群馬に新ヒーロー誕生!? 「戦隊ヒーロー スキヤキフォース」地元テレビが自社制作アニメでアピール 海外販売も視野に入れ県PRも

夕方時間帯でキー局と真っ向勝負

 群テレにとっては26年4月に3カ月放送された同局初の自社制作アニメ「ワールドフールニュース」以来のアニメだが、夕方6時台はローカルニュースの「ジャスト・シックス(JSUT6)」が10%近い視聴率を挙げ、在京キー局と対抗する強い時間帯。

 「この時間帯で低年齢層だけでなく、幅広い層に作品をアピールしたい。関東だとテレビ埼玉や千葉テレビ、テレビ神奈川といった(ネットワークに属さない)各地の独立局13社にセールスをかける。4℃も動画配信で海外販売を視野に入れている」と中川さんは明かす。

海外でブレークする日も近い?!

 アニメの制作、放送については県の他、大手旅行代理店JTBの協力もあり、「スキヤキフォース」を通じて日本を知ってもらうことを狙う。

 「日本人の想像以上に海外の人は日本に関心を持っている。海外でこのアニメが知られれば、訪日観光につながることも考えられる」と中川さんは説明する。

 その上で、中川さんは「何が当たるかはわからない時代。大いに期待しています」と群テレの夢は膨らむ。「夏場はすき焼き向きでない」ため29年6月までに24話を放送予定。

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