関連ユニット:

CF-345 :主人公が登場する機体の同型機。2万機が生産されたが停戦和平協定により凍結されている。2種類あるEDの一つでは木製軌道上の敵本拠地、彗星中心核に向けて一斉に発進することとなる。

 

出展 「メタルブラック」 (91年/TAITO/アーケード)

  「侵略者の撃退」という設定自体は「スペースインベーダー」以来STGの本流であるが、そのなかでも「メタルブラック」は「政府・軍部の思惑」「謎に包まれた敵の行動原理」「敵技術の接収による決戦兵器」等、ハードSF風の重厚なストーリーをもっている。最高峰の演出と優れたサウンド、衝撃的な2種類のEDは印象深い。後にコミックゲーメストで原作者自らによるコミック化もされているが、残念ながら初版の都合により未完に終わっている。

[ストーリー:敵の侵略に対し人類は妥協を選んだ。反抗作戦「METAL BLACK」の永久凍結が決定され、人類は隷属の道を歩むことになった。だが、ひとりの兵士が反乱を起こす。封印された機体「BLACKFLY」が今、廃墟と化した地表から飛び立った・・・。(椅子村追記)]

[ KEYWORD!]

オールトーの雲 太陽系周辺(太陽から約5万天文単位)にある彗星物質の集まりで、総重量は地球に匹敵するかそれ以上とされる。太陽の伴星「ネメシス」がここに飛び込んだことで多量の彗星・隕石が地球圏に降り注ぎ、さらには謎の珪素系生命体による侵略によって人類は壊滅的な打撃を受けた。

METAL BLACK 正式作戦名である「ilitaly nforce otalwar for bsolute iberty」(純然たる自由の為の総力戦)および、その4つのセクション「eam」「esson」「ircraft」「arrier」、さらに最終目的「ill Off」(敵殲滅)の頭文字を繋ぎ合わせた暗号としてのプロジェクト名。

 

本ゲームでの扱い:

武器は豊富にあるのだが、破壊力に欠ける感は否めない。ただし空間素粒子を取り込むことでENを獲ているため、宇宙空間航行中はENを無限に補給できるのは大きな強みか。根底に流れるハードなストーリーもあいまってリアル系、「マクロス」的な扱いが近いだろうか?

[公式設定では、宇宙に存在するNEWALONE(ニューアローン)という物質を吸収することによる無限のエネルギー炉を持ち、また機体内を自動的に点検修理するマイクロメカ「ワーム」を有している。このことからも、燃費・耐久性は非常に高いものと思われる。EN・HPの回復能力を持った「アーマードバルキリー」(バルキリーほど撃たれ弱くない)・・・というカンジか。(椅子村追記)]

 

戦術宇宙戦闘機 SA77D シルフィード 
攻防のバランスは完璧だ!誇り高き戦闘妖精
パイロット: 不特定多数
敵 : 宇宙のテロリスト「ザカリテ」(自称:宇宙の帝王)

武装:
パルスレーザーガン:主兵装
ニュートリノビーム砲:様々な軌跡を描くビーム砲
光子ミサイルランチャー:広範囲に広がるビーム兵器
重力子爆弾:重力爆弾。物理学的な影響を持つ
反物質爆弾:シルフィードの武装では最強の攻撃力を持つ

特殊武装:
EM防御SYSTEM:敵のミサイルをジャミングする
エネルギーシールド:高い防御力を誇るエネルギーシールドを発生する

関連ユニット:

SA08  シルフィード : SA77以前の機体。連邦内に広く普及している。(PC88版の機体)
SA77J シルフィード : 通称J型。いわゆる2号メカにあたり、PS2版「THE LOST PLANET」の機体。
宇宙戦艦グロアール  : ザカリテの切り札とも呼べる銀河連邦最強の宇宙戦艦。

出展 「シルフィード」(PC88版・メガCD版・PS2版など)

1987年当時、ゲームアーツの技術力をまざまざと見せつけた名作縦シューティングのシリーズ。「ザカリテ」と名乗るテロリストによってジャックされた「グレイゾン」システム。これによって、太陽系と銀河連邦軍の中核を担う無人艦隊はすべて反乱軍の手に落ちた。かろうじて生き残った銀河連邦軍残存艦隊は、大改修、強化した戦術宇宙戦闘機SA77(D)シルフィードを切り札として、地球奪還作戦を開始した…。というのが最も普及したメガCD版のストーリー。PS2版は話的にはこの31年後にあたる。

[ KEYWORD!]

ザカリテ : PC88版では宇宙の帝王と言っていたが、メガCD版ではテロリストに格下げされていたシルフィードのラスボス。銀河連邦最強の新造戦艦グロアールを奪い操る。グロアールを倒すと「しかたがない」と脱出・逃走。その後の行方はようとして知れない。引き際を心得ているあたり、非常に現実主義者なのだろうか。

本ゲームでの扱い:

重要なのは「別に1機だけ作られた機体では無い」「銀河連邦を代表する戦闘機」ということ。つまり軍属のフツーの人、たとえばスパロボで言えばエマ中尉とかコウ・ウラキとかのメンバーが乗っていても不思議じゃないのである。よってストーリー的な負担が少ない。「ガンダム正伝系MS」。

 

龍型宇宙戦艦 サイバリオン 
怒りの炎で敵を焼き尽くせ!黄金の竜神の姿を借りた宇宙戦艦
パイロット: 
敵 : ベルサー(ダライアス星を滅ぼした軍団)他

武装:
リボルビングガン:回転式砲座
広域破壊弾:拡散式の投下弾
拡散ビーム砲:主砲
誘導ミサイル:ガイドプログラムで敵をサーチするミサイル
火炎放射:サイバリオンの代名詞とも言える強力な攻撃
VARIAアタック:無敵の体当たり
最大火力火炎放射:怒りが頂点になったときに放てる必殺兵器

関連ユニット:

メガバリオン : サイバリオンの後継機で、驚異的な火力を持つ。
ガルドバリオン : 全てが謎につつまれた、黒いサイバリオン。オリジナルとも同型機とも言われる。暗黒の龍。

出展 「サイバリオン」

1989年にアーケードにデビューした、トラックボールを使用するゲーム。これをシューティングと言っていいのかどうか。ともかく奇妙なゲームであった。操作方法を除いて特筆すべき点は、まず、第一にそのストーリーや設定がプレイするたびに変化し、バリエーションや104通りという点。そのストーリーの中には「ダライアス」のプロコ・ティアットが援軍として来てくれるというものまである(しかも実際に戦ってくれる)。第二には、その独特の世界観。実にTAITO的というか何と言うか、グラフィックから主張が伝わってくるようなものだった。自機が龍型というのも目をひく。

[ KEYWORD!]

 : 104種類あるストーリーの中で、ほんの1行程度触れらているサイバリオンのパイロット。苗字は不明。実の姉の仇・Mrモルトを追っているらしい。場合によってはアンドロイドの少女に恋をしたり、マッドサイエンティストと仲良くなったりと人間らしい一面をみせる。メッセージを読んでるとやたらと「急げ!」というフレーズが多いので、かなりせっかちな性格なんだろうか? 

本ゲームでの扱い:

「宇宙戦艦」と銘打っているし、ストーリー中でもプロコやティアットのシルバーホークを体内に収納できたりしてるので、「近接戦闘が得意な母艦」というかなり特殊なユニットとして扱うことがふさわしいと思われる。SRWのシリーズ中で言えば「新」に登場した「大空魔竜」のようなイメージだ。
ちなみにここから先は想像なんですが、このサイバリオンという機体。ベルサーの戦闘母艦なんじゃないでしょうか?
色といい形といい大きさといい、丁度ダライアスのボスクラスだし。話的にもつながってるし。
もともと敵の兵器だったのを、主人公が何らかの理由で奪ったとか。そう考えると超燃える。・・・というわけでこのゲームではそういう設定にしようと思う。ちなみに同乗員はアンドロイドルートに出てきた少女と、最終兵器ルートに出てきたマッドサイエンティストあたりを予定。

 

汎用攻撃機 Knife-Edge

2種の主兵装・8種ものサブウェポンをもつ多機能攻撃機

パイロット: ホクト・ユウキ

敵 :「システム」(古代星間文明が遺した自動防衛システム。複数が連動しており、「初代システム」により統括されている)

武装:
連装機銃:最大三連装/連続発射可能
高エネルギー粒子砲:敵接触時に融爆する

オールレンジキャノン:全方位に攻撃が可能
ストレートクラッシャー:自機前方の敵を一掃する貫通弾。
フィールドシャッター:自機の前方を覆う防御幕
サーキュラー:自機を中心とした回転防御壁。
バイブレーター:左右に振動して位置を固定する障壁
リワインダー:往復弾。弾速は遅いが威力は絶大
プラズマフラッシュ:敵との接触により炸裂散弾する。
ハイスピード:範囲内をワイパー状に射抜く高速弾。

関連ユニット:

AFX-5810=ZANAC :集団戦を想定して構築された「システム」に対抗すべく創られた侵入・破壊のための機体。

AFX-6502=ZANAC改 :長期にわたる単機戦闘に堪えるべく多岐に渡る装備が施されている。「Knife-Edge」等の原型であり、兵装も基本的に一致するが「チャージショット」は未着装である。

Scar-Face(2号機)  :パイロットはノア・クロンビット。「Knife-Edge」の姉妹機ではあるが、パイロットに特化されており、兵装に関してはその性能を異とする。

Hammer-Duke(3号機):パイロットはミクトネス・イクステス。2号機同様、兵装はパイロットに特化されている。

出展 「ZANAC×ZANAC」 (2001年/コンパイル/PS)

  MSX・FCディスクシステムでコンパイルの技術力をまざまざと見せつけた家庭用オリジナルSTGの雄「ZANAC」の続編から。古代、有機知性体の生み出した文明の遺産たる「システム」を誤って開いてしまった人類は「システム」の攻撃にさらされることとなる。人類は兵力を持ってこれに抗したが、敵攻撃力は圧倒的であった。いよいよ人類の命運尽きようかというとき、一つの可能性にかけて一機の戦闘機が飛び立った。「システム」は集団戦を想定したせん略マシンであるのに目をつけ、単独戦を挑んだのである。果たしてその作戦は成功した。「システム」への潜入・破壊を成し遂げ、危機は去ったかに見えた・・・しかし「システム」は各地に点在しており、破壊された「システム」からの通報で新たな「システム」が作動、再度攻撃は開始された。「システム」同士の相互連絡・・・この悪循環を断ち切るべく、全てを統括する「初代システム」の破壊のため3種の機体・3名のパイロットが用意されたのである。

[ちなみに、最初の対システム戦はMSX版(自機はZANAC)]。次の各地に散らばったシステムのコピーを倒す戦いはファミコン版(自機はZANAC改)。そして、初代システムを倒すために3機の戦闘機が戦うのが、2001年冬に発売された「ZANAC×ZANAC」のうち「ZANAC NEO」のストーリーである。(椅子村追記)]

[ KEYWORD!]

イコン 古代星間文明の遺産である「システム」の門にあたる聖像。「正しく開いたものには知識を、誤ったものには攻撃-滅亡-を」というプログラムが施されている。そして人類は誤った方法でこれを開いてしまう・・・・・・。

本ゲームでの扱い:

いうまでもなくこの機体のキモは武器の多様性にある。特にサブウェポンの豊富さは「超電磁ロボ」系のソレにたとえるべきだろうか?元々単機戦闘用に作られた機体であるため、ゲリラ戦的な戦いを得意とするであろうが、ストーリー的には扱いが難しいところである。

 

万能型強襲戦闘機 SDE−201 オルディネス 
多彩なレーザーで敵を蹴散らせ! 天空に舞う復讐の翼
パイロット: ヒロコ=A=FOX 
敵 : 異星人(詳細不明)
武装:
エネルギーバルカン:通常ショット。エネルギーの機銃。
集束レーザー:前方に水平に発射。
屈折偏向レーザー:機体斜め上下方向に発射され、その名の通り、障害物(地形)に当たるとバウンドする。
拡散レーザー:前方にレーザー球を五つ放つ。
ワイドレーザー:前後方向の広い範囲をカバーするが、極めて射程が短い。

特殊兵装:
RAY・SHIELD(レイ・シールド):高い防御力を誇るエネルギーシールドを発生させる。敵の撃破も可能な攻防一体の兵装。
SHUTTLE(シャトル):オプション。最高4機まで制御可能。
シャトル・ローリング:自機を中心にシャトルを高速回転させ、触れるもの全てを撃破する。 4機のシャトルを装備していると、ほぼ完全なバリアと化す。

関連ユニット:

SWA−402 オルテガ : 国際連盟の要請を受け、アメリカNASAコスモスセンターが出撃させた、NASA−X計画の最新鋭戦闘機。OPの時点で全滅したと思われる。

出展 「ALDYNES(オルディネス)」 (91年/HUDSON SOFT/PC-ENGINE SUPER GRAFX 専用ソフト)

 当時の水準からすれば高性能ではあったが、如何せん位置付けが特殊過ぎた、PCエンジンスーパーグラフィックス。その、数少ない不遇なソフト群の一つ。
 西暦2020年、栄華を誇っていた地球は、宇宙からの予期せぬ訪問者により、最大の危機を迎える。国際連盟はアメリカNASAコスモスセンターに要請、NASA−X計画の最新鋭戦闘機「オルテガ」で異星人への反撃を試みた。
 しかし……。
 そして、戦士達は広大な宇宙に消えていった。愛する者を守る為に……一人、また一人、同胞も、恋人も……
 「あの人はもういない……こんなことってある?」と呟く一人の女がいた。
 ヒロコ=A=FOX。彼女は恋人の敵を討つ為に、NASAの「パンドラの箱」と呼ばれる格納庫の鍵を開けた。そこには、未完成のまま封印されていた超兵器、「オルディネス」が眠っていた。
 4つのバーニャに火がともる、マシンの鼓動が彼女のハートとシンクロする、それが頂点に達したとき、戦いが始まる。
 もう人は殺させない。……悲しみはもういらない……。

 と、いうのがストーリー。それはいいとしても、問題なのは敵(異星人?)についての設定がまったく無いということか。ある意味素晴らしい。

[ KEYWORD!]

異星人 : 西暦2020年に地球へ侵攻してきた謎の軍団。目的その他一切不明。自機にワープ航法装置が装備されていないのに、2ステージ(1ステージは地球上)でいきなり敵母星に突入したことから、移動可能な要塞惑星で攻め込んできた、と見るのが妥当か? まさかガイ○ス○ルグ要塞!? ……ではないと思うが。

本ゲームでの扱い:

 殊更に強力な兵器を搭載するでもなく、これといった特徴も無く。強いて言えば、機動性や防御面はそれなり……。「1.5線級MS(MK-Uやリ・ガズィ辺り)」。というところですか(さもなくば、ディザード?)。まあ、主力メンバーの戦闘のお供に……という感じですね。

[スイマセンこのゲーム知らなかったです。というわけで色々調べてみたのですがどうやらかなりリアル寄りの機体っぽい。まさしく上の説明のとおりmk2みたいな位置づけがふさわしいかと。・・・てことはパイロット能力はエマさんだろーか?いや、まがりなりにも1ゲームの主役機であるからには、むしろコウ・ウラキかシロー・アマダ的な存在になりそう。ともあれ如何様にも使えそうに感じました。(椅子村追記)]

 

 

超最強撲滅戦闘機 DO-N82(A)

どんな弾幕でも避けてみせる!超火力の撲滅戦闘機・見参!

パイロット: (名称不明)   サブパイロット:ショーティア/レイニャン/エクスイ

敵 :「機械兵団」1000年前に封印された全自動戦闘兵器軍団

武装:
連装ミサイルショット連続でミサイルを発射。
強化連装ミサイルショットショーティア・エクシイがサブパイロット時のみ使用可能な、強化されたミサイル。
拡散式ボム:エクシイ時使用不可。MAP兵器。
極太レーザー:強力な短距離兵装。
強化極太レーザー:レイニャン・エクシイ時のみ使用可能な、強化されたレーザー。
極太レーザー最大パワー:エクシイ時使用不可。MAP兵器。
オーラ撃ち:敵のゼロ距離まで接近してレーザーを叩き込む強力な攻撃。

特殊兵装:
ハイパー化:一定時間火力を強化する代わり、回避力が下がるモード切替。

(※武器名はオリジナルです)

関連ユニット:

緋蜂(ひばち):宇宙最強にして最悪の火力をもつ鬼畜兵器。

出展 「怒首領蜂・大往生」 (2002年/ケイブ/アーケード)

  恐竜的進化を果たしたシューティングゲーム。怒涛の弾幕に圧倒的火力と回避力で挑むという「男臭」ただよう前作「怒首領蜂」に対して、この大往生ではエレメントドールという概念を導入することで、さらなるゲーム性と萌え要素を追加することに成功している。

エレメントドールとは、戦闘機に接続・装填することで戦闘機全ての兵器プログラムを管理し、武装の強化を図る戦闘用ロボットの総称。女の子の姿をしている。要は「ファイブスターストーリーズ」におけるファティマみたいな存在だ。

本作では大往生に登場する3体のエレメントドールを、インターミッション時にのせかえを行うことでユニットの特性が変化する(また、精神コマンドも変化する)というシステムを使うことになる。

[ KEYWORD!]

ショーティア ショット強化型エレメントドール。職務に忠実で、常に冷静に命令を実行する。ゴスロリ系。

レイニャン レーザー強化型エレメントドール。意図的に「人間らしさ」をプログラムされた。チャイナ系。

エクスイ ショット・レーザー強化型エレメントドール。機能重視な旧タイプ。怖いオネーサン系。

本ゲームでの扱い:

このキチガイゲームのキモは、なんといっても「どんな弾幕でも1ミリでもスキマがあれば避けれる」という事実。よって、究極的に回避力が高いという機体にしたい。また、攻撃力に関しても画面をみればわかると思うが、拡散ミサイルショットなどはスキマすらないほどの連射力であり、非常に高いものと予想される。よって、扱い的にはビルバインのようなS級ユニットがふさわしいだろう。

ただし、最近の他のシューティングに比べ、この機体は一撃でももらうと爆裂四散する。防御力に関しては、オーラバリアをもつオーラバトラーよりも、はるかに低いものと予想される。

 

飛鉄塊(ヒテッカイ) 斑鳩(イカルガ)

陰と陽・2つの属性を切り替えろ!斑鳩の里で生まれた新型飛鉄塊

パイロット: 森羅(シンラ) 自由を求めて鳳来に戦いを挑んだ組織「天角」最後の生き残り

敵 :鳳来(ホウライ) 神秘の力を操り、各地を武力統合していく本州外れの国家

 

武装:
60mmバルカン砲:
格闘戦用武器
二連エネルギーカノン:
エネルギーを射出する主砲
十二連エネルギーカノン:
左右リングユニット内に内蔵された強力な火器
「力の解放」:
全14門の砲門から、エネルギーを一気に放出する最大の攻撃

特殊兵装:
属性転換主装甲フレーム:電圧をかけることで、「陰」と「陽」の属性を転換させ、同属性の攻撃兵器を完全に無力化する斑鳩にのみ搭載された特殊兵装。

関連ユニット:

銀鶏(ギンケイ) : 一世代前の鳳来製飛鉄塊。森羅の仲間となった(カガリ)の乗機でもある。

白鷺(シラサギ) : 天角壊滅後、森羅最初の乗機。残骸を組み合わせて作った軽装備飛鉄塊。

烏帽子鳥(エボシドリ) : 鳳来の武将・浅見影比佐が操る仏鉄塊。森羅の白鷺を落とした。

 

出展 「斑鳩 〜IKARUGA〜」 (01年/トレジャー/アーケード)

 重厚で緻密な世界観のシューティングを作らせると定評のある、トレジャーの生み出した快作。敵および敵弾が2種類あり、自分の機体の属性を変化させることで、そのうち片方を完全に無効化してしまうという独特のシステムが大きな話題を呼んだ。他で見られないような雰囲気のストーリーもまた、根強い支持を得ている。

 本州のはずれにある小国、鳳来。国の中心人物であった鳳来天楼(ホウライテンロウ)は、地中深くから不思議な物体「産土神黄輝ノ塊(ウブスナガミオウキノカイ)」を掘り起こし、以来不思議な神通力を得て国を支配。鳳来は「選民思想」と「平和統合」をかがげ、周囲の国家を次々と征服していった。
 人々の自由を取り戻すために、「天角」と呼ばれる抵抗組織が生まれたが、鳳来による殲滅戦によって全滅してしまった。その最後の生き残りが、主人公・森羅である。

 森羅は壊滅した組織の跡地で残骸を利用し、飛鉄塊・白鷺を完成させると最後の特攻に向かうが、浅見影比佐の操る仏鉄塊・烏帽子鳥によって撃墜されてしまう。
 墜落した森羅が不時着したのは、鳳来の選民思想のしわよせで、労働力にならぬと判断された老人たちを世間から捨てた村「斑鳩の里」であった。森羅はそこで、里に住む風守・天内・新海の3人の老人が、秘密裏に作り上げた新型飛鉄塊・斑鳩と出会う。斑鳩のパイロットとして選ばれた森羅は、転送装置「不動明王の剣」の力を借り、ふたたび鳳来への挑戦をはじめる・・・。

[ KEYWORD!]

不動明王の剣 斑鳩の里に隠された、飛鉄塊転送・射出装置。斑鳩のカタパルトのような存在である。

産土神黄輝ノ塊 鳳来の地下で発見された、強力な残留思念を持つ巨石。鳳来天楼の精神を狂わせ、使命感を加速させた全ての原因でもある。巨大なエネルギーを持ち、現在は鳳来によって制御装置がとりつけられている。

鳳来天楼 真っ白な髪と肌・少女のような老婆のような顔立ちを持つ鳳来の支配者。一応女性。年齢不詳。産土神黄輝ノ塊の残留思念を「神の啓示」ととり、狂気と妄想に支配されている。

篝(カガリ) 元鳳来の第二世代鉄塊乗り(遺伝子的に強化されている)。森羅に撃墜されたあと、斑鳩の里の実情や人々の思いを知り、鳳来に反旗をひるがえした。斑鳩をもとに改装された飛鉄塊・白鷺に登場。

 

本ゲームでの扱い:

なんといってもこの緻密な世界観とストーリー、豊富な名言や謎めいた警句(例:嗚呼、斑鳩が行く・・・・・・/望まれることなく、浮き世から/捨てられし彼等を動かすもの。/それは、生きる意志を持つ者の/意地に他ならない。)は、無視できない要素であり、実にシナリオに組み込みやすい。斑鳩の初出撃とか、篝(かがり)とかの存在とか、燃える要素はたくさん・・・ていうか有りすぎ。

属性転換はそれだけで独自のシステムを必要としそうだが、「変形」でなんとかなると思う。これによって、ある種の敵の攻撃からのバリアを得るということにすれば、そういった敵が密集している場所に単機で突撃させるなど面白い使い方ができるだろう。他にも「不動明王の剣」の扱いは戦艦ユニットとして、他の戦闘機などとからませても面白いんじゃないだろうか。これを利用してバクテリアンの巨大要塞中枢部に、ビッグバイパーを転送するとか(燃)。

ただし、こういったいろいろな付加価値があるからには、あまりユニット自体の攻撃力・回避力は高くできない。特殊な使い方で特殊な活躍をするユニット。これはα等の「エヴァンゲリオン」みたいな扱いがふさわしいと思う。

 

精霊甲兵 スプリガン 

四大精霊の力を組み合わせた29通りの兵装を自在に操る神秘の兵器

パイロット: ジェガ /リカート

敵 : ブライズバラ帝国

 

武装:
青・水の精霊球
黄・土の精霊球
赤・火の精霊球
緑・風の精霊球

上記4種の組み合わせによる29種

例:FIRE DEFENDER(水+火):自機の周りを周回する火球

 

関連ユニット:特にナシ

 

出展 「精霊戦士スプリガン」 (91年/開発:コンパイル 販売:ナグザット/PC-Engine CD-ROM2)

 ハドソンキャラバンの陰に隠れて影が薄いが、名作を多く輩出しているナグザットの「サマーカーニバル」で使用された縦シュー。BGM・演出・爽快感が素晴らしく、同年ハドソン夏のキャラバンソフト「ファイナルソルジャー」よりコレを推す人も多いのだが、PC-Engine、さらにはスーパー以前のCD-ROMということで埋もれてしまっている名作。

以下ストーリー

魔法と精霊の世界ジュラ―――――。
ひとりの王の出現以来、ブライズバラ帝国は次々に他国への侵略を始めた。
その野望に抗して立ち上がったのが精霊国家シースフェルである。
シースフェルは精鋭の精霊甲兵部隊に出撃を命じた。精霊甲兵とは、
搭乗者のエレメンタルで精霊の力を利用し、起動する装甲戦士だ。
そんな精霊甲兵の部隊の中で、最強を誇る伝説の戦士、
それが「スプリガン」である

[ KEYWORD!]

精霊球 地・水・火・風の四大精霊の力が宿った4色の宝玉。「スプリガン」はこれらを最大3個まで取り入れることが出来、その組み合わせによって29通りもの兵装を使い分けることとなる。

 

本ゲームでの扱い:異世界・精霊とくるとまずは「ダンバイン」が思い浮かぶが、29通りというシューティング史上に類を見ない兵装の豊富さは何にたとえるべきか?火力重視にするも防御に重きをおくも精霊球の組み合わせ次第なのでたとえるのが難しい機体ではある。

[スプリンガンという機体は、STGにしては珍しく戦闘機の形ではない。生体的デザインのロボットである。両肩にオーブをつけた、ダンバインとガイバーのあいのこみたいな、そんな感じをイメージしてほしい。そう、ずばり、「格闘戦が可能」という、本ゲーム上では貴重なユニットなのである!なお、精霊球による29の武装については、ベースとなる精霊球を「変形」によって切り替えることで4形態に変形、これによりゲッターのような地形による向き不向きを出していくことで、けっこう面白い遊ばせ方ができるユニットになりそうな予感である。 (椅子村追記)]

 

超兄貴 イダテン/ベンテン

君達、体鍛えているかい?

パイロット: イダテン/ベンテン

敵 :ボ帝ビルとビルダー軍団

 

武装:

アームレット 強力な光線兵器を内蔵した腕輪(コミック版設定)

メンズビーム アドン・サムソンの頭部より発射される「男の」ビーム

ポージング 鍛えぬかれた肉体美により敵の心を打ち砕く精神兵器(愛・超兄貴より)

汗汁乱舞 全身から放たれる汗やその他の液体による全方位攻撃。威力は低いが敵の気力を大幅に下げる(愛・超兄貴より)

 

関連ユニット:

アドン&サムソン イダテンを兄貴と慕う兄弟マッチョメン。頭頂部にレーザー発射孔があり溜め打ちショット「メンズ・ビーム」を放つ。さらに「バラン」という兄も存在する(コミック版設定)

天使 ベンテンを守護する2体の天使。一見可愛らしい幼児だが、アドン&サムソンと同スペックの凶悪な破壊ビームを放つ。

うみにん 宇宙を漂う謎の青色の生命体?アドン&サムソンや天使の変わりにオプションとして現れる。メサイヤのマスコットキャラであったが、メサイヤ(ゲーム開発部門)亡き後も「日本コンピュータシステム」のマスコットとして愛されて?いる。なお同社のHPトップには「会社情報」「事業案内」「採用情報」とならんで「うみにん」のページがある(笑)

 

出展 「超兄貴」 (91年/メサイヤ/PC-Engine SuperCD-ROM2)

 「兄貴ィィィィッッッ!!もうッ駄目だァァァッ!!!」・・・PCEに始まり、SFC、SS、PS、WSへと展開、MD「ラングリッサー2」にも隠しキャラとして現れ、現在もなおiアプリ「i(あい)超兄貴」が存在する人気シリーズ(笑)。どうやら魔の手はついにPS2にも・・・

 [ KEYWORD!]

ボ帝ビル 全銀河系ボディビル選手権10連覇を成し遂げたボ星の帝王。全宇宙のプロティンを我が物にせんと企み、他星に侵略の手を伸ばす。必殺技はその強力な腹筋の収縮運動によって起こる真空派「ボ帝ビルカッター」(コミック版設定)

プロティン 言うまでもなく筋力増強には欠かせないマッチョの必需品。ボ帝ビルの侵略目的にして、イダテンらのパワーアップ・・・ならぬ「ビルドアップ」アイテムでもある。

 

本ゲームでの扱い:

まぁネタということで(笑)。敢えて言うなら「等身大肉弾戦キャラ」ということで「東方不敗」マスターアジアとなる・・・のか?ファンに怒られそうな気もするが、Gガンを許容する人間なら許してくれそうな気もする。戦闘時BGMは「ドイツ人ジャーマン」を希望。

ドイツ! ドイツ! ドイツドイツ ジャーマンっ!!!

[ (;´Д`) ・・・・。(椅子村追記)]

 

最新鋭ハイパーデュアルアーマー テグザー

宇宙戦闘機形態からロボ形態に瞬時に変形する高機動メカ!

パイロット: アーサー

敵 :磁力小惑星ネディアム

 

武装:
[宇宙戦闘機時]
二連装連射AECミサイル:オートエネミーチェイサーで敵を追尾するミサイルを発射する武装。

[ロボ形態]
格闘:手足のマニュピレータをつかった攻撃。
二連装連射AECミサイル:宇宙戦闘機時より射程は短い。
四連装自動照準ビームキャノン:EN消費型の強力な火器。
ESSパンチ:エネルギーシールドを一点にあつめて打撃による攻撃を行う。(オリジナル)

特殊兵装:
エネルギーシールドシステム:テグザーの全面を覆う、防御シールド。

 

関連ユニット:

ファイアーホーク: アーサーの恋人ジョシュアの乗る、テグザーの量産機。ロケット弾、ナパーム砲、フラッシャー等火力が強化されている。

レイピア:兵器開発用軍艦。テグザーはここで開発された。

 

出展 「テグザー」 (85年/ゲームアーツ/PC-8801mk2SR等)

宇宙空間において兵器の開発を行う軍艦「レイピナ」。

あるとき謎の小惑星を発見、探査に向かったが、強力な磁力によって軌道上に捕えられてしまった。
小惑星の調査の結果、磁力線は巨大な物体にのみ作用することが判明。
レイピアは、戦闘メカ「テグザー」をネディアムに単機で送り込んだ。

テグザー。それはレイピアの開発した、最新鋭ハイパーデュアルアーマーである。
状況に応じて2タイプに変形できる可変機能、
敵の攻撃からは、全身にバリアを発生して機体を守ることもできる脅威の高機動メカだ。

パイロット・アーサーの任務は、小惑星中心部の磁力発生源の破壊・それによるレイピナの離脱補助である。
決して生きては帰れない決死のダイブが今はじまる・・・

 [ KEYWORD!]

エネルギーサプライシステム テグザーが単機で長時間の行動できる要因の一つで、ロボット時には胸部に開口している装置。敵が爆発時に出すエネルギーを自分の動力エネルギーに変換することができる。

 

本ゲームでの扱い:

設定的にはあまり深くなく、かつ統一された世界観があるのでストーリーにはいくらでもからませることができそう。ユニットの特性としては、きちんと「変形」に意味をもたせたい。たとえば戦闘機状態だと、遠距離戦が可能で回避力が高いが、火力が弱い。一方変形するとショートレンジでは圧倒的名火力を誇るが、回避力が半減する、など。また、エネルギーシールドの設定や、武器が光学兵器ということなどから、EN食いの機体にするべきかもしれない。

ちなみに予断だが、テグザーのロボ形態時のむやみになめらかな「走り」モーションは、開発者が「重戦機エルガイム」のオープニングでエルガイムが走っているのを、トレーシングペーパーでトレスして取り込んだものらしい。言われてみれば、なんか、似てる・・・。

 

大和の守護神 大天狗の面

三人ノ王子敵対スルトキ、メリケン国ニ凶星キタル・・・

パイロット: 大和の天狗

敵 :凶星/メリケン国の亡者

武装:

目玉 天狗の面から放たれる目玉が米軍の戦闘機を叩きおとす!

唾液 面の下部から放たれる対地攻撃。ビルや岩山をも砕く破壊力がある。一説には痰とも言われる。

 

関連ユニット:

自由の女神 ニューヨークに聳え立つアメリカのシンボル。しかし凶星の妖力は自由の象徴をも化け物へと変えてしまった・・・松明の炎を振りかざし、口から毒を吐いて天狗へと襲い掛かる!

伝説の巨人「ポール・バニアン」 スキンヘッドに白髭を蓄え、赤パンツ一丁で己の肉体を誇示するプロレス親父。凶星の妖力で巨大化し、天狗の前に立ちはだかる。得意技はジャンピングショルダータックルだが、兇器として巨大な斧を投げまわす!

移動式原子力発電所 全長3594mの巨大移動要塞。原子力によって走行し、高出力のレーザーや砲台を装備する。要塞最深部にあるプルトニウム貯蔵庫が唯一の弱点。

イーバ 大きな逆三角形の頭部と吊りあがった双眸、胴体とは不釣合いに長い両手・・・かの「リトル・グレイ」こそ凶星の尖兵であり、凶星の正体は巨大なグレイであったのだ。自らは横たわって動くこともなく、超能力によって操る水晶球で攻撃してくる。

 

出展 「暴れん坊天狗」 (90年/メルダック/ファミリーコンピューター)

199X年、アメリカに正体不明の凶星が接近していた。本土に近づくにつれて、それは邪悪な生命体へと姿を変え、合衆国の全てを覆い尽くそうとしていた。そして生命体の発する妖気により人々は皆、亡者と化し、「心」を失っていった。「心」の残ったわずかな人達も、捕らえられ監視された。しかし自由を願う人々の祈りが、海を超えて、平和の守護神、大和の国の天狗のもとにとどいた。天狗は己の霊力によって「大天狗の面」をつくり出し、それを自由と平和を奪回するため、アメリカ本土へ飛ばしたのであった・・・・・ (マニュアルより)

 ファミコン末期の大怪作にして大問題作。天狗の面がニューヨーク摩天楼を、グランドキャニオンを、化学工場を次々と灰塵と変え、米軍の戦闘機・戦闘ヘリを叩き落していく様はいっそ清々しい。企画当初のストーリーは「アメリカへの復讐」であったというのも頷ける(パワーアップアイテムである民間人はどうみても「救出」というより「喰ってる」し)

 なお、このゲームの開発チームこそ後にPSの「仮面ライダー」シリーズやSSの「デジタルピンボール」シリーズ、PS2「アキラ サイコボール」などを手がける「Kaze」の母体ということです。そう考えるとあの慣性に左右される天狗の挙動こそが、ピンボールゲームのKazeと呼ばれる原因となったのかも知れない(笑)

本ゲームでの扱い:

いや、だからネタだし。

[ (σ・∀・)σ (椅子村追記)]

 

上記以外にも、この機体を参加させたい!という奇特な方は、
フォームのページをブラウザの「ページの保存」などを使ってダウンロードし、
これを手持ちのHTMLエディターもしくはテキストエディターを使って上のような表を作成してください。

完成したら以下のメールアドレスへ送ってください。
ngchsny@joy.hi-ho.ne.jp

 


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