はじめに
サンプルアプリの実装
Push Provisioning API の統合をサポートするために、カード発行会社の皆様にご利用いただけるサンプルアプリを提供しています。このアプリでは以下の内容を確認できます。- プッシュ プロビジョニングのブランド ガイドラインを示すサンプル UX。
- API と統合するためのベスト プラクティス コード。
サンプルアプリは Push Provisioning API のリファレンス実装で、「Little Bear Credit Union」という架空の銀行を使用してプッシュ プロビジョニングの統合方法を示しています。
コードは、Android Studio でビルドできるように Gradle プロジェクトとして .zip ファイルで提供されています。また、API の使用例を示し、実装のテストを支援するために、デバッグ APK も提供されています。
機能
- UX は Google Pay のブランド ガイドラインに準拠
- Google Pay 環境を本番環境とサンドボックスの間で切り替え
- デフォルトのウォレット ステータスを設定して表示
- 開発とデバッグの目的でウォレット ID と個別のハードウェア ID を表示、コピー、共有
- アプリで OPC を設定し、OPC の書式とプッシュ プロビジョニングをテスト
- トークンのステータスを確認
- Push Provisioning API を使用した手動プロビジョニングをトリガー
listTokens
API によるトークンの一覧表示をテスト
次の点をお試しください
- サンプルの APK をダウンロードして OPC をテストし、API の機能を試してください。
- ソースコードをダウンロードして、コード内で API を実装する際のベスト プラクティスと、Android プロジェクト内で Push Provisioning SDK を補助的に使用する方法を確認してください。
- 手順 1 と 2 で得た知識を利用して、バンキング アプリケーションに Push Provisioning API を実装してください。
ソースコードの設定手順
- 提供されているサンプルアプリの .zip ファイルをダウンロードして解凍します。
Android Studio 内で Gradle プロジェクトを開き、Gradle の同期を完了します。プロジェクトを開くのが初めてで、まだ手順 3 を完了していない場合は、次のエラーが発生します。これは、手順 3 で修正できます。
Failed to resolve: :play-services-tapandpay-17.1.0: Affected Modules: app
環境の設定の手順に沿って SDK をインポートします。
その他の必要な依存関係をインストールし、他のビルドエラーを解決して Gradle の同期を実行します。
プロジェクトをビルドし、物理的な Android デバイス上で実行します。
デバッグ APK の設定手順
- 提供されているサンプルアプリのデバッグ APK をダウンロードします。
- アプリをインストールする物理デバイスで開発者向けオプションが有効になっていること、パソコンに adb がインストールされていることを確認します。
- 物理デバイスをパソコンに接続し、ダウンロードした APK の場所に移動します。端末で次のコマンドを入力します。
adb install APK_FILENAME
ダウンロード
アプリケーションの現在のバージョンは 1.2.0 であり、Android Studio 4.0.2 を使用してビルドとテストが行われています。
リリースノート
バージョン 1.2.0 - 2020 年 12 月 17 日: SDK バージョン 17.1.0 を使用するように更新されました。
listTokens
API を呼び出す方法も示しています。バージョン 1.1.1 - 2020 年 7 月 16 日: サンプル アプリケーションのマイナー アップデート(特定のライブラリの最新バージョンを使用、UX の軽微な問題を修正)。このリリースでは、TapAndPay SDK 補足も簡単にインポートできます。詳細については、こちらをご覧ください。
バージョン 1.1 - 2019 年 12 月 2 日: バージョン 17.0.1 の TapAndPay SDK 補足を使用するように更新されました。SDK のリリースをご覧ください。Android 10 でのストレージへのアクセスの変更に伴い、アプリ内での切り替えによって環境を変更できる機能が削除されました。
バージョン 1.0 - 2019 年 10 月 8 日: 初回リリース。このバージョンでは、SDK 補足に含まれるバージョン 16.0.2 の TapAndPay と Identity ライブラリが使用されています。
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