2019/06/26 - 2019/06/26
1位(同エリア597件中)
関連タグ
bunbunさん
- bunbunさんTOP
- 旅行記167冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 493,292アクセス
- フォロワー860人
カリフォルニア州東部、シェラネバダ山脈(Sierra Nevada、スペイン語で雪の山の意)の西山麓に広がる面積3081 km2のヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)内にあって、面積18 km2のヨセミテ・バレー(Yosemite Valley)およびその周辺の白い花崗岩の山々、絶壁、そこから流れ落ちる数々の滝、さらにはその東に位置するテナヤ渓谷(Tenaya Canyon)のミラー湖(Mirror Lake)を見学してきました。
この地は1864年州立公園に、1890年国立公園に指定され、1984年にはユネスコの世界自然遺産に登録されています。
この公園の歴史、地質等はウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%86%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%85%AC%E5%9C%92
に良く説明されていますので、興味のある方はご覧ください。
PR
-
7:20、カリフォルニア州(State of Carifornia)はオークハースト(Oakhurst)の宿泊ホテル:コンフォート イン ヨセミテ エリア(Comfort Inn Yosemite Area)の朝。
この後9:00にホテルを出発、カリフォルニア州道SR 41(State Route 41)*) およびそれに続くワウォナ・ロード(Wawona Road)を北に約75 kmバスで走り、ヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)をめざします。
*) 「地球の歩き方」ではCA-41としていますが、この表記は間違いです。 -
ホテルから約40 km、ワウォナ・ロードを 走るバスの車窓からの風景。
山林火災があったみたいですね。 -
ホテルから約53 km 走ったヨセミテ・ウエスト(Yosemite West)を過ぎた付近の車窓の風景。
ここもだ。
もうすぐヨセミテ・バレー(Yosemite Valley)に入ります。 -
ホテルから約60 km、ワウォナ・ロードは東に向きを変え、ヨセミテ・バレーに入って来ました。
左に1枚花崗岩のエル・キャピタン(El Capitan)遠くにハーフ・ドーム(Half Dome)が見えます。 -
東の向きを変えて約5 kmでワウォナ・ロードは、サウスサイド・ドライブ(Southside Drive)に合流します。そこから数百メートル東に進んだ地点の北側の風景。
-
さらにまた数百メートル東に進みました。
マーセド川(Merced River)です。 -
サウスサイド・ドライブをさらに5 km程東に進みました。
北側の車窓の風景。
草原の向こうの花崗岩の絶壁から豪快に流れ落ちる滝が見えます。
ヨセミテ滝(Yosemite Falls)です。 -
200 m程走ったところで、ヨセミテ滝、ズームイン。
-
さらにまた200 m程走ったところで、ヨセミテ滝。
下のほうに、ローワー・ヨセミテ滝(Lower Yosemite Falls)上部がちょこっと見えます。 -
後方(西)、ヨセミテ・バレー。
-
マーセド川に架かるセンティネル橋(Sentinel Bridge)を渡り、センティネル・ドライブ(Sentinel Drive)を通ってマーセド川の北側を川に沿って走るノースサイド・ドライブ(Northside Drive)に入り、西に進んで来ました。
前方、ヨセミテ・バレー西側。 -
ここからも見えるヨセミテ滝。
-
樹々の間から一瞬ローワー・ヨセミテ滝が見えました(中央やや右)。
-
ヨセミテ・フォールズ・トレイルヘッド(Yosemite Falls Trailhead)の駐車場でバスから降りました。
北西側、花崗岩の絶壁。
左の木は、米国西部シェラネバダ山脈に分布するジェフリーマツ(Jeffrey Pine、Pinus jeffreyi)です。葉は針状3本束で長さ12~23 cm、松かさは長さが12~24 cm、樹脂はバニラ、レモン、パイナップル、スミレ、リンゴのような香りがするそうです。 -
ヨセミテ・バレー内は無料バス:バレー・シャトル(Valley Shuttle)とエル・キャピタン・シャトル(El Capitan Shuttle)が循環しています*)。前者はヨセミテ・バレー・ロッジ(Yosemite Valley Lodge)付近から東を7:00~22:00の間10~20分間隔で、後者はバレー・ビジター・センター(Valley Visitor Center)付近から西を7:00~17:00の間毎時00分と30分の30分間隔で、5月末~10月初旬の間運行します。両者ともバス停に番号が振られており、バスはこの順番に循環します。
私達はバレー・シャトルでミラー湖(Mirror Lake)に向かうため、バス停:#8ヨセミテ・バレー・ロッジ(Yosemite Valley Lodge)にやって来ました。
このバス停付近からもヨセミテ滝とローワー・ヨセミテ滝上部が少しだけ見えます。
*) ルート・マップは
https://www.travelyosemite.com/media/821232/yosemite-valley-shuttle-system.pdf#search=%27Valley+Shuttle+Yosemite%27
で入手できます。 -
ヨセミテ滝とローワー・ヨセミテ滝上部、ズームイン。
-
センティネル橋を渡るシャトルバスから東方に見えたマーセド川とハーフ・ドーム。
シャトルバスはセンティネル橋を渡った後サウスサイド・ドライブに入り東に進みますが、1.6 km先で道路名はハッピー・アイル・ループ・ロード(Happy Isle Loop Road)に変わります。 -
ハッピー・アイル・ループ・ロードのバス停:#15アッパー・パインズ・キャンプグラウンド(Upper Pines Campground)を越えたあたりで、シャトルバスから望遠で見たハーフ・ドーム。
-
ハッピー・アイル・ループ・ロードのバス停:#17ミラー・レイク・トレイルヘッド(Mirror Lake Trailhead)でシャトルバスを降り、ミラー・レイク・トレイル(Mirror Lake Trail)をまずは東に歩いて約1.5 km先のミラー湖に向かいます。
-
途中で見えたハーフ・ドーム(左奥)。
-
途中で見えたグレイシャー・ポイント(Glacier Point、右岩山の上。後で行きます。)。
この辺りからトレイルは北に向きを変えます。 -
前方に見えて来たのは、ミラー湖のローワー・プール(Lower Pool、以下で説明します)です。
-
説明板がありました。
その中の図です。
現在地は左下の”You Are Here”と書かれた所です。
黒く塗りつぶされた領域が、水が豊富にある季節のミラー湖で、瓦礫ダム(Rock Rubble Dam)の上がアッパー・プール(Upper Pool)、下がローワー・プールとなります。
この湖は季節によって形が変わりますので、グーグルマップのミラー湖とは形が異なります。
ミラー湖は、テナヤ川(Tenaya Creek)にある小さな季節限定(春から初夏)の湖です。ノース・ドーム(North Dome)とハーフ・ドームの間にあるテナヤ渓谷(Tenaya Canyon)(後で地名のイラストを示します)に位置し、最終氷期であるウィスコンシン氷期(Wisconsin glaciation、7.5万年前~1.1万年前)の終わりにヨセミテ・バレーの大部分を埋めていた大きな氷河湖*) の最後の残骸であり、堆積物により消失しつつあります。
*) 以下にイラストを示しましたのでご参照ください。
「自然のダム
多分わずか300~400年前に、巨大な落石がこの峡谷を埋め、テナヤ川をせき止めました。
自然をいじる
19世紀の観光客は、ミラー湖のアッパー・プールの鏡映風景を賞賛しました。プールとそれによる鏡映風景を拡大するために、初期の起業家は自然のダムに岩を積み上げました。皮肉なことに、これによってプールは砂とシルトで一杯になり、湖の定期的な浚渫を余儀なくさせました。今日、国立公園局はテナヤ川とミラー湖を自然な形で管理しています。
堆積物はアッパー・プールに蓄積され続け、徐々に浅くなってきています。春の水の力は、ダムのない下部プールのほとんどの堆積物を洗い流します。
春から初夏にかけて、小川はダムの両側にある2つのプールに戻ります。」
―説明文を意訳― -
少し北に進んで見たローワー・プール。
中央前方に瓦礫ダムが白く見えます。
中央やや左の岩山はワトキンズ山*)(Mt. Watkins)です。
*) ネット検索するとグーグルマップも含めて「ワトキンス山」が沢山出てきますが、”n”は有声音ですから後に付く”s”の発音は「ズ」と濁ります。「ワトキンス山」は間違いです。 -
少し進んで見たローワー・プールとハーフ・ドーム。
-
ハーフ・ドーム。
左端はアーウィヤ・ポイント(Ahwiyah Point)です。
この後トレイルは湖に沿って東に向きを変えます。 -
東に少し進んで見たハーフ・ドーム。
-
また少し北上しました。
リス君見っけ。
可愛いねえ、餌でも探してんのかなあ。 -
アッパー・プール。
この後トレイルは湖に沿って西に向きを変えます。 -
西に移動して来ました。
アッパー・プールの中間付近です。
これぞミラー湖だ。
ワトキンズ山も綺麗に映ってるねえ。 -
ということで、ガイドさんにお願いして記念に1枚撮ってもらいました。
中央の岩の上で両手を上げているのが私。どうでもいいか。
ミラー湖見学はこれで終わりです。
この後、今来たミラー・レイク・トレイルをバス停:#17ミラー・レイク・トレイルヘッドまで引き返し、バレー・シャトルでバス停:#2ヨセミテ・ビレッジ(Yosemite Village)まで戻ります。 -
引き返す途中、バス停近くのトレイルにいたドングリキツツキ(学名:Melanerpes formicivorus、キツツキ目キツツキ科)です。
-
時間節約のため、ヨセミテ・ビレッジでランチボックスの昼食をとり、グレイシャー・ポイントまでの往復バスツアーです。
ノースサイド・ドライブを西に向かう途中、エル・キャピタン・ドライブ(El Capitan Drive)が合流する付近で北に見えた花崗岩の1枚岩のエル・キャピタン(El Capitan)。 -
少し走って、リボン川(Ribbon River)手前付近で北に見えたエル・キャピタン。
-
リボン川を過ぎた付近で北側遠くにに見えたリボン滝(Ribbon Fall)。
春(3月~6月頃)にのみ現れ、高さ491 m、段状でない1本の滝としては北米で一番高い滝です。 -
西に走って、バレービュー(Valley View Yosemite)の駐車場でシャトルバスから降りました。
東方の風景。
右の滝はブライダルベール滝(Bridalveil Falls)、その上はカテドラルロック(Cathedral Rocks)、で、右からハイアー・カテドラルロック(Higher Cathedral Rock、カテドラルロックス・イースト(Cathedral Rocks East))、ミドル・カテドラルロック(Middle Cathedral Rock)、ローワー・カテドラルロック(Lower Cathedral Rock)、手前はマーセド川、左はエル・キャピタンです。 -
ブライダルベール滝、ズームイン。
ローワー・カテドラルロックの左の尖って見える岩はセンティネル・ロック(Sentinel Rock)です。 -
ブライダルベール滝、さらにズームイン。
落差188 mです。
詳細は
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%BB%9D_(%E3%83%A8%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%86)
をご覧ください。 -
ここからはさっき見えたリボン滝もみえます。
-
1997年1月2日11:00 pm、洪水で川のレベルは赤い標識の白い矢印の位置まできたそうです。基準になるものが何も写ってないので具体的な高さが分からないかも知れませんが、約1.8 mです。怖いですねえ。
-
標識の横に説明板がありました。
以下はその説明文の意訳です。
「氷河の力
古代の河川に続いて、一連の氷河がこの峡谷を形成しました。氷河が溶けたとき、その後に、崖の壁から引き剥がされて氷の川に運ばれた岩の山を残しました。これらの山はモレーン(moraine)*) と呼ばれます。最後の氷河移動の後に残されたモレーンは、ブライダルベール滝近くのマーセド川をせき止めました。氷河が溶けると、浅い湖が形成され、最終的に小さな岩と堆積物で満たされました。これは、今日見られる平坦な谷底の原因を説明しています。
変わり続ける風景
氷河は14,000年以上前にここでの活動を終えましたが、ヨセミテは活動的な場所のままです。マーセド川はこの谷を形作り続けています。 1997年1月2日、ここの駐車場は6フィートの深さまで洪水で覆われました。」
左のイラストは3万年前の様子です。
「ヨセミテ渓谷を流れる最後の氷河はピークに達しました。この図の下部にあるように、モレーンはブライダルベール滝で低い尾根を形成しています。」
―説明文の訳―
右のイラストは1万年前の様子です。
「氷河が後退したときに残されたモレーンによって浅い湖が作られました。」
―説明文の訳―
*) https://4travel.jp/travelogue/11220419 にニュージーランドはフッカー川のモレーンの写真を何枚か載せましたの興味がある方はご覧ください。 -
シャトルバスに戻って、ノースサイド・ドライブからサウスサイド・ドライブ経由で、ホテルからヨセミテ・バレーに来るときに通ったワウォナ・ロードに移り、西に走ってその方向が南に変わる付近手前まで来ました。車窓から見た北側の風景。
大きな花崗岩がむき出しになってますねえ。
花崗岩の下を走る道路はノースサイド・ドライブから西へエル・ポータル・ロード(El Portal road)を介して続くビッグ・オーク・フラット・ロード(Big Oak Flat Road)です。
ビッグ・オーク・フラット・ロードの下の谷にエル・ポータル・ロードとマーセド川がありますが、谷が深くて見えません。 -
花崗岩の上を走ってます。
-
1つ上の写真の位置から8 km程南下しました。
火災があったみたいですね。真っ黒な樹々の幹です。来るときもあったか。
この後2 km程走って、グレイシャー・ポイント・ロード(Glacier Point Road)に入り東に進みます。 -
グレイシャー・ポイント・ロードが北に方向を変えた付近の東側の風景。
-
1つ上の写真の右側をズームイン。
高い山は左からクラーク山(Mt. Clark、3512 m)、グレー・ピーク(Gray Peak、3527 m)、レッド・ピーク(Red Peak、3566 m。2つ重なっている奥の方)です。 -
2つ上の写真の左側をズームイン。
中央の山はスター・キング山(Mt. Starr King、2772 m)です。 -
北上して、ワッシュバーン・ポイント(Washburn Point)に着きました。
東方の風景。
肝心の・・・ -
ここで参考のために、この先にあった説明板を先に示します。
山や滝の名称は私が日本語に書き換えました。高さの単位は”feet”から”m”に変換してあります。
「堅固な花崗岩の壁に2つの大きな割れ目が生じたとき、バーナル滝(Vernal Fall)とネバダ滝(Nevada Fall)の創造の舞台は整いました。氷河は割れ目を下方に削り取り、ときに「巨大な階段」と呼ばれる2つの垂直な滝を残しました。バーナル滝とネバダ滝は、遥か下流のヨセミテ渓谷を流れるマーセド川の一部です。」
―説明文の意訳― -
この説明板も上と同様の加工をしてあります。
「この優れた地点から、ヨセミテ国立公園の約4分の1を見ることができます。遥か遠くの尖った峰は氷河で覆われませんでした。氷河は横から岩を切り取りましたが、決して頂上を乗り越えませんでした(もしそうであれば山は滑らかで丸みを帯びているはずです。)。約2百万年にもわたる氷期の最盛期、氷はヨセミテ・バレーを埋め尽くし、今あなたが立っている場所*)から約200 m上に達しました。あなたの下の谷の形は、それら古代の氷原による彫刻の結果です。」
―説明文の意訳(”feet”は”m”に変換しました)―
*) 著者注:グレイシャー・ポイントの標高は2199 m、ヨセミテ・バレーの底にあるカリー・ビレッジ(Curry Village)からの高さは980 mです。 -
ハーフ・ドームも見えます。
-
ハーフ・ドーム。
-
グレイシャー・ポイントの手前まで来ました。
東方の風景。 -
グレイシャー・ポイントの駐車場に着きました。
バスを降りて遊歩道をグレイシャー・ポイントに向かいます。
その途中にあった説明板です。
地図は右下の矢印方向がほぼ北です。
その矢印の少し左、”You Are Here” と書かれたオレンジ色の〇が現在地、その下が駐車場です。 -
1つ上の写真の左端の小さな写真を拡大しました。
これはグレイシャー・ポイント北端のオーバーハンギング・ロック(Overhanging Rock)と呼ばれる岩の上で、スカートの2人の女性が脚を上げてポーズをとっているところです。
詳細は後で説明します。 -
遊歩道を東に進み、展望台にやって来ました。
東方の風景。
はっはー、これはいい。
中央やや左の高い岩はハーフ・ドーム(2695 m)、その右はテナヤ渓谷、テナヤ渓谷を挟んで反対側の奥の山はワトキンズ山、左端手前の頭が丸い岩はノース・ドーム、その右の頭が丸い岩はバスケット・ドーム(Basket Dome)、その上の遠くに見える白い雪山はホフマン山(Mt. Hoffmann、3307 m)です。 -
1つ上の写真の両側も入るようにパノラマ撮影です。
右側にハーフ・ドームと似た形の岩が見えていきましたが、リバティー・キャップ(Liberty Cap)、左側がグレイシャー・ポイントの方向です。左端に小屋が見えますが、これは1924年にトレイルサイド博物館(Trailside Museum)として石造りで建てられたもので、今は博物館(Glacier Point Trailside Museum)の名前が残っていますが、実際は避難所です。 -
20 m程北に移動しました。
リバティー・キャップの右と下に滝がみえます。 -
滝、ズームイン。
上が落差181 mのネバダ滝(Nevada Fall)、下が落差97 mのバーナル滝(Vernal Fall)です。 -
バーナル滝、ズームイン。
-
ハーフ・ドーム、リバティー・キャップ、ネバダ滝、バーナル滝を入れて。
-
1つ上の写真の左側。
テナヤ渓谷とワトキンズ山を入れて。 -
2つ上の写真の右側。
リバティー・キャップ、ネバダ滝、バーナル滝、クラーク山、スター・キング山を入れて。 -
上の3視野まとめてパノラマ撮影。
-
100 m程北に移動して、博物館の東にやって来ました。
東方の風景。
同じような風景ですがテナヤ渓谷はよく見えるようになりましたね。 -
バーナル滝の下も見えるようになりましたかね。
-
せっかくなんで、ツアーのメンバーさんにお願いして写真を撮ってもらいました。
中国のAIなら、顔認識できますかねえ。 -
バックを変えてもう一枚。
私のポーズはいつも同じだな。
まー、ピースをする歳でもないからねえ。 -
さてと、遊歩道を通ってグレイシャー・ポイントに向かいます。
-
途中木が邪魔をして見晴らしが良くない場所を通ります。
-
北に40 m程移動して垂直な崖の上の柵の所まで来ました。
パノラマ写真です(中央が北東)。
はっはー、大絶景じゃないか。邪魔するものが何もない。
ここがグレイシャー・ポイントのベストポイントってとこですか。 -
ここにあった説明板です。
山や滝等の名称は私が日本語に書き換えました。高さの単位は”feet”から”m”に変換してあります。
「氷河が渓谷から退くと、その跡に岩の山と砂利の残骸(モレーンと呼ばれる)が残りました。モレーンの後ろで、マーセド川の水が集まり、古代のヨセミテ湖ができました。湖は徐々に川に運ばれた堆積物で満たされ、平らな谷底に置き去りにされました。ヨセミテの管理者:ガレン・クラーク*)と他の住民は、地下水面を下げるために1890年にモレーンをダイナマイトで破壊しました。地中の水位が下がると、木が成長し、谷の草地が縮小し始めました。」
―説明文の意訳―
*) Galen Clark(1814-1910)
「古代ヨセミテ川は、マーセド川によって刻まれた深いV字峡谷を約1 kmにわたって流れ落ちました。氷期の間に、峡谷は氷河によってえぐりとられ、垂直壁を有するさらに急なU字型になりました。ヨセミテ川は、この谷床から800 m程上に残されました。このような川はヨセミテ滝のように絶壁を急降下します。冬の雪解け水がなくなると、通常夏の終わりまでに、ヨセミテ滝は次第に水量が減少し、しばしば完全に干上がります。」
―説明文の意訳(”feet”は”m”に変換しました)― -
パノラマ写真です(中央が北)。
左端に滝が見えますね。 -
1つ上の写真の滝方向を通常撮影。
滝はさっきヨセミテ・バレーから見たヨセミテ滝です。 -
以下北北西から少しずつ右(東)に方向を変えた写真を示します。
北北西方向。
左は谷に飛び出した、谷から約980 mの高さにあるオーバーハンギング・ロック(Overhanging Rock)です。
スリルを求める命知らずの観光客が20世紀初めにこの岩にのって様々なポーズで撮影した写真が、
https://www.dailymail.co.uk/news/article-2299691/Yosemite-National-Park-Vintage-photos-tourists-risking-life-limb-posing-Overhanging-Rock.html
に載っていますので、興味のある方はご覧ください。
右はヨセミテ滝です。 -
中央にヨセミテ滝、その下の谷間の平地にヨセミテ・ビレッジが見えます。
-
谷間の平地にはヨセミテ・ビレッジ、アワニーホテル(Ahwahnee Hotel)が、その向うにロイヤル・アーチーズ(Royal Arches)の絶壁、その上に丸い頭のバスケット・ドームとノース・ドーム、遠くに雪を被ったホフマン山が見えます。
-
左からバスケット・ドーム、ノース・ドーム、テナヤ渓谷とその中のミラー湖、ハーフ・ドームです。
-
左はハーフ・ドーム、遠くの山は左からフローレンス山(Mt. Florence)、クラーク山(Mt. Clark)、スター・キング山、中央やや右はリバティー・キャップ、その右下はネバダ滝、その左下はバーナル滝です。
-
テナヤ渓谷のミラー湖、ズームイン。
-
出発の時間が近づいたので、そろそろ駐車場に戻ります。
皆さん様々なところで写真撮影です。 -
右は来るときに遠くに見えた博物館です。
-
駐車場へ。
振り返るとハーフ・ドームだ。 -
駐車場脇にトイレがありますが、お勧めできません。
-
トイレはこちらにもありますが同様です。
-
来た道をグレイシャー・ポイント・ロード、ワウォナ・ロードと引き返し、ワウォナ・ロード脇のアーティスト・ポイント・トレイル(Artist Point Trail)にやって来ました。
東方の風景。
左の岩はエル・キャピタン、中央はブライダルベール滝です。
先ほど見た時とは見る方向も時刻違うので見え方も違います。 -
ブライダルベール滝、ズームイン。
-
ヨセミテ・バレーのジオラマ。
上が北です。
谷の手前中央やや右がグレイシャー・ポイント、その右がハーフ・ドームです。 -
1つ上の写真とは反対側から見たヨセミテ・バレーのジオラマ。
谷の向こう中央やや左がグレイシャー・ポイントです。
これでアメリカ西部国立公園の観光は全て終了。
今日の宿泊ホテル:カリフォルニア州フレズノ(Fresno)のウィンダム・ガーデン・フレズノ・ヨセミテ・エアポート(Windham Garden Fresno Yosemite Airport)に向かいます。
あっ、旅行記はまだまだ続きます。多分。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (6)
-
- nikさん 2020/05/05 09:43:01
- 懐かしいですね…
- 僕も昔ココへよく行ったものでした。
お写真を拝見し懐かしく思っておりました。
そして僕もハーフドームを背景に写真を撮ってきたりもしたのでした。
アメリカは年1.2回出張するのですが、時間が細切れのためになかなか時間を作ることが出来ません。
しばらくはヨセミテもおあずけのようです。
- bunbunさん からの返信 2020/05/05 17:22:53
- RE: 懐かしいですね…
- nikさん、こんにちは。
ご訪問、私の拙い旅行記にいつも投票ありがとうございます。
私はこの旅行以前アメリカにはそれほど興味は無かったんですが、ただイエローストーンのカラフルな目玉だけはずっと見たいと思っておりました。そんな折、前年マダガスカルのツアーでお世話になったユーラシア旅行社さんから情報誌が届き、それを見ていた妻が「ほら、あんたが行きたがっていたイエローストーンのツアーが載ってるよ。」と教えてくれました。マダガスカルは最高に楽しかったので、この旅行社さんなら間違いないだろうと即申し込みましたが、その中にヨセミテも入っておりました。ヨセミテは観光地化され過ぎていて、誰もが行く平凡は所だろうと思っていましたが、行ってその絶景にびっくり、やはり有名なだけあると思いました。このツアーは16日間の長丁場でしたが、イエローストーンやヨセミテ以外にも見所満載で、現地ツアーガイドさんやバスの運転手さんも素晴らしくて大満足でした。
私は定年退職して毎日が日曜日になりましたので、このような長いツアーにも参加できるようになりましたが、nikさんも定年退職されたら、思う存分世界を飛び回ってください。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
bunbun
- nikさん からの返信 2020/05/05 19:43:16
- RE: RE: 懐かしいですね…
- 僕も「THE NORTH FACE」ブランドを使うようになってから興味を持ちヨセミテ行ってきました。
そして最近では「ANAホテル」を最大限活用すれば、弾丸旅行が出来ることを知りました。
土日をうまく活用して弾丸旅行が出来るのは先達の4トラメンバーさんのおかげです。
ヨセミテなどの遠距離は無理かもしれませんが、観光旅行を楽しみに働きます。
お互いたくさん旅をしましょうね。
これからもよろしくお願いいたします。
-
- 一休さん 2020/01/05 11:41:12
- ああ懐かしい
- 一休夫婦は幼い時から貧乏で育ち、贅沢なことはしなくて働いてきました、やっと貯金も少しできて家も建て余裕が出来て初めて行った海外旅行がアメリカ西海岸のツアーでした、その時の観光にサンフランシスコ、ヨセミテ国立公園で感動しました。
30年ほど前のことです、(その時42歳ぐらい)
懐かしくブログを見せてもらいました。
岩山にロッククライマーが...おおおスゲー
- bunbunさん からの返信 2020/01/05 21:25:38
- RE: ああ懐かしい
- 一休さん、こんばんは。
ご訪問、私の拙い旅行記にいつも投票ありがとうございましす。
そうでしたか。私も故郷が信州の山の中で、裕福な育ちではありません。
今回のツアーはイエローストーンのカラフルな池を見たくて申し込みましたが、他にも米国西部の国立公園が沢山含まれており、予想外の素晴らしさに感激しました。ヨセミテはあまりに有名なので、誰もが行く平凡は観光地だろうと思っていましたが、行ってその絶景にびっくり、やはり有名なだけあると思いました。
一休さんはロッククラマーをご覧になったのですね。
ガイドさんが、「ヨセミテの花崗岩の絶壁は、ロッククラマーに人気の場所で、沢山のクライマーがやって来ます。ほら、あそこにも。」とバスの中で指差してくれましたが、残念ながら私には分かりませんでした。
bunbun
- 一休さん からの返信 2020/01/05 22:16:43
- RE: RE: ああ懐かしい
- 返信ありがとうございます、今から考えれば、あの旅行から人生が少し変わったかもしれません。
今タイで生活している源かもしれません。
一休
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ヨセミテ国立公園周辺(アメリカ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
6
89