谷川温泉・湯桧曽温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
一度登った谷川岳。<br /><br />3万円+αの旅~Part1:谷川岳~<br />   http://4travel.jp/travelogue/10712766<br /><br />南アルプス、大方、山小屋閉まったからシーズンオフ、関東圏の山に登るしかない。<br />どうせなら冬が到来する前に関東の端の谷川岳に登ってみるか、と2日前に決めた。<br /><br />前回の登山は会社の旅行。<br />ロープウェイで天神平まで高飛びし天神尾根経由でオキノ耳へ。<br /><br />今回の登山のテーマは二点。<br /><br />①ロープウェイを使わないこと<br />②一ノ倉沢を下から仰ぎ見たいこと<br /><br />その結果歩いたルートが<br />土合口~旧道~中芝新道~一ノ倉岳~谷川岳(オキノ耳・トマノ耳)~西黒尾根~土合口。<br />中芝新道は上級者コース。地図では破線。「迷」、「危」のオンパレード…。<br />そんなたいしたこと無いだろう、天気も良いし。<br />やっぱり大変だった。<br />標準のコースタイム8時間55分のところ、10時間10分もかかってしまった。

心が折れかけた…そんな甘いもんじゃなかった / 一ノ倉岳・谷川岳

46いいね!

2014/10/26 - 2014/10/26

42位(同エリア375件中)

14

69

銭形幸一

銭形幸一さん

一度登った谷川岳。

3万円+αの旅~Part1:谷川岳~
   http://4travel.jp/travelogue/10712766

南アルプス、大方、山小屋閉まったからシーズンオフ、関東圏の山に登るしかない。
どうせなら冬が到来する前に関東の端の谷川岳に登ってみるか、と2日前に決めた。

前回の登山は会社の旅行。
ロープウェイで天神平まで高飛びし天神尾根経由でオキノ耳へ。

今回の登山のテーマは二点。

①ロープウェイを使わないこと
②一ノ倉沢を下から仰ぎ見たいこと

その結果歩いたルートが
土合口~旧道~中芝新道~一ノ倉岳~谷川岳(オキノ耳・トマノ耳)~西黒尾根~土合口。
中芝新道は上級者コース。地図では破線。「迷」、「危」のオンパレード…。
そんなたいしたこと無いだろう、天気も良いし。
やっぱり大変だった。
標準のコースタイム8時間55分のところ、10時間10分もかかってしまった。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通
2.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
自家用車

PR

  • 4時半出。<br />2時間ほどで登山口の無料駐車場に。<br />ロープウェイの有料駐車場の下から歩いて10分ほどの場所にある。

    4時半出。
    2時間ほどで登山口の無料駐車場に。
    ロープウェイの有料駐車場の下から歩いて10分ほどの場所にある。

  • ロープウェイ乗り場のある谷川岳ベースプラザで身づくろいし、登山届を提出しいざ一ノ倉岳、谷川岳へ。<br />前回は標高750mのロープウェイ乗り場から標高1,320mの天神平まで高飛び。<br />今回は自分の脚で登る。<br /><br />07:20<br />ゲート通過。<br />旧道を歩き、下から一ノ倉沢を見上げに行く。

    ロープウェイ乗り場のある谷川岳ベースプラザで身づくろいし、登山届を提出しいざ一ノ倉岳、谷川岳へ。
    前回は標高750mのロープウェイ乗り場から標高1,320mの天神平まで高飛び。
    今回は自分の脚で登る。

    07:20
    ゲート通過。
    旧道を歩き、下から一ノ倉沢を見上げに行く。

  • 旧道。<br />紅葉の盛り。<br />

    旧道。
    紅葉の盛り。

  • 旧道、三脚持参で撮影している人多数。

    旧道、三脚持参で撮影している人多数。

  • 07:44<br />マチガ沢。<br />巌剛新道はこの沢から入る。<br />真正面の頂は本日のメインディッシュのオキノ耳(1,977m)。<br /><br />

    07:44
    マチガ沢。
    巌剛新道はこの沢から入る。
    真正面の頂は本日のメインディッシュのオキノ耳(1,977m)。

  • 東尾根越しに白毛門、笠ヶ岳。<br />朝日や夕陽に照らされる紅葉、色彩が濃くて大好き。

    東尾根越しに白毛門、笠ヶ岳。
    朝日や夕陽に照らされる紅葉、色彩が濃くて大好き。

  • 08:14<br />真打の一ノ倉沢。<br />谷川岳と言ったらやはりこの景色。<br />目の前に聳え立つオキノ耳(1,977m)と一ノ倉岳(1,974m)。<br />日本三大岩場の一つ。<br />ロッククライミングのメッカ。

    08:14
    真打の一ノ倉沢。
    谷川岳と言ったらやはりこの景色。
    目の前に聳え立つオキノ耳(1,977m)と一ノ倉岳(1,974m)。
    日本三大岩場の一つ。
    ロッククライミングのメッカ。

    一の倉沢 自然・景勝地

  • 何人たりとも近づけない荘厳な雰囲気。

    何人たりとも近づけない荘厳な雰囲気。

  • 紅葉と一ノ倉沢のコラボ。

    イチオシ

    紅葉と一ノ倉沢のコラボ。

  • 谷川岳、2012年までに805名の死者が出ているだって。<br />日本のみならず世界のワースト記録としてギネス認定されている…。<br /><br />*゚Д゚)<br /><br />私はロッククライミングはしないけど(ていうか出来っこない。)その訳があとで骨身に染みるほど理解できた。

    谷川岳、2012年までに805名の死者が出ているだって。
    日本のみならず世界のワースト記録としてギネス認定されている…。

    *゚Д゚)

    私はロッククライミングはしないけど(ていうか出来っこない。)その訳があとで骨身に染みるほど理解できた。

  • 09:25<br />芝倉沢。<br />写真撮ってたら時間ずいぶんかかっちまったなぁ。<br />沢の水が旧道の上を流れてしまっている。<br />奥の山は笠ヶ岳と白毛門。谷川連峰馬蹄形縦走で登る山。<br />

    09:25
    芝倉沢。
    写真撮ってたら時間ずいぶんかかっちまったなぁ。
    沢の水が旧道の上を流れてしまっている。
    奥の山は笠ヶ岳と白毛門。谷川連峰馬蹄形縦走で登る山。

  • 奥の山は笹平(1,594m)。<br />中芝新道を登る。<br />この道は上級者コース。絶対に登らないでください。<br />肝を何度も冷やし、泣きたくなるくらいだった。<br /><br />(´д`ι)

    奥の山は笹平(1,594m)。
    中芝新道を登る。
    この道は上級者コース。絶対に登らないでください。
    肝を何度も冷やし、泣きたくなるくらいだった。

    (´д`ι)

  • 09:51<br />沢にどでかい岩がゴロゴロ。<br />私の脚を目いっぱい伸ばしても岩の足場に届かないような岩もあった。<br />登る人ほとんどいないからコース表示のペンキ跡もあまり細目にあるわけじゃないし。<br />山の地図だと破線のルート。<br />「迷」、「危」のマーク目白押し。<br />ただ眺めは抜群に良いんだよなぁ。

    イチオシ

    09:51
    沢にどでかい岩がゴロゴロ。
    私の脚を目いっぱい伸ばしても岩の足場に届かないような岩もあった。
    登る人ほとんどいないからコース表示のペンキ跡もあまり細目にあるわけじゃないし。
    山の地図だと破線のルート。
    「迷」、「危」のマーク目白押し。
    ただ眺めは抜群に良いんだよなぁ。

  • 崩落箇所。<br />足場滅茶苦茶悪い。<br />南アルプスの登山道がいかに整備されているか骨身に染みてわかった…。<br />

    崩落箇所。
    足場滅茶苦茶悪い。
    南アルプスの登山道がいかに整備されているか骨身に染みてわかった…。

  • 私の身長を越える岩がゴロゴロ。<br />ペンキ跡、見失ってしまい、登山ルート外れてしまった。

    私の身長を越える岩がゴロゴロ。
    ペンキ跡、見失ってしまい、登山ルート外れてしまった。

  • 沢から10階のビルの高さくらい上がった場所。<br />今思うと登山道を誘導するピンクのリボン無かったんだからすぐ引き返せば良かった。<br />中芝新道、北側から一ノ倉岳に登るため、日陰で夜露が蒸発せず草や岩が湿ってる。<br /><br />足場が見つからない。<br />下手に足場の選択間違えたら滑落だもんね。<br />下りるも地獄、上がるも地獄。<br />何度も泣きたくなった…。<br />恐ろしや。<br /><br />((((゚Д゚;))))<br /><br />絶対に上級者コースは登らないと心に誓った。<br /><br />

    沢から10階のビルの高さくらい上がった場所。
    今思うと登山道を誘導するピンクのリボン無かったんだからすぐ引き返せば良かった。
    中芝新道、北側から一ノ倉岳に登るため、日陰で夜露が蒸発せず草や岩が湿ってる。

    足場が見つからない。
    下手に足場の選択間違えたら滑落だもんね。
    下りるも地獄、上がるも地獄。
    何度も泣きたくなった…。
    恐ろしや。

    ((((゚Д゚;))))

    絶対に上級者コースは登らないと心に誓った。

  • 11:42<br />山の斜面ほとんど直登。<br />沢沿い、露で草が滑り危ないので藪コギすることにした。<br />もうこの時点では一刻も早く登山道に辿りつくことしか頭に無い。<br />芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の亡者になった気分。<br />ひたすら上を目指して藪コギ。<br />レンズキャップ亡くしてしまうし最悪…。

    11:42
    山の斜面ほとんど直登。
    沢沿い、露で草が滑り危ないので藪コギすることにした。
    もうこの時点では一刻も早く登山道に辿りつくことしか頭に無い。
    芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の亡者になった気分。
    ひたすら上を目指して藪コギ。
    レンズキャップ亡くしてしまうし最悪…。

  • 武能岳から茂倉岳にかけての稜線。<br />1,600mくらいの標高かな。<br />向こうの高さの胸元くらいの位置にいるから標高1,200mくらいの地点にいるんだろう…。<br />こっち側の斜面もあの斜面と同じくらいの傾斜。<br />あの斜面を直登しているのと同じ感じ。<br />いつまで藪コギが続くのやら。

    武能岳から茂倉岳にかけての稜線。
    1,600mくらいの標高かな。
    向こうの高さの胸元くらいの位置にいるから標高1,200mくらいの地点にいるんだろう…。
    こっち側の斜面もあの斜面と同じくらいの傾斜。
    あの斜面を直登しているのと同じ感じ。
    いつまで藪コギが続くのやら。

  • 稜線まだずっと上だなぁ。<br />一ノ倉岳に着くの何時になるやら…。<br />泣きたい。<br />

    稜線まだずっと上だなぁ。
    一ノ倉岳に着くの何時になるやら…。
    泣きたい。

  • 銭形 in 藪の中。<br />頼りは熊笹。<br />一歩前進するごとに片手で10本以上の熊笹の根元をわしづかみ。<br />枯れてる熊笹掴まされれば体重かければ抜けてしまう。<br />出来るだけ青いイキのいい熊笹をつかんで徐々に体重かけて前進。<br />おかげで山登りで初めて上半身筋肉痛になってしまった。<br /><br />(;´Д`A ```

    銭形 in 藪の中。
    頼りは熊笹。
    一歩前進するごとに片手で10本以上の熊笹の根元をわしづかみ。
    枯れてる熊笹掴まされれば体重かければ抜けてしまう。
    出来るだけ青いイキのいい熊笹をつかんで徐々に体重かけて前進。
    おかげで山登りで初めて上半身筋肉痛になってしまった。

    (;´Д`A ```

  • ようやく腰を下ろせる場所発見。<br />給水して一服。<br /><br />(;´Д`)y─~~

    ようやく腰を下ろせる場所発見。
    給水して一服。

    (;´Д`)y─~~

  • 11:52<br />登山道復帰。<br />中芝新道、二度と来るもんか。<br />よっしゃ、ガツガツ登るぞ…

    11:52
    登山道復帰。
    中芝新道、二度と来るもんか。
    よっしゃ、ガツガツ登るぞ…

  • あれっ、なんか失速しちゃってる。<br />藪コギで体力消耗したんだな。<br /><br />(´д`ι)

    あれっ、なんか失速しちゃってる。
    藪コギで体力消耗したんだな。

    (´д`ι)

  • 12:29<br />一ノ倉岳まだ見えない。<br />標準のコースタイムだと12:05に一ノ倉岳に着いてなきゃいけないのに。<br />登山道間違えて藪コギしたロスは大き過ぎた。<br /><br />

    12:29
    一ノ倉岳まだ見えない。
    標準のコースタイムだと12:05に一ノ倉岳に着いてなきゃいけないのに。
    登山道間違えて藪コギしたロスは大き過ぎた。

  • 13:10<br />やっと一ノ倉岳が見えた。<br />あんな先…。<br />もう心の中が負け犬根性で占拠されてしまっている。<br />遠いなぁ。<br />北岳登っている時は頂き見えたら俄然元気が出たのに…。<br />オフクロや兄には日帰りで帰るって言ったけど山小屋泊まった方が安全だよなぁな。<br />

    13:10
    やっと一ノ倉岳が見えた。
    あんな先…。
    もう心の中が負け犬根性で占拠されてしまっている。
    遠いなぁ。
    北岳登っている時は頂き見えたら俄然元気が出たのに…。
    オフクロや兄には日帰りで帰るって言ったけど山小屋泊まった方が安全だよなぁな。

  • うしろ振り返ると武能岳(1,759m)。

    うしろ振り返ると武能岳(1,759m)。

  • 13:41<br />山頂付近が思ったよりなだらかなのがせめてもの救い。<br />もう2〜30m歩いて息整えての繰り返し。<br />

    13:41
    山頂付近が思ったよりなだらかなのがせめてもの救い。
    もう2〜30m歩いて息整えての繰り返し。

  • 朝歩いた旧道が眼下に。<br />あそこから登ってきた。

    朝歩いた旧道が眼下に。
    あそこから登ってきた。

  • イチオシ

  • 笠ヶ岳。

    笠ヶ岳。

  • 熊笹に覆われた稜線の林道を登ってきた。

    熊笹に覆われた稜線の林道を登ってきた。

  • 一ノ倉岳直下の東の岩壁。<br />あ〜あ、日陰になちまったよ。<br />午前中には到達してるはずだったのに。

    一ノ倉岳直下の東の岩壁。
    あ〜あ、日陰になちまったよ。
    午前中には到達してるはずだったのに。

  • 谷川連峰馬蹄形縦走のラインが一望できる。

    谷川連峰馬蹄形縦走のラインが一望できる。

  • 茂倉岳から武能岳までの稜線。<br />

    茂倉岳から武能岳までの稜線。

  • 13:47<br />やっと着いた。<br />一ノ倉岳山頂。1,974m也。<br />芝倉沢から中芝新道登り始めて初めて人に会った。<br />ようやく生きた心地。<br />標準コースタイムより1時間40分ほど遅れてしまった。<br />こりゃ〜ダメだ。<br /><br />

    13:47
    やっと着いた。
    一ノ倉岳山頂。1,974m也。
    芝倉沢から中芝新道登り始めて初めて人に会った。
    ようやく生きた心地。
    標準コースタイムより1時間40分ほど遅れてしまった。
    こりゃ〜ダメだ。

  • やっとこさ稜線ウォーク。<br />本来は一番楽しい時間のはずなのに危険箇所登り終えた安堵感と一ノ倉岳への登りで体力使いきった感じで景色を楽しめる余裕が全くない。<br />水も心もたない。<br />あのオキノ耳、トマノ耳越えりゃ〜谷川岳肩の小屋があるからそこで給水しよう。

    やっとこさ稜線ウォーク。
    本来は一番楽しい時間のはずなのに危険箇所登り終えた安堵感と一ノ倉岳への登りで体力使いきった感じで景色を楽しめる余裕が全くない。
    水も心もたない。
    あのオキノ耳、トマノ耳越えりゃ〜谷川岳肩の小屋があるからそこで給水しよう。

  • 当たり前だがコルが。<br />下るのね…ハァ。<br />また登るんでしょ…ハイハイ。<br /><br />(´д`ι)<br /><br />でもどの山も稜線のラインは眺めていて飽きない。<br />山登りってやはりイイ。<br /><br />GOOD☆( ゚Д゚)b

    イチオシ

    地図を見る

    当たり前だがコルが。
    下るのね…ハァ。
    また登るんでしょ…ハイハイ。

    (´д`ι)

    でもどの山も稜線のラインは眺めていて飽きない。
    山登りってやはりイイ。

    GOOD☆( ゚Д゚)b

  • 左、東側に一ノ倉沢が…。

    左、東側に一ノ倉沢が…。

  • オキノ耳の東側、一ノ倉沢側ってまさに断崖絶壁。

    オキノ耳の東側、一ノ倉沢側ってまさに断崖絶壁。

  • 一ノ倉沢の向こう。

    一ノ倉沢の向こう。

  • 14:14<br />そして真下…。<br /><br />((((゚Д゚;))))<br /><br />下から見上げるのが素晴らしいんであって上から見下ろすものじゃないね。<br />

    14:14
    そして真下…。

    ((((゚Д゚;))))

    下から見上げるのが素晴らしいんであって上から見下ろすものじゃないね。

  • 14:46<br />やっとこさ本日の最高地点到達。<br />オキノ耳(1,977m)。<br />ロープウェイ乗り場の標高750mから標高差1,200m這って登ってきた。<br />記念撮影する気力も無し。<br /><br />ここに至る登りで内股に何度もピキピキと電流が走りつってしまった。<br /><br />前谷川岳登った時はメジャールートの天神尾根経由。<br />楽勝の山という印象があったが今回の中芝尾根ルートは散々。<br />登山道間違えて藪コギしちまうし。<br />今の私にとっちゃ、「ヤレヤレ頂」。<br /><br />南アルプスの北岳(標高差1,700m)、赤石岳(標高差2,000m)よりキツかった。<br />同じ山もルート次第で難易度がずいぶん違うものだと学習した。<br /><br />「賢者は他人の失敗に学び、愚者は自分の失敗に学ぶ」<br />ハイ、私は愚者です。<br /><br />(´Д`|||)

    14:46
    やっとこさ本日の最高地点到達。
    オキノ耳(1,977m)。
    ロープウェイ乗り場の標高750mから標高差1,200m這って登ってきた。
    記念撮影する気力も無し。

    ここに至る登りで内股に何度もピキピキと電流が走りつってしまった。

    前谷川岳登った時はメジャールートの天神尾根経由。
    楽勝の山という印象があったが今回の中芝尾根ルートは散々。
    登山道間違えて藪コギしちまうし。
    今の私にとっちゃ、「ヤレヤレ頂」。

    南アルプスの北岳(標高差1,700m)、赤石岳(標高差2,000m)よりキツかった。
    同じ山もルート次第で難易度がずいぶん違うものだと学習した。

    「賢者は他人の失敗に学び、愚者は自分の失敗に学ぶ」
    ハイ、私は愚者です。

    (´Д`|||)

  • 14:59<br />オキノ耳に向かう稜線より今歩いてきた稜線を振り返る。<br />右奥がトマノ耳でその先真ん中が一ノ倉岳。<br />もっと早い時間に到達してりゃ、景色満喫できたんだけどなぁ。<br />時間が時間だけに肩の小屋で宿泊しようかと思ったりもしたが、結局は下山することに。

    イチオシ

    14:59
    オキノ耳に向かう稜線より今歩いてきた稜線を振り返る。
    右奥がトマノ耳でその先真ん中が一ノ倉岳。
    もっと早い時間に到達してりゃ、景色満喫できたんだけどなぁ。
    時間が時間だけに肩の小屋で宿泊しようかと思ったりもしたが、結局は下山することに。

  • 万太郎谷。<br />西陽で山々がいい雰囲気。

    イチオシ

    万太郎谷。
    西陽で山々がいい雰囲気。

  • オジカ沢ノ頭へ至る稜線。

    オジカ沢ノ頭へ至る稜線。

  • さ、本日オーラスのトマノ耳。

    さ、本日オーラスのトマノ耳。

  • マチガ沢の絶壁、岩登りしてる人発見。<br />私には絶対できない。

    マチガ沢の絶壁、岩登りしてる人発見。
    私には絶対できない。

  • トマノ耳と下山ルートの西黒尾根。<br />西黒尾根は日本有数の急坂とのこと。<br />のちほど通るが大きな一枚岩がゴロンゴロン。<br />岩肌、ツルンツルン。<br />足場も少なく、鎖が垂れ下げてあるところ多数。<br />下り快速どころか下り遅延状態で下山することにあいなります。<br />

    トマノ耳と下山ルートの西黒尾根。
    西黒尾根は日本有数の急坂とのこと。
    のちほど通るが大きな一枚岩がゴロンゴロン。
    岩肌、ツルンツルン。
    足場も少なく、鎖が垂れ下げてあるところ多数。
    下り快速どころか下り遅延状態で下山することにあいなります。

  • 15:01<br />トマノ耳(1,963m)到着。<br />あとは下るだけだぁ〜。<br /><br />下りぃ━━━ヽ(*´□`)ノ゙━━━!!

    15:01
    トマノ耳(1,963m)到着。
    あとは下るだけだぁ〜。

    下りぃ━━━ヽ(*´□`)ノ゙━━━!!

    谷川岳 自然・景勝地

  • 肩の小屋ってあんな近かったっけ?

    肩の小屋ってあんな近かったっけ?

  • オレンジジュース立て続けに2本一気飲み。<br />美味い。身体に浸みわたる。<br /><br /><br />下り時の水分補給のためにペットボトルのお茶購入。

    イチオシ

    オレンジジュース立て続けに2本一気飲み。
    美味い。身体に浸みわたる。


    下り時の水分補給のためにペットボトルのお茶購入。

  • 15:14<br />西黒尾根ルートで下山開始。<br />標準タイムだと18:30頃登山道着になってしまう。<br />こりゃ〜まずい。

    15:14
    西黒尾根ルートで下山開始。
    標準タイムだと18:30頃登山道着になってしまう。
    こりゃ〜まずい。

  • 天神平のロープウェイ乗り場が見える。<br />天神尾根滅茶苦茶混むし、ロープウェイの乗車待ち凄まじいんだろうなぁ。

    天神平のロープウェイ乗り場が見える。
    天神尾根滅茶苦茶混むし、ロープウェイの乗車待ち凄まじいんだろうなぁ。

  • 15:22<br />はるか下に土合口。<br />あそこまで降りる。<br />さすが日本有数の急坂。<br />ジェットコースターだなぁ。<br /><br />

    15:22
    はるか下に土合口。
    あそこまで降りる。
    さすが日本有数の急坂。
    ジェットコースターだなぁ。

  • さっき通り過ぎたトマノ耳、オキノ耳を振り返る。<br />少しガスってきた。

    さっき通り過ぎたトマノ耳、オキノ耳を振り返る。
    少しガスってきた。

  • 15:47<br />東尾根。<br />あっちは登山道無し。<br />今下りてる西黒尾根は少しなだらか。

    15:47
    東尾根。
    あっちは登山道無し。
    今下りてる西黒尾根は少しなだらか。

  • 岩、ツルッツル。<br />雨の日は絶対滑る。<br />天候、実力に合わせてルート変えないといけないことを骨身に染みた今回の谷川岳。<br /><br />(;´Д`A

    岩、ツルッツル。
    雨の日は絶対滑る。
    天候、実力に合わせてルート変えないといけないことを骨身に染みた今回の谷川岳。

    (;´Д`A

  • 鎖極力使わず岩場降りるようにした。

    鎖極力使わず岩場降りるようにした。

  • 下山時、タイからの留学生?旅行者?あんちゃん5人とランデヴー。<br />ジーパン、スニーカーでハイキング気分。<br />なんかあったらまずいから彼らの殿につけた。<br />案の定、あんちゃんの一人が林道暗くなったらこけるこける。

    下山時、タイからの留学生?旅行者?あんちゃん5人とランデヴー。
    ジーパン、スニーカーでハイキング気分。
    なんかあったらまずいから彼らの殿につけた。
    案の定、あんちゃんの一人が林道暗くなったらこけるこける。

  • 17:33<br />無事下山。<br />登山指導センターで水呑んだ。<br />うめぇ。<br />天神尾根ルートなら誰でも登れる谷川岳。<br />中芝新道ルート、滅茶苦茶キツかったし怖かった。<br /><br />【備忘録】<br />①破線のルート、上級者ルートは通らない。<br />②登山道見失ったらわかるところまで戻る。<br />③天候に応じたルート設定。<br />④下山無理をしない。暗くなりそうだったら山小屋に泊まる。

    17:33
    無事下山。
    登山指導センターで水呑んだ。
    うめぇ。
    天神尾根ルートなら誰でも登れる谷川岳。
    中芝新道ルート、滅茶苦茶キツかったし怖かった。

    【備忘録】
    ①破線のルート、上級者ルートは通らない。
    ②登山道見失ったらわかるところまで戻る。
    ③天候に応じたルート設定。
    ④下山無理をしない。暗くなりそうだったら山小屋に泊まる。

この旅行記のタグ

46いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (14)

開く

閉じる

  • みかりさん 2014/11/02 23:30:19
    無事で良かった〜
    銭形幸一さん、こんばんは!

    大好きな南アルプスの山小屋は早々ともう閉まってしまってるんですね。
    山の冬の訪れは早いですね・・・

    今回は谷川岳登山。ロープウェーもあるからすごくポピュラーな
    山なイメージだったけれど、亡くなる人も多い危険な山だったんですね。

    今回は上級コースに入った事で、山登りには慣れているはずの
    銭形幸一さんもかなり怖い思いをしたみたいですね・・・

    藪コギって、あの山の斜面に生えているクマザサの道なき道を
    進んで行く感じですよね・・・。今回は滑落も無く無事に登山道に
    復帰できて無事に下山出来て良かったですね。

    元々の標準登山タイムも朝から夕方まで丸一日かかるようなハードな
    コース。大きく道を外れたんだから数時間のロスで終わって良かったです。

    私なんて初心者の山道に迷い込んでも地獄に落ちた気分になるのに・・・(笑)
    ホントにお疲れ様でした〜。今回の旅行記を見て、改めて山道を歩く時は
    無理は禁物だなぁ〜と思いました。自分の実力に合わないと思ったら
    スッパリ戻るなり、ワープするなりしよ〜と。

                                   みかり

    銭形幸一

    銭形幸一さん からの返信 2014/11/04 08:26:41
    良い経験
    おはようございます。
    こんな経験もうコリゴリですが今後の課題が炙り出された点では良い経験。
    簡易式テント、ヘッドライト、アイゼン…。
    どれも山登りには欠かせないと嫌ってほど認識しました。
    今回の経験を糧に来シーズンはより危険を抑えた登山をしようと思ってます。
    みかりさんが登ってらっしゃるような里山、入口わかりづらかったり、案外荒れ放題だったり、虫が多かったり

    ( ´_ゝ`)

    で結構大変なんですよね。

    次の旅行記は下山して、京都のものをUPする予定です。
    訪問ありがとうございます。
  • Oakatさん 2014/11/02 21:20:25
    難コースに絶景あり・・・ですね!
    銭形さん、こんばんは!

    私は5日遅れで一ノ蔵沢まで散歩がてらに行っただけだったけど・・・
    銭形さんは私の5日前にはすごい難コースにチャレンジしてたんですね・・・
    今の私にはもうそんなことはできないなぁ・・・

    難コースに絶景ありですね・・・
    素晴らしい景色に溜息です・・・

    5日違うだけなのに紅葉の具合がずいぶん違いますね・・・
    いい秋色しています・・・

    私は来年もう一度行ってみようと思っています・・・

    素晴らしい旅行記有難うございました・・・

    oakat




    銭形幸一

    銭形幸一さん からの返信 2014/11/04 08:02:51
    紅葉ドンピシャリでした
    おはようございます。
    谷川岳、標高の割に登り応えありました。
    一泊すれば下山後に温泉入る余裕もあったなと少し後悔してます。
    一ノ倉岳から見えた谷川岳馬蹄形縦走路の眺めが素晴らしかったので来シーズン、チャレンジしてみたいものです。
    谷川岳で南アのようなダイナミックな稜線見れるんですね。

  • 蔦之丞さん 2014/10/29 20:04:18
    小さなあそこが縮み上がる。。。
    こんばんは!
    何人たりとも近づけない雰囲気の中
    雰囲気だけじゃない!!!
    見るからに恐怖の連続
    行った人にしか、登った人にしか
    味わえない風景写真をありがとうございます!

    画像からで充分な臨場感が伝わりました。
              蔦之丞

    銭形幸一

    銭形幸一さん からの返信 2014/10/31 07:46:40
    登山道間違えなければまだしも…
    おはようございます。
    登山道間違えて藪の中歩いたのが不安を掻き立てました。
    しかも結構な斜面でしたし。
    上級者コース以外はそれほど危なくありませでしたよ。
    紅葉真っ盛りで良かったです。
  • こあひるさん 2014/10/29 17:21:00
    これぞ命がけ!ですね(笑)
    銭型幸一さん、こんばんは。

    いや〜、怖い怖い!高さがあるから、恐ろしすぎる〜〜(;゚Д゚)。

    山登りベテランの銭型さんですら涙目になるほど・・・こんなところ、私は旅行記で眺めているに限ります〜〜。

    で、眺めているだけだから言えますが・・・ほんとに絶景ですね〜。この景色は高い山に登らないとみることができない光景ですので、私にはきっと無理なんだろうな〜(いや・・・行く気ないです・・・)。

    こあひる

    銭形幸一

    銭形幸一さん からの返信 2014/10/29 18:17:26
    表紙写真は普通の林道から撮影しました
    こんばんは。
    危なかったのは藪コギした斜面です。
    あんな思いはもうコリゴリ。
    表紙写真、谷川岳のシンボル、一ノ倉沢を見上げた写真は普通の林道から撮影したんですよ!
    ロープウェイの下の駅から舗装された平坦な道を1時間弱歩けば絶景を仰ぎ見ることができます。
    こあひるさんが歩いた面白山の遊歩道より絶対安全。

    \(^o^)/

    地元の撮影好きなおっちゃんが自転車こいで来るような場所です。
    心残りは日本一広い露天風呂、宝川温泉につかれなかったこと。
    紅葉の時期の水上も良いですよ。

  • アルデバランさん 2014/10/28 22:16:11
    ヤブ漕ぎ
    銭形様 こんにちわ

    ペンキ印、注意していないと見落とすことってありますよね。
    それとどっちに行っていいか迷うようなペンキも

    でもヤブ漕ぎしてる時も、いい写真撮ってるじゃないですか。
    やぶの中は平泳ぎでしたか?
    それともクロール?

    いずれにしてもお疲れ様でした。

    アルデバラン

    銭形幸一

    銭形幸一さん からの返信 2014/10/29 08:27:30
    平泳ぎですね (-。-;)
    おはようございます。
    やはり人の通らないルートは危険がいっぱい。
    午後1時に一ノ倉岳到着まで日独狐一人いませんでした。
    立ち往生して途方に暮れそうになったら上の稜線を見上げて間をおいて…。
    熊笹、丈が私の目線より低く、見通しが効いたのは不幸中の幸いでした。

    下山直後は疲労困憊でしたが数日経てば笑い話ですね。
    少し経験値増したかな…。
    徐々に近場の低山にシフトしてきます。
  • 玄白さん 2014/10/27 21:06:45
    無事生還おめでとうございます
    銭形さん、こんばんは。

    なんともすさまじい山行でしたね。玄白にはとてもマネはできません。天神平コースが精一杯です。
    何はともあれ、無事生還できて何よりでした。
    今回の経験を生かして、次の山行記では、もう少しハラハラ・ドキドキレベルを下げてください。(^ ^)

    玄白

    銭形幸一

    銭形幸一さん からの返信 2014/10/27 22:49:57
    もう懲り懲りです
    こんばんは。
    玄白さんも谷川岳、トマノ耳まで行かれたんですね。
    以前谷川岳登った時、私も天神平でゴンドラを降り、天神尾根ルートでオキノ耳まで行きました。
    トマノ耳への展望が開けてからの登りキツかったと記憶しております。
    天候、季節に応じたルート選択、必要な装備がまだまだ足りない…山登りって奥が深いですね。
    素晴らしい眺めを満喫できたのがせめてもの救いです。
  • 白い華さん 2014/10/27 13:40:47
    「谷川岳・上級者ルート」を 制覇〜〜っ。
    こんにちは。

    今日は、「奥多摩 御岳山 ハイキング旅行記」に 取り組み中・・・の 私。
    同じ! 「お山・・・の 話題」に 
    銭形さんの 「谷川岳」を 拝見してみました。が
    まぁ〜 「命を 掛けた!シーン」も 沢山 あったみたい。で 
    その 奮闘ぶり!には、『 無事! 帰れて・・・良かったね 』 と 言いたい。って 思いました。

    「805人・・・の 生命を 奪った 谷川岳」は
    日本の お山!だけ・・・では なくて、 「世界 一!の 死亡者」を 出している 「ギネス認定! ワースト ワン・・・の お山」って スゴい!ですね〜。
    素人の 私・・・でも、 「谷川岳」って 難しい。って 知ってました。が まぁ〜 そんな 記録保持・山・・・とは 知りませんデシタ。

    それにしても、 途中・・・の 銭形さん!の
    「芥川龍之介 の 『 蜘蛛の糸 』 の 主人公・・・の 気分」の コメント。に その・・・困難さ! 不安。 死・・・も 考えてしまう 時間。
    を 考えさせてもらいました。

    上級者コース・・・は、登山ルート!の ペンキが 消えかかってて。は、
    ほんと 困りますね〜。
    「藪歩き!の 不安感」が 伝わり、 頂上では より一層、喜び!が あったろう。と 思いました。

    また、一年・・・で 最高に 美しい〜! 「紅葉の 山」は 
    銭形さんを 大い・・・に、 癒してくれたのでは〜?と 思いました。
    「青空で 遠く・・・の 山々。 稜線が くっきり!と 見える 様」は
    お疲れ!の 心身・・・を 回復させてくれたこと。と 思います。

    とにかく、 無事!に 「下界・・・に 戻れて、 何より」って 
    『 御岳山 ハイキング・コース 』 を 乗り切った・・・私。
    同様に 思いますよ〜。 (苦笑)
         これからも よろしくお願いします。

    銭形幸一

    銭形幸一さん からの返信 2014/10/27 22:33:50
    心身ともに疲れ果てました…
    こんばんは。
    一度登った谷川岳だけに甘くみてました。
    前回登ったのは数多くの登山者辿るルート。
    ご年配の方から小学生に至るまで登山を楽しめます。

    今回登ったルート、一ノ倉岳のメジャーな稜線に出るまで誰一人すれ違う人がおらず、もし怪我して動けなくなったらと思うと…。
    南アルプスは山容もなだらかで危険箇所がほとんどないですし、登山道も整備された過保護な状態で山登りしてたんですね。

    もうこんなリスキーな体験はしたくありませんが真っ平らな旧道歩いている時の紅葉の美しさや下から見上げた一ノ倉沢の荘厳さ、稜線のラインの優美さは想像以上。
    どの山もいいのですが、今年一番の紅葉を満喫することが出来ました。
    もう今年は思い残すことはありません。
    徐々に南下し、冬場には白い華さんが登られた御岳山や高尾山も登るつもりです。

    「御岳山 ハイキング」お疲れさまでした。

銭形幸一さんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP