MES 2.0b3を使う

2005/7/20


経緯

ボートが完成したときはMES2.0b1が公開されていた。気が付くとMES2.0b2に更新されていた。開発環境の整備に手間取っているうちにMES2.0b3にアップデートしていた。
「USBメモリをサポート」とあるので慌てて、秋月電子通商のH8/3069F USBホストボードキット( [K-00654] 1セット 3,750円)を注文しました。

MES( Micro Embeded System/MES Ver2.0 )は

等を参考にしていただきたい。

システムファイル

shell.elfとconfig.sysからシステムファイルをつくることになるが、「Disk Tool」(tools.exe)はLinuxでは動かない。
別なマシンでシステムファイルを作成した。

AKI-H8/3069FフラッシュマイコンLANボード(20MHz) mes20b3_20.mot IPアドレス設定済
AKI-H8/3069FフラッシュマイコンLANボード(25MHz) mes20b3_25.mot IPアドレス設定済
AKI-H8/3069FフラッシュマイコンLANボード(25MHz) mes20b3_25b.mot IPアドレス設定なし

AKI-H8/3069Fへインストール

  1. AKI-H8/3069Fをブートモードで起動
    ディップスイッチをこのように設定し、リセットスイッチを押す。


  2. ターミナル(xterm,gnome-terminal,etc)を開き
    ls -la /dev/ttyS0
    h8write -3069 -f20 mes20b3_20.mot
    システムファイルの書き込みが完了すると"EEPROM Writing is successed."が出る。

  3. ターミナルでminicomを実行
    gnome-terminalでminicomを実行すると日本語の表示に問題があるので、xtermでminicomを実行する。minicomが起動した後、Ctrl+A Zで設定を変更する。


  4. AKI-H8/3069Fをモード5で起動
    ディップスイッチをこのように設定し、リセットスイッチを押す。


  5. MES2.0b3が起動する。
    ネットワークに接続するため、ifconfigコマンドとgatewayコマンドでIPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイを設定する。

    mes20b3.motではautoexec.batにこれらの設定を記述してあるので、MES20b3が起動後、ネットワークの設定を自動的に行っている。