MacBook Pro トリプルブート Mac OS X Fedora Winodws XP

トリプルブート環境構築手順

1) Boot Campの導入
  - Windows XP Driver CDの作成
2) rEFItの導入
3) Mac OS X内蔵HDDへのパーティション追加
4) Windows XPのインストール
5) Fedoraのインストール
6) Windows XPの修復
7) トリプルブート動作確認

Windows XP Driver CDの作成

・Boot CampをAppleサイトからダウンロードします。
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=303572-ja
・Boot Camp Assistantを起動します。
・Windows XP Driver CDを作成します。

Boot Campを使ってのパーティションは行いません。Driver CD が作成できたら、Boot Campを終了させます。

rEFItインストール

ダウンロード

rEFItダウロードサイト
http://refit.sourceforge.net/#download

The rEFIt Project
http://refit.sourceforge.net/

インストール

rEFIt 0.10をMac disk imageからインストールします。

・optionキーを押してMac OS Xを起動します。
・ダウンロードしたrFEItのファイルからefiフォルダをMacintosh HDにコピーします。
・ターミナルからrFEItの設定を行います。
$ cd /Volumes/Macintosh HD/efi/refit/
$ ./enable.sh
・MacBook Proを再起動します。

rFEItのメニュー画面が表示されます。

パーティション

Mac OS X内蔵HDDに、LinuxとWindowsをインストールするためのパーティションを用意します。
ターミナルからの操作でdiskutilのresizeVolumeを使用します。
既存パーティションサイズを縮小させ新たに2個のパーティションを追加します。

作成するパーティション

1) Macintosh HDパーティション:345GBに減らします。
2) Linux用パーティション: 40GB
3) Windows用パーティション: 80GB

Boot CampパーティションとなるWindows用パーティションは必ず最後のパーティションになるようにする必要があります(今回はdisk0s4)。

操作

Linux、Windows用パーティション作成前のパーティション構成を表示します。

$ diskutil list
/dev/disk0
#: type name size identifier
0: GUID_partition_scheme        *465.8 GB   disk0
1: EFI                          200.0 MB    disk0s1
2: Apple_HFS Macintosh HD       465.4 GB    disk0s2

LinuxとWindows用パーティションを作成します。
$ sudo diskutil resizeVolume disk0s2 345G "Linux" "Fedora" 40G "MS-DOS FAT32" "Windows" 80G

Mac OS Xを再起動させます。

確認

Linux、Windows用パーティション作成後のパーティション構成を表示します。

# diskutil list
/dev/disk0
  #:                   type name                size       identifier
  0:  GUID_partition_scheme                     *465.8 GB  disk0
  1:                    EFI                     200.0 MB   disk0s1
  2:              Apple_HFS Mac OS X            345.0 GB   disk0s2
  3:   Microsoft Basic Data                     40.0 GB    disk0s3
  4:   Microsoft Basic Data                     80.4 GB    disk0s4

Windows XPのインストール

Windows XPのインストール

・Windows XPインストールCDをドライブに挿入します。
・OSXを再起動します。
・rEFItのメニューからインストーラのDVDを選択します。
・ディスクパーティション画面でC:ドライブを選択します。
・FTNSで"Quick partion"を選択します。
・再起起動時には、rEFItからWindowsを選択して起動させます。

Windows XPの設定

・Windows XP driver CDを挿入します。
・Setupを起動させます。

確認

rEFItでMac OS XとWindows XPのデュアルブートが可能になります。

Fedora 10のインストール

インストール

・Fedora 10のインストールDVDをドライブに挿入します。
・rEFItのメニューからインストーラのDVDを選択します。

インストール時の設定

・「カスタムレイアウトを作成します。」を選択します。
・/dev/sda3を編集します。(インストール先として/dev/sda3を指定します。)
・「フォーマットをする」にチェックをいれます。
・「マウントポイント」で「/」を選択します。
・swapパーティションは無しにします。
・GRUBブートローダはデフォルトの/dev/sda3にインストールします。
・Xen(仮想化)もインストールしておきます。
・再起起動時には、rEFItからLinuxを選択して起動させます。

認識されないキーの代替マッピング

Ferdoraで、MacBook Proの一部のキー(「\と|」のキーと「_」のキーなど)が認識されないようです。

~/.xmodmapファイルを作成して、「\と_」をF9に、「\と|」をF10にマッピングします。

$ vi .xmodmap

keycode 216 = backslash underscore
keycode 217 = yen bar

代替マッピングを有効にするために以下のコマンドを実行します。
$ xmodmap ~/.xmodmap

Windows XPの修復

Windows XP起動問題

Fedoraのインストール後、Windows XPが"AUTOCHK.EXEが見つからない"と表示し、再起動されるようになります。
WindowsパーティションのシステムIDが原因しているようです。

Winodws XPパーティションの修復

・Fedoraを起動させます。
・fdiskでWindowsパーティションのシステムIDを変更します。
# fdisk /dev/sda
t
4 4番目のパーティション(Windowsパーティション)
c "W95 FAT32 (LBA)"のID
w tableの保存
# exit

これらの操作によりWindows XPは正しく起動できるようになります。

rEFItブートの確認

rEFItブートメニューの操作を確認します。

アップルアイコン

アップルアイコンを選択してEnterキーを押してMac OS Xが起動することを確認します。

ペンギンアイコン

ペンギンアイコンを選択してEnterキーを押してFedoraが起動することを確認します。

Windowsアイコン

Windowsアイコンを選択してEnterキーを押してWindows XPが起動することを確認します。

関連サイト

Apple Boot Campサイト
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=303572-ja

The rEFIt Project
http://refit.sourceforge.net/

2009.02.14