初心者でもわかる!土嚢の積み方│代わりになる水嚢の作り方

2020/09/04

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自宅の浸水被害を防ぐには「土嚢」を使った対策が有効

近年、全国各地で豪雨災害が多発しています。2019年10月に関東甲信、東北地方に記録的豪雨をもたらした台風19号や、2020年7月に九州地方を襲った豪雨災害は記憶に新しいところです。

自宅の浸水被害を防ぐには「土嚢」を使った対策が有効だといわれています。しかし、土嚢はどこで手に入れられるのでしょうか?どうやって積めばいいのでしょうか?

今回はそんな疑問に答えるべく、土嚢の活用方法についてわかりやすく解説します。

1. 土嚢とは

土嚢とは、中に土が入った袋のこと("嚢"は袋を意味します)。大雨による浸水被害を防ぐために用いられています。

2. 土嚢はどこで手に入れられるの?

土嚢はホームセンターなどで販売されているほか、自治体が無料配布しているケースが多くあります。

最近は、住民が自由に土嚢を持ち出せる「土のうステーション」を設置する自治体も増えています。

自宅近くに土のうステーションが設置されているかどうか、各自治体のウェブサイトなどで確認しておきましょう。

3. 土嚢の積み方

土嚢はどこに置けばいいの?

土嚢は、自宅前の道路から水が侵入しないように、道路に面した門柱の間や玄関前などに敷き詰めます。隙間なく敷き詰めることによって、土嚢が堤防の役割を果たしてくれるのです。

1メートルあたりに必要な土嚢の個数と積み方は、下のイラストを参考にしましょう。

※中野区ウェブサイト(https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/503000/d003097.html)を参考にして作成
※土嚢の保管方法や使い終わった後の回収方法は、自治体によって異なる場合があります

土嚢の積み方のポイント

・自治体で配布される土嚢の重量は5〜10キログラム程度
・結び口は、水のない側(家屋側)に向け、内側に折り込むようにする
・2段積みを基本とする。下段と上段が互い違いになるように積み重ねる
・隙間をなくすために土嚢を足で踏み固めたり、ブルーシート等で包んだりすると効果的

4. 土嚢の代わりになる!水嚢の作り方

ゲリラ豪雨などで突発的な大雨が発生したときは、事前の対策は難しいといえます。そんなときは、土嚢の代わりになる「水嚢」を使って浸水被害をできるだけ小さくしましょう。

用意するもの

・40リットル程度のごみ袋(強度に不安がある場合は2枚重ねる)
・土嚢袋

手順

1 土嚢袋の中にごみ袋を重ね、自分で持ち運べる程度まで水を入れる

※40リットルの袋の半分まで水を入れると、小学1年生児童の平均体重と同程度(約20キログラム)となります

2 水を入れたごみ袋の空気を抜き、ねじりながら口を結ぶ

3 土嚢袋の端のひもを引いて絞る。ねじりながら口を下に折り返し、ひもを2周させる

4 袋の口と巻いたひもの間に輪っかができているので、その輪にひもの先端を通してきつく結べば完成

※葛飾区ウェブサイト(http://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000063/1004031/1020396.html)を参考にして作成


土嚢袋が手元にない場合は、ダンボール箱の中に水嚢を入れ、玄関などの出入り口に置くのが効果的です。水嚢を単体で並べ、木の板などで固定する方法もあります。

またトイレやお風呂場、洗濯機の排水口などは、水位の急激な上昇で下水が逆流し水が噴き出ることがあります。ビニール袋でつくった水嚢を置いておけば、逆流を抑えることができます。

8月から9月にかけては、台風が日本列島にもっとも上陸するシーズンです。温暖化の影響により、これまで台風による浸水被害が少なかった地域でも、被害が及ぶ可能性は高まっているといえます。

土のうステーションの場所を確認するなどして、事前に対策をしておくことが何よりも大切です。

■教えてくれたのは・・・

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