NCQ （ネイティブ・コマンド・キューイング）とは？

　
　現状では NCQ をサポートしている HDD 単体でのパフォーマンスアップは数％程度に留まっているようです。AHCI との組み合わせによって更に NCQ のパフォーマンスを引き出すことが出来るといわれています。
　
　
　NCQという「HDDの回転やヘッドの動作を最小限に抑えるよう命令を並べかえて実行することで、HDDのアクセス速度の向上をはかる技術」NCQ対応のHDDと、NCQ対応のチップセット（ホストコントローラ）が必要らしい。
　

　ネイティブ コマンド キューイングとは?
　
　ネイティブ コマンド キューイングは、ハード ドライブが未解決のコマンドを並べ替えて、メカニズムのオーバーヘッドを軽減し、I/O 遅延を改善するプロセスです。
　
　
　ネイティブ コマンド キューイングの要件とは?
　
　ネイティブ コマンド キューイングを最大限活用するために、以下が必要です。
　
NCQ 対応のハード ドライブ
NCQ 対応のマザーボードまたは PCI コントローラ
NCQ に対応しているかどうかについては、お使いのマザーボードやホスト アダプタ メーカーにお問い合わせください。
マルチスレッド ソフトウェア
　
　
　マルチスレッド ソフトウェアとは?
　
　マルチスレッドとは、コンピュータで実行しているプログラムのコピーを複数持つことなく、一度に 1 名以上のユーザーによる利用を管理し、同じユーザーによるマルチ リクエストを管理するためのプログラム、またはオペレーティング システムの処理機能です。
　
　
　NCQ を使用する利点とは?
　
　NCQ 対応のハード ドライブを使用する利点、次のとおりです。
　
　機械的な摩耗が軽減されるため、ハード ドライブの耐性を向上
　複数のコマンド負荷を利用している場合のパフォーマンスを向上
　
　
　NCQ 対応ハード ドライブを使用すると、パフォーマンスの大幅な向上を実感できるか?　　
　各ハード ドライブ モデルには、パフォーマンスを決定するために使用しなければならない独自の製品仕様があります。マルチスレッド技術を採用していないアプリケーションを使う場合、大幅なパフォーマンス向上は見られません。パフォーマンスの向上は、トランザクション負荷を利用したときの方が実感できます。
　
　
　NCQ を有効にするには?
　
　ネイティブ コマンド キューイングは、ハード ドライブのファームウェア レベルで有効にし、エンド ユーザーは変更できません。つまり、他の要件を満たしていればサポートしていることになります。要件をすべて満たしていないと、NCQ を使用できません。
　
　
　NCQ 非対応のコントローラまたはマザーボードを搭載した NCQ 対応のハード ドライブを使用できるか?
　
　できます。NCQ 対応ハード ドライブは、NCQ 非対応のコントローラまたはマザーボードで正常に動作します。ただし、NCQ の機能は利用できません。
　

　NCQ対応HDD
　
　Seagate
　Barracuda 7200.8 SATA (7200rpm,Serial ATA,NCQ,8MB,133GB/Platter)
　ST3400832AS (400GB)
　
　WesternDigital
　WD Raptor X (10000rpm,Serial ATA/150,16MB,NCQ)　
　WD1500AHFD (150.0GB)

　
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