2015/07/03 - 2015/07/03
81位(同エリア342件中)
まみさん
2015/07/03金 カザン観光1日目
・神の顕現教会(Theophany Church)見学
・カザン・クレムリン(10:20-15:25)
クル・シャリーフ・モスク
ブラゴヴェシチェーンスキー(受胎告知)聖堂
シュユンビッケ塔(外観のみ)
歴史博物館
カザン・エルミタージュ(西洋美術館)
タタールスタン共和国美術館企画展
・タタールスタン共和国立博物館(15:30-16:45)
・クレムリンより東エリアを散策
パラスケヴィ・ピャートニッツァ教会
農業館(Agriculture Palace)(外観のみ)
イフドキ教会(外観のみ)
(本当はバガローデツキー修道院に行きたかった)
・カザン・アシュハネ・チャイ・ヨルティ(セルフレストラン)で夕食
・バウマン通りで買い物&ちょっとだけ夜景撮影
【カザン泊:ボン・アミ・ホテル】
タタールスタン共和国のカザンはすばらしかったです。
立案時、モスクワの他にもう一都市行きたいと思案していたときに、ここを推薦してくれた代理店の担当者さんに感謝!
もとはタタール人の町だったところを、ロシア人が占拠してしまったところなので、タタールの香りは旧タタール人居住区にわずかにあるくらいですが、なんといってもクレムリンにはモスクがあります。
正教会とイスラムのモスクが共存していることでも、世界遺産に登録されていますが、いまのご時世でこの共存は、ますます重要な意味を持つと言えましょう。
空模様が曇りだったのは残念でしたが、もう一日中、テンション上がりっぱなしでした。
なにしろ、まだ海外旅行3日目でしたから、なにげないアングルにいちいち写欲がそそられたのです。
そんなわけだから、まさかクレムリンで5時間も撮影散策に費やすことになるとは思いませんでした!
と我ながらあきれる一方で、ある意味、実に私らしいかも、とも思いました(苦笑)。
でも、クレムリン内は観光客にとってすばらしい公園で、正教会もモスクも内部撮影は禁止で残念でしたが、外観だけでも、いろんなアングルでの撮影が楽しめました。きりがないくらいでした。
でも、次にいつ来られるか分からず、そもそも次があるとは限らないので、気の済むまで撮りまくることにしました。
今回の旅のコンセプトはのんびり楽しむことだから。
正教会の地下の付属博物館の方は、撮影OKでした。
展示品の写真ならどんどん撮ってもいい、と係員さんが薦めてくれましたし、実際、写欲がそそられる展示品がたくさんでした。
というわけで、カザン1日目の旅行記は、クレムリン編だけで前後編の2本に分けることにしました。
<2015年ロシア再訪旅行の簡易旅程>
06/30火 職場から成田のホテルに前泊
07/01水 成田第2空港からJALでモスクワへ&モスクワちょっと観光
07/02木 モスクワ半日観光&S7航空でカザンへ
07/03金 カザン観光1日目(クレムリンと国立博物館)★
07/04土 カザン観光2日目(現地ツアーに参加)
07/05日 S7航空でモスクワへ&モスクワ半日観光
07/06月 モスクワ観光4日目&ニクーリン・サーカス
07/07火 モスクワ観光5日目&ククラチョフの猫劇場
07/08水 モスクワ観光6日目&ボリショイ・サーカス
07/09木 モスクワ観光7日目(赤の広場とモスクワ動物園)
07/10金 モスクワ観光8日目(モスクワ動物園とプーシキン美術館)
07/11土 モスクワ観光9日目(アルバート街と東洋博物館)
07/12日 モスクワ半日観光&出国
07/13月 成田第2空港着(猛暑のピークの帰宅)
※この旅行記の対象の日に★印をつけました。
詳細旅程はもう1つのブログ「まみ’s Travel Diarty」
(http://mami1.cocolog-nifty.com/)
の記事に、ハイライト写真と共に前後編に分けて掲載しました。
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2015/07/2015-fd3f.html
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2015/07/2015-7006.html
「カザンの中心 クレムリン(世界遺産)
カザン中心部を流れるカザンカ川左岸、なだらかな丘の上に建つクレムリンは、カザンのシンボルだ。
10〜11世紀、ヴォルガ・ブルガール国境の要塞として造営されたのがクレムリンの始まりとしされている。15世紀にはカザン・ハーン国の軍事、行政の中心となったが、1552年のイワン雷帝の征服により甚大な被害を受ける。後に造営され、軍事、行政の中心となった。現在ではクレムリン内やその周辺にはタタールスタン共和国大統領官邸をはじめとする行政機関、学術機関が集まり、政治、文化、学問の中心となっている。
クレムリン内にはクレムリン内最古の石像の建造物といわれているロシア正教のブラゴヴェシチェーンスキー聖堂とイスラム教のクル・シャリーフモスクがあり、宗教の共存として評価され、2000年にユネスコの世界遺産に登録されている。(後略)」
(「地球の歩き方 ロシア 2014〜15年版」より)
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- その他
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カザン・クレムリンのメインゲートのスパスカヤ塔からもう釘づけ!
ロシアで時々見かける、クラシカルなロケット・タイプの教会のようなゲートです。
モスクワのコローメンスコエにある世界遺産のヴォズネセニエ教会を思い出しました。
もっとも、過去の写真を引っ張り出して比べてみたら、シルエットは似ていても、建物表面などは、思ったほど似ていませんでした。
関連の旅行記
「2013年ロシア旅行〜13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現【第7日目:モスクワ】(2)コローメンスコエ:世界遺産のヴォズネセニエ教会と中に入れなくて残念だったアレクセイ・ミハイロフの宮殿」
http://4travel.jp/travelogue/10856638 -
ゲート前の案内看板とインフォメーション窓口
クレムリン自体は入場無料です。
でも、こんな風にインフォメーション窓口があると、入場券売り場なのかと思って立ち寄る人が多々いるようです。
私は、ここがクレムリン内のミュージーアムの入場券売り場かと思って近寄ったのですが、「フリー!」と叫ばれました(笑)。 -
メインゲートのインフォメーション窓口脇にあったクレムリン案内図
こちらは主にミュージーアム情報が載っていました。英語が併記されています。
クレムリン自体は、メインストリートが1本中央を走っていて、だいたいその道沿いに見どころが並んでいるので、迷うことはありません。
有料のミュージーアムは、せっかくなのでいくつか入りましたが、急いでいる場合は、むしろクレムリンの外にあるタタールスタン共和国立博物館の方がお薦めです。
私自身も、時間配分としては、タタールスタン共和国立博物館の方にもっと時間を割けばよかったと思っています。
もっとも、この日の夜、翌日は現地ツアーに参加して市外に出ようと急に思いつくまでは、カザンでの2日間はまるまる市内観光に当てるつもりでしたから、なおさら、クレムリンでのんびり過ごしたわけです。 -
クレムリン内のかなり広々としたメインストリート
パレードもできそうです。
建物の壁に、クレムリンのみどころの写真が掲示されていました。
その写真から、クレムリン内のいろんなミュージーアムにそそられました。 -
メインストリートの壁にあったカザン・クレムリンの俯瞰図
こちらは建物の情報がありますが、英語は併記されていません。
これとは別に、クレムリン周辺の俯瞰写真もありました。
クレムリンの周辺の教会めぐりをしようと思ったとき、方向音痴の私には、その写真がとても役立ちました。 -
メインストリートから見たメインゲートのスパスカヤ塔
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まさに中世の城壁といった趣の城壁内側とスパスカヤ塔
城壁の一部は16〜17世紀にさかのぼるそうです。 -
中世の城壁と堀
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すぐそばの小さな広場にはタタールスタン共和国史にかかわると思われる人物写真の列柱が並ぶ
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中世らしい見張り塔と城壁
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そのすぐ内側にあった、タタールスタン共和国近代史の展示エリア
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タタールスタン共和国近代史の展示
英語は併記されていなかったので、表題すら読めず、推測です。
このような列柱は、平坦なパネルよりかは、広場としてのデザイン性もすばらしいと思いました。 -
このアングルで眺めるメインゲートにも惚れ惚れ!
写欲がそそられるステキなアングルがありすぎて、ちっとも先に進めません! -
あの建物もおしゃれ!
現在は管理事務所として使われているようです。
その前は何として使われていたのか、そもそも何の建物として建てられたのか、そういった情報は分かりません。 -
ステキな現代彫刻を見つけた@
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管理事務所の建物に近づき、メインストリートではなく城壁沿いに奥へ進むと……
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目に飛び込んできた、麗しいクル・シャリーフ・モスク!
モスクらしい複雑で美しい建築構造とさわやかなブルーの屋根が、とても目を引きます。
現在の建物は、2005年に完成したものです。
クリ・シャリーフとは、1552年のイワン雷帝の攻撃に抵抗したイスラムの指導者(イマーム)の名だそうです。 -
城壁と見張り塔とクル・シャリーフ・モスク・その1
行き止まりではなく、ここからモスクの方へ抜けられました。 -
城壁と見張り塔とクル・シャリーフ・モスク・その2
通郎となっている城壁もステキです。 -
麗しのクル・シャリーフ・モスク!!
もう言葉も出ません!
ただし、こちら側は後ろ側でした。 -
クル・シャリーフ・モスクの近くの城壁の一部はギフトショップ
小さいながらもお店を構えられるくらい、城壁は分厚いということです。
一部、城壁に登れるようになっていましたが、後で登ろうと思ったら、時間がなくなってしまい、登り損ねてしまいました。
後で、ってダメですね。 -
タタールスタン共和国らしい民芸品もあるおみやげ屋
-
古めかしいレンガの城壁
このあたりは、倉庫か牢獄に使われていたと言われてもおかしくない風情でした。 -
クル・シャリーフ・モスクを土台の建物のと併せて
移動すると4つの塔が見え隠れして、どのアングルで撮ろうか悩みました。 -
近づいて見上げるアングル
4つの塔も可愛らしいです。 -
華やかで、かつ、すっきりさわやかな装飾
-
空に伸びていくかんじで
-
モスクのそばの建築物
たいていこういった丸っこい建物がモスクのそばにあります。
集会所かな。 -
麗しのクル・シャリーフ・モスクにしばし見とれる
空がうっすら晴れてきて好都合、と思ったのですが、空の色を出そうとすると、建物が暗くなってしまう、曇天でも撮りづらい逆光でした(苦笑)。
ただし、十分後ろに下がって撮れる分、広角レンズを少しズームして、歪みのない全体像が撮れましたが、全体的にずんぐりむっくりに撮れました。 -
モスクを背にすると見られる景色
シュユンヒゲッケの塔と近代ロシアらしいパステルカラーの建物も見えています。 -
中庭と石碑
砂漠の多いイスラムの国では、こういう建築物は泉のシンボルでもあったと思います。
碑文はロシア語とタタール語の2か国語で書かれてありました。
なんと書かれてあったか、全然分かりませんでしたが、人名も並べられ、詩の一部のような引用があり、なんとなく慰霊碑のようでした。 -
すばらしいプロポーションのクル・シャリーフ・モスク
ふだん使いのTAMRONの18-270mmの広角ズームレンズにて。 -
堂々たる存在を誇るクル・シャリーフ・モスク
CANNONの10-22mmの超広角レンズにて。 -
超広角レンズで周辺の建物と共に
ちょっとデ・キリコ風?
クル・シャリーフ・モスクが気に入ったので、いろいろ撮ってしまいました。 -
おみやげ屋台が並んでいた、モスク脇の建物
昔もこのあたりの建物はバザールなどだったろうと思います。 -
クル・シャリーフ・モスクの中へ入る
-
クル・シャリーフ・モスクの入口
内部撮影は禁止ですが、見学自体はできます。
ただし、祈りの目的のために来たのではなく、ただの見学の場合は、2階バルコニーに案内されました。
内部は、外観のイメージに合う、白とブルー基調のさわやかで美しく、星をイメージさせるデザインでした。 -
地下のイスラム文化博物館へ
入場料はメモしそこねました。200.00ルーブルくらいだったかな。
(2015年7月現在、1ルーブル=約3円で換算)
博物館の中は撮影OKです。
どうぞ、どうぞ撮ってください、と歓迎(?)されました。 -
素晴らしいガラス絵が数多く展示
ガラスなので、ライトの映り込みが入りがちでしたが、とても気に入ったので、写真に撮っておきたいと思ったやつで、かつ映り込みがひどくならない作品を選んで、何枚か写真を撮りました。
このモスクは、もちろん、ここのモスクではないです。 -
ヤシの木からして北アフリカのイスラムとモスクかな
北アフリカの国で私が行ったことがある唯一のチュニジアを思い出しましたが、壁に囲まれたかんじは似ていても、ミナレットの形がチュニジアのものっぽくない気がしました。 -
アラビア文字とモスクの絵のバランスもいいかんじ@
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アラビア文字そのものが書道のように絵になる
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小さな装飾品もあり
ヤギでしょうか、ヒツジでしょうか。
いまひとつ分からなかったけれど、形が気に入ったので。 -
大きなコーラン書見台の形をしたモニターとイスラム建築らしいつららの形のシャンデリアがある中央部
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巨大なコーラン書見台
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書見台に乗ったコーランの形をした解説モニター
10-22mmの超広角レンズで撮りました。
VTRはロシア語だったので、中身は分かりませんでした。 -
ガラス絵や資料は周辺に展示
これも10-22mmの超広角レンズで撮りました。 -
噴火した山々と巨大な目の奇跡?
イスラム教徒に伝わるなにかの伝説のイラスト化ではないかと思います。
いったいどんな内容なのだろう、と興味をかきたてられる絵でした。 -
マネキン人形による昔のタタール人の子供の教育シーン
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色違いでお揃いの美しいガラス絵〜ブルーバーション
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色違いでお揃いの美しいガラス絵〜レッドバージョン
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色違いでお揃いの美しいガラス絵〜ペール・ブルーバーション
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別にモニターにあった15〜21世紀のカザン・クレムリンの変遷のコンピューターグラフィックより
まずは15世紀のカザン・クレムリン。
城塞の町らしくクレムリン内に民家がたくさんです。
正教会が2つ見えます。 -
町が広がっていた時代
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現在、行政の建物のとして使われている宮殿があるあたりはぎっしり民家
これらの城塞都市は、1552年のイヴァン雷帝によるカザン攻略後に破壊されてしまったものだと思います。 -
正教会の形が今とは違う
形としては、私が思い出せる限り、ウラジーミルで見たドミトリエフスキー聖堂に近いと思いました。
ドミトリエフスキー聖堂の写真があるウラジーミル旅行記
「2013年ロシア旅行〜13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現【第6日目:ウラジーミル】(1)見晴らしの良い高台の上にそびえる世界遺産の白亜の聖堂」
http://4travel.jp/travelogue/10851941 -
正方形プランの正教会が3つあった時代
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現在モスクがあるところに近世の宮殿が出現
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シュユンビッケの塔が見える
民家がほとんどなくなりました。 -
近世の宮殿にズーム
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このアングルで見ると正教会が5つは見える
中央に黄金ドームを抱く正教会2つと、手前の黄金ドームの正教会の前に1つ、それからその左隣とさらに左隣に2つ確認できました。 -
建物の外観が形はほぼそのままで、宮殿や正教会や塔が華やかに
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正教会の塔がとてもカラフル!
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今は残らない正教会がますます華やかに
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先ほどのカラフルな塔が消え
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クル・シャリーフ・モスクが出現
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そして現在のクレムリン
カザン・クレムリン(後編)へとつづく。
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この旅行記へのコメント (2)
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- eahawkさん 2016/02/01 23:04:15
- 素晴らしい建築物!
- どうもご無沙汰しております。
モスク、ロシア建築とイスラム建築の融合がいい様もなく素晴らしいですね!
- まみさん からの返信 2016/02/02 12:33:41
- RE: 素晴らしい建築物!
- eahawkさん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。
最近の私は動物園の旅行記ばかり作成していますが、その合間にほそぼそと去年のロシア旅行もすすめてますー@
カザン・クレムリンは後編も今日中にアップできると思いますので、またご覧になってください。
美しいものは相性がいいのか、ロシア建築とイスラム建築が1つのエリアにあっても、相互に高めあっているようでした@
> どうもご無沙汰しております。
> モスク、ロシア建築とイスラム建築の融合がいい様もなく素晴らしいですね!
>
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